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独逸日記

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    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

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    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

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カテゴリー「762 母」の36件の記事

2018年12月 9日 (日)

四社参り

昨日、先般買い換えたばかりのマイカーの慣らし運転をかねて、母をドライブに連れ出した。行く先は信濃の国一之宮、諏訪大社。

同社は下記4社の集合体である。

  1. 下社春宮
  2. 下社秋宮
  3. 上社前宮
  4. 上社本宮

これを全て参詣することを「四社参り」という。何よりも家内安全を祈ってきた。

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下社春宮の威容。

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下社秋宮の手水は温泉になっている。

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上社前宮の手水は、せせらぎを引き込んだもの。

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四社参りコンプリートの記念に、品のよい巾着をいただいた。

日帰りで、一日の560kmくらい走った。帰りに少々の渋滞にはまったものの、快適だった。燃費が16.8km/Lとは心強い。

もちろんセバスチャンも同行した。

2018年12月 3日 (月)

AIGNER

日本にいて留守を預かる家族への土産を甘く見てはいけない。私が子育て卒業旅行を勝手に標榜しているけれど、それは家族あってのものだ。サッカーグッズを買い込めばいい長男はシンプルだ。

母には何をと思い旅行中さがしていた。旅の前半に買うと荷物になるから土産探しの山場はハンブルクだ。

結局かさばらないサイフに決めた。ライプチヒでドイツのブランド「Aigner」のショップに立ち寄って目星をつけておいてハンブルクのショップで買い求めた。通販全盛の世の中、日本でも買えるには違いないが、やはりドイツ土産としてはドイツのブランドがいい。

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83歳の母にこの色である。手触りがとてもいいのでこれに決めた。前回のドイツ旅行の土産にと買い求めた財布がもうボロボロなのでまたサイフにしたが、今度は造りのしっかりしたものにして長く使ってもらおうということだ。店員さんに83歳の母へのプレゼントだというと「グッド」と言って念入りに包装してくれた。じつはこの店員さんがえらい美貌だった。「BOT」(Beuty Of Tour)を選ぶなら圧倒的にこの人だ。

でもって勢いで娘たちにもここのサイフを買うことにした。

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渋い色あいだが、気に入った。念のため申し添えると、サイフとともに写っているのは私の手である。

帰国して渡すとたいそう喜んでくれた。お土産は楽しい。

 

2018年11月26日 (月)

姫路訪問

11月22日から2泊3日で母を旅行に連れ出した。4月に末っ子が就職したので、子育て終了記念旅行である。私自身は夏のドイツ旅行で一区切りとしたが、最大の功労者である母のケジメが後回しになっていた。

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念願の姫路城を筆頭に盛りだくさんの3日間であった。母の表情を公開するわけにもいかないので、ドイツ帰国以降退屈していたセバスチャンをお供に連れて行った。およそ3か月前にはワルトブルク城にいたセバスチャンがご案内する。

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姫路城天守閣の最上階まで自力で登れるか心配したが、まったく問題はなかった。手すりにはつかまったが、景色には目もくれず自力であっという間に登り切って最上階の刑部神社で無事の登閣に感謝した。

降りながら景色を楽しんだ。むしろ下りの方が慎重で、時々手を貸した。

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セバスチャンはどうもこういうアングルが好きだ。

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ワルトブルク城に比べ木々の色付きが鮮やかだ。

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姫路城に隣接する好古園の紅葉が鮮やか。

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姫路城見学を終えてから、レンタカーを借り出して、長駆淡路島を目指す。夕暮れ時の明石海峡大橋だ。

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二日目は、これまた念願の和三盆。四国讃岐の三谷製糖。もう来れないからと言い訳しつつまとめ買い。

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鳴門海峡の渦潮を見入るセバスチャンと母。12時10分の干潮時刻にピタリと合わせた神業のスケジュールだ。加えて本日は大潮とあって海上の激流に目がくらんだ。

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淡路島に引き返して、淳仁天皇淡路三原陵を参拝。ここは私の趣味。奈良時代の政争の末こちらに配流されて亡くなった悲劇の天皇である。

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続いておのころ島神社。

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淡路島名物のお香を買い求める。

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こちらは伊弉諾神社。私の父方の祖父は淡路島出身だ。母にとっては義父。淡路島のどこなのか知らないけれど、こちら淡路国一の宮に詣でて、祖先参りとした。

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3日目はまたまた讃岐経由で、岡山を目指す。瀬戸大橋与島SAから、北備讃瀬戸大橋。

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岡山後楽園。

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岡山城。

長い間、渾身の子育て、ありがとう。これからもずっとありがとう。

2018年7月27日 (金)

ピアノ協奏曲第2番寿

本日、母83歳の誕生日。

子供たち全員が就職して初めての誕生日となる。おばあちゃんの誕生日には、みなで趣向を凝らすのだが、就職と共に全員の日程調整が難しくなった。協議の結果、パーティは明日で、帰宅が遅い長女は欠席となった。

各々プレゼントを準備した。

私からのプレゼントは下記。

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母の好物。ドイツ製のデザートワイン。暑いので貴腐よりはアイスワインかと。ハーフでもかなりなお値段だが、清水の舞台からパラシュート付きで飛び降りた。母の健康を祝して全員で乾杯すると一瞬でなくなる。

2018年3月17日 (土)

次女大学を巣立つ

昨日次女が大学を卒業した。

82歳の母は、数日前から体調を整えて都内まで長駆参列した。仕事オフの長女が母を連れて出てくれたから安心だ。末っ子の大学卒業は祖母の子育ての一区切りだ。

これで我が家に学生がいなくなった。

2018年3月 1日 (木)

閉店ラッシュ

地方都市の百貨店受難の時代らしい。郊外型のショッピングモールに押されてなどど理由が取り沙汰されて久しい。

昨日2月28日をもって西武百貨店船橋店が閉店となった。50年前、同店のオープニングのころ、家具売り場でソファを買ったと母が言っている。

何よりも、亡き妻は私との結婚のために同店を寿退社した。私の両親は、結婚が決まると同店に客を装って突入し、未来の花嫁の顔を見に出かけたものだ。母はある店員さんの名札を見て、涙が出たといっていた。披露宴には新婦の関係者として上司や同僚がかけつけてくれた。我が家の電子ピアノも同店の楽器売場で購入したものだ。

さびしい。

同店で次女の就職祝いにと母が腕時計を買った。最後のお買い物。

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2017年12月22日 (金)

入浴クライシス

異変は、12月16日土曜日の夜8時ころだった。母が4番目に入浴を終えた後、湯沸かし器が壊れた。スイッチを押してもウンともスンとも言わなくなった。コンロの火はつくからガスそのものの供給はとまっていない。

翌日日曜日に修理を呼んだところ、湯沸かし器の部品が経年劣化で壊れたとわかった。家を建ててから2台目の湯沸かし器で前回の交換は2006年だから、もうかれこれ11年になる。そろそろ代え時かと思っていたら案の定だ。

部品の取り寄せよりは、新品に交換の方が速いというありがちな見立てだ。結構な出費だが、女子たちの入浴が人質のためあっさり交換を決意した。昨日工事が終わった。つまり12月17日から20日まで丸4日家で入浴ができなかった。

さあ大変とばかりに、近所のスーパー銭湯に出かけた。歩いて行けるところにないので運転手の私の出番だ。

結果一日おきの2日間、近所で温泉気分を味わった。母を連れてゆくにも娘ら二人が慎重につきそう。家ではなかなかできない手足大伸ばし、シャワーガンガンの2日間だった。家を出て戻るまでに80分だった。家で順番に入浴すると、1人目が入ってから4人目が出るまで80分では収まらないから、時間の使い方としては効率がいいとわかった。食事処も併設されているからたまにはいいかなどと女子目線で盛り上がっている。

出費は痛いが、誰かが怪我や病気なることを思えば、とポジティブな結論になった。

2017年11月27日 (月)

両親の少年時代

自分の両親の幼年時代についてどれほどの情報があるだろう。両親や祖父母から聞かされていた話、古びた写真だけが情報ソースだ。昭和の初めの歴史や世相についての情報は豊富だが、両親のパーソナルなネタはあまり豊富とは言えない。両親の結婚後あるいは私の誕生後の話になると少しはマシになる程度である。

ましてや祖父母の幼年時代となるとお手上げだ。

ところが、その祖父母よりさらに80年遡るブラームスの少年時代の方が下手をすると情報が多い。ブラームスほどの人物だから研究の厚みと歴史がある。私にしたって両親の少年時代のことよりもブラームスの少年時代の方が多くを語れそうだ。これをもって親不孝と言われても困る。両親が著名人でもない限り子供の代で忘れられてしまう方が自然だ。

「死んでも人々の心の中に残る」という言い回しを耳にする。人々から思い出してもらえる間は、心の中で生き続けるということだ。その通りだと思う。でも悲しいかな一般人は、孫の代までだろう。ところがブラームスは作品や伝記を通じて形作られたイメージが、世代を経ても語り継がれている。

ブラームスは生き続けている。

2017年11月19日 (日)

母のこと

私が妻を亡くした時、長男3歳10か月、長女は2歳2か月、次女に至っては5か月だった。通夜告別式に子供たちを参列させない判断をした。親戚がみな参列する中、母は3人を見るために欠席した。嫁の葬儀への欠席を後ろめたく思う気持ちはあったに違いないが、子供たちを優先した。

告別式の翌日、私の両親は私との同居を申し出てくれた。九州勤務だった私に、会社は3か月後に東京転勤の辞令を交付した。1996年5月から両親と同居した。3人の子供は私の父と母が面倒を見ることになった。父は翌1997年11月に他界したから、幼い子供たちの養育は母が担ってきた。

82歳の今も現役の主婦だ。この年齢を考えると驚異的だ。自分のことが自分でできるだけでもありがたいのに、家族全員を束ねてやまない。

先般のインフルエンザ禍では、母が日常こなしている家事の厚みに愕然とした。炊事洗濯清掃買い物など家事全般を若いころと何ら変わらずこなし続けている。天気天候を見極め、服装を考え娘らに助言する。家には花を絶やさない。家中が見渡せるリビングの隅に座って家計簿をつける。2つあるトイレの清潔さは筆舌に余る。家族の誰かが病気になるとテンションが上がる。月に2回は長女と連れだってデパートに買い物に出かける。買い求めた服や小物の品定めに余念がない。大掃除、障子の張替えなどいまだに家のイベントを仕切る。

お礼の言葉など見つからないと考えて、ブログ「ブラームスの辞書」では、母への言及は数えるほどだった。

11月10日から1泊で次女の卒業記念に娘たち2人を誘って母を温泉に連れ出した。きっかけは「歩けるうちにおばあちゃんといろいろなところに行きたい」という長女の言葉。目が覚めた。元気なうちにブログで母に言及することにも意味を見出した。

長女の言葉は象徴的だ。今までの家族旅行はみな、母と私が子供たちを連れ出す旅だった。子供たち3人こそが庇護の対象だった。今回は初めて母、つまりこどもたちのおばあちゃんが慈しみの対象になった。後部座席では無邪気な姉妹ではあるのだが、とりわけ長女だ。立ち寄った先で車から降りて歩く場面で、長女が必ずぴったりと母に付き添った。サービスエリアのトイレにも同行した。あるときは手を引き、あるときは腕を組み、段差があればその都度「気を付けて」と声をかけ続けながら、旅行の間を通しておばあちゃんの世間話の相手であり続けた。社会人2年目なりのエレガントな気遣いを見せ続けた。

車いすはもちろん、杖だって使っていない母ではあるのだが、長女のこの変貌ぶり、ひいては立場の逆転を心から楽しんだ。

超私事ながら、これを書き残さずに何がブログかと開き直って言及する。ブラームスだってきっと喜んでくれる。

2017年11月13日 (月)

卒業旅行

卒論の執筆に着手した段階ではあるのだが、次女の卒業記念旅行に出かけた。長女、母と私の4人で日光と那須の1泊温泉旅行だ。

まずは日光中禅寺湖。ご覧の通りの好天。

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日光杉並木。

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本日のお宿。

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そして露天風呂。

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末っ子である次女の卒業は、我が家の子育ての一区切りだ。亡き妻に代わって子育てに全霊で打ち込んだ母に対する慰労でもある。母が元気なうちにというのが重要なポイントだ。本当は娘たち2人と母の女子3人旅が理想だが、私は運転手とカメラマンと添乗員に徹する位置付けで同行が許可された感じである。



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