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カテゴリー「761 父」の18件の記事

2018年11月18日 (日)

マイカー更新

昨日、マイカーを更新した。こんなことがあって更新してからもう6年2か月だ。とても愛着がある車で、昨日の朝、最後のお掃除をしたときはさびしかった。

  1. 消費増税
  2. 車検切れ
  3. 下取り査定
  4. 希望車種
  5. 希望装備
  6. 資金繰り
  7. 定年退職

これらの条件が複雑に絡み合う多変数関数だった。昨年9月の車検からずっ考えづけていたけれど、なんとか最適解にたどり着いた。納車日の昨日は父の祥月命日で、ディーラーさんから提示された納車候補日から迷わず選択した。現役サラリーマンとしては最後の更新となる。

父の墓前で報告し、新車の安全をお願いしてからディーラーに直行した。前の車の走行距離は60,180kmとなった。週末以外は最寄り駅までの送迎にしか使わないのに走ったほうだ。最後に新旧の車を並べて撮影して、バトンタッチの儀式をした。

今回の目玉装備は車載ハードディスクにお気に入りのCDを登録しておけるシステム。気に入っている。何を収録しようかと考えるのも楽しみだ。マイカーにカーナビを載せるのも初めてである。

画像はもちろん、メーカー、車種、色、登録ナンバーなど公開は、はばかれる。しかしながら展開中のバロック特集に割って入るだけの工夫をしたとだけ申しておく。8月14日のレポートが終わり、明日から8月15日の報告に移る切れ目に合わせるのに少しだけ苦労した。

購入後最初に再生した曲は、バロック特集中とはいえ、さすがにブラームスで、「Geistlischeslied op30」とした。

長く乗れるはずだ。

2017年11月27日 (月)

両親の少年時代

自分の両親の幼年時代についてどれほどの情報があるだろう。両親や祖父母から聞かされていた話、古びた写真だけが情報ソースだ。昭和の初めの歴史や世相についての情報は豊富だが、両親のパーソナルなネタはあまり豊富とは言えない。両親の結婚後あるいは私の誕生後の話になると少しはマシになる程度である。

ましてや祖父母の幼年時代となるとお手上げだ。

ところが、その祖父母よりさらに80年遡るブラームスの少年時代の方が下手をすると情報が多い。ブラームスほどの人物だから研究の厚みと歴史がある。私にしたって両親の少年時代のことよりもブラームスの少年時代の方が多くを語れそうだ。これをもって親不孝と言われても困る。両親が著名人でもない限り子供の代で忘れられてしまう方が自然だ。

「死んでも人々の心の中に残る」という言い回しを耳にする。人々から思い出してもらえる間は、心の中で生き続けるということだ。その通りだと思う。でも悲しいかな一般人は、孫の代までだろう。ところがブラームスは作品や伝記を通じて形作られたイメージが、世代を経ても語り継がれている。

ブラームスは生き続けている。

2017年11月17日 (金)

父没後20年

父が没してから今日でちょうど20年だ。

先週日曜日に墓参りした。先回りして花を供えてくれた旧来の知人がいた。「もう20年ですね」とあたたかなメッセージも届いた。彼らとのつきあいはさらに長く30年近くになる。親戚づきあい以上だ。おつきあいが始まったころ私も弟も結婚前だった。だから同家の小さな男の子が初孫状態だった。その後2人目の男の子も含めて家族ぐるみのつきあいがまだ続いている。最初のきっかけになった男の子は今やかわいい女の子の父親で、わずか10か月の赤ん坊を連れて墓参りに来てくれた。

父を思い出してくれる人が私ら家族以外にいると、ほっこりとあたたかい一日になった。







2016年4月 3日 (日)

二重の祈り

今日4月3日は、ブラームスの命日。没後119年にあたる。同時に、私の父の誕生日でもある。今祈りたいことは山ほどある。コネ総動員が必要だ。

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2014年4月30日 (水)

さようなら蒸気機関車

1969年の夏、小学校4年だった私の夏休みの自由研究のタイトルだ。

父の仕事の関係で1966年9月に千葉に転居した。当時まだ蒸気機関車が走っていた。機種はD51、C57、C58、8620型の4種類だ。東京では姿を消していた蒸気機関車が何と社宅の窓から毎日見放題で、心の底から嬉しかった。

ところが、その蒸気機関車が1969年10月に姿を消すことがわかった。国鉄は千葉県の「無煙化」が実現すると胸を張った。「えーっ」とばかりに勢いで自由研究のテーマに選んだ。千葉鉄道管理局まで父と2人で取材に出かけた。2週間くらいかかって日本の鉄道史めいたレポートを仕上げ、千葉県の鉄道の歴史を記述した。模造紙に年表も書いた。市主催の秋の作品展で「特選」を受賞した。学年で2人だけの栄誉。全校生徒の前で表彰された。

今から45年前の自由研究のテーマを覚えているというのも凄い。私の鉄道好きは当時から変わっていない。父のアシストも凄かった。資料の収集から選び方まで、唖然とするようなのめりこみ方だった。ブログの鉄道特集は父のDNAの仕業だ。

鉄道特集の中「蒸気機関車」ネタを連発してきたがこれで一区切り。

37代引退公演・第21回スペシャルコンサートまであと11日。→こちら

2013年11月17日 (日)

今更ですが

今日は父の命日。昨年17回忌を済ませた。法事の案内は元号を使うから気付かなかったが、父の没年平成9年は1997年だった。

西暦にするとよくわかる。それはブラームスの没後100年に相当するのだ。父の誕生日は4月3日で、ブラームスの命日だ。それで没年がキッカリ100年違いとは縁がある。

おまけに11月17日はドヴォルザーク夫妻の結婚記念日だったりもする。

アルコール全般をたしなんだがあまり強いとは言えず、雰囲気を楽しみたい方だ。ビールも好きだったがもっぱら国内産で、季節はやはり夏だった。湯上りの最初の一杯をキューッとが最高の楽しみだった。

2013年7月 8日 (月)

ドイツ史の奔流

父に連れられてはじめて鎌倉を訪れたのは小学校6年の夏休みだった。小学校高学年になるころから、父が話してくれる歴史上の逸話に親しんでいた。源平の合戦、戦国時代、幕末の騒乱あたりが中心だったが、系統立ったものではなくて有名なエピソードを切れ切れにという感じだった。父はそうした話に対する私の反応が嬉しかったのだろう。鎌倉行きは父の発案だった。鶴が丘八幡宮、稲村ガ崎、切通し、大仏、鎌倉五山、大塔宮、若宮大路など、鎌倉には面白い話がたくさんあった。

後日受験を迎えても日本史だけは全く苦にならなかった。父から聞かされてきた話が、史的脈絡の中で有機的に繋がって行くのが快感だった。

学生時代に日本史で起きたことが今、ドイツ史で起きている。ドイツ史上の興味深いエピソ-ドを自ら次々と漁っている状態だ。聞くもの全てが初耳。何よりも感じるのは、あくまでも音楽史はその中の一支流に過ぎないということだ。そして巨匠ブラームスでさえ、その支流に浮かぶ小舟に過ぎない。私は、まさにその小舟の航跡や構造を調べつくしたいのだ。ブログはそのための航海日誌に相当する。私はといえば小舟を知りたいために、それが浮かぶ川を、上流から下流までくまなく調べたい性格だ。

2012年1月 3日 (火)

万能下の句

父が俳句に親しんでいたことは既に述べてきた。小学校で百人一首に目覚めたころ、いろいろな替え歌を教えてくれた。短歌五七五七七のうち、最初の五七五が上の句で最後の七七が下の句と呼ばれている。父はどんな上の句にも合う「万能下の句」を教えてくれた。

「それにつけても金の欲しさよ」

上の句は何でもいいから当てはめてみる。

「古の奈良の都の八重桜それにつけても金の欲しさよ」

「古池や蛙跳びこむ水の音それにつけても金の欲しさよ」

なるほどという感じだ。同じ事が俳句にもあって、「根岸の里の侘び住まい」がそれにあたるという。

「五月雨や根岸の里の侘び住まい」「行く春や根岸の里の侘び住まい」という具合だ。

同じノリが学生歌にもある。「エルゴ・ビバムス」(Ergo Bibamus)だ。何とテキストはゲーテ作。ラテン語とドイツ語のチャンポンになっている。このタイトルはラテン語で「だから飲もう」という程度の意味。これがまさに本日のお題「万能下の句」だ。「今日は天気が悪い。だから飲もう」「今日は天気がいい。だから飲もう」という調子だ。前半でどんな議論が展開されていようとも。結論はいつでも「だから飲もう」に収まる。

学生たちはこういうノリが好きだ。だから学生歌「エルゴ・ビバムス」は、大抵の歌集やCDに採録される定番になっている。

2009年11月17日 (火)

結婚記念日

1873年11月17日だから今から136年前の今日、ドヴォルザークは、アンナ・チェルマコーヴァと結婚した。ピアノの弟子でもあったし、アルトの歌手でもあった。

さてブログ「ブラームスの辞書」好みの奇遇がある。

この日からちょうど25年後の1898年11月17日、ドヴォルザーク夫妻の三女オティーリエが結婚したのだ。彼女の兄や姉は幼い頃に亡くなったから、実質上の長女だ。相手はドヴォルザークの作曲の弟子ヨゼフ・スークだ。2人の結婚は、ドヴォルザーク夫妻の結婚からきっかり25年後つまり娘の結婚の日が銀婚式にあたるのだ。

新郎ヨゼフ・スークは、プラハ音楽院におけるドヴォルザークの教え子だ。出来の良い弟子だったからかわいがられていたというエピソードが2つ。プラハ駅にいる機関車の車番を見に行かされ、見当はずれの番号を報告したところ、車番を全部暗記しているドヴォルザークから叱責されたこともあったらしい。娘のオティーリエへの求婚を巡っては、パワハラまがいの過酷な宿題を出されたらしい。「明日までに娘への気持ちを込めた曲を作って持ってこい」である。「愛の詩」という作品を翌日にキッチリと提出したと伝えられている。

スーク、オティーリエ夫妻の孫にあたるのが、ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークである。私がクラシック音楽に目覚めた頃のアイドルだった。ヴァイオリンだけではなくヴィオラも達者で、室内楽奏者としても名高い彼は、ドヴォルザークのひ孫ということになる。

そして今日は父の命日でもある。

亡き父はブラームスの命日が誕生日で、ドヴォルザークの結婚記念日が命日になっている。つくづく凝り性な父である。

2009年1月18日 (日)

金婚式

マリー作曲の小品に「金婚式」がある。一般に結婚50年の別名だ。もちろん夫婦2人が健在であることが前提になる。

1959年1月18日に私の両親が結婚した。だからもし父が生きていたら今日が金婚式の祝いの日になっていたはずだ。私の小さい頃から両親は1月18日を密かに祝って大切にしてきた。なのに1997年1月18日は、妻に先立たれた私と子供たちとの同居が始まって最初の結婚記念日だったが、何もなかった。妻に先立たれた私を不憫に思って両親が配慮したのだ。

父はその年の11月に他界したから、夫婦2人で迎えることが出来た最後の結婚記念日くらいパーっと盛り上がればよかったのだ。

私は、そういう両親に育てられた。

今夜はせめて母の好物のワインで乾杯だ。

いかんいかん。ブラームスに関係が無い。

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