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カテゴリー「781 野球」の38件の記事

2023年12月14日 (木)

契約満了年

いやはやそれにしてもである。そう大谷翔平選手のことだ。

10年計画でオプトアウト無しと報道されているから、ドジャースに骨を埋める覚悟が透けて見える。その契約満了年は2033年ということになる。

何という奇遇。

我がブログ「ブラームスの辞書」がゴールと唱え続けてきたブラームス生誕200年のメモリアルイヤーではないか。その年の5月7日まで記事の毎日更新を掲げてきた。この先ゴールまでの10年を大谷選手の活躍を見ながらカウントダウンをするということに他ならない。幸福と申すべきか。

金銭感覚がおいつかないのは諦めているが、なんの私だって負けていない。ブラームスとバッハの二刀流であると負け惜しみの一つもひねり出しておく。

2023年12月11日 (月)

10年7億ドル

さすがにスルーは難しい。

大谷翔平選手の移籍が決まった。10年7億ドル。日本円にして1015億円だとか。私の人生の1000回分かと驚くばかり。

お金に換算してはいけないのだ。どれだけの人が毎朝彼の活躍で目を覚ますのかと思えば。

2023年3月23日 (木)

WBCの二刀流

興奮冷めやらぬというのがぴったりくる。ワールドベースボールクラシックのことだ。日本代表の優勝を別とすればキーワードは、ペッパーミルとチェコだ。チェコ共和国との対戦により、にわかにチェコへの注目が高まった。我々親子は2016年の12月30日から1泊でプラハを訪れている。音楽とビールとサッカー目当ての旅だったから野球は視界に入っていなかった。私にとってチェコといえばドヴォルザークであるから無理もない。

今回東京ドームを沸かせたチェコ代表のメンバーはたとえば、「電気技師と野球」「会計士と野球」の二刀流だった。日本には「投手と野手」の二刀流でMLBを席巻する大谷選手がいるものの、彼らはまた別の意味での二刀流の集まりだった。

私は、ブラームスと源実朝を心から愛することで、クラシック音楽と古典和歌の二刀流を目指している。我ながら完璧なオチ。

2019年3月23日 (土)

イチロー引退

なんということだ。3月21日がバッハだけの日ではなくなってしまった。

一昨日3月21日の試合後、シアトルマリナーズのイチロー外野手が引退会見をした。

気の利いた言葉なんぞ浮かばない。

 

 

2017年7月 1日 (土)

ドイツ系アメリカ人

昨日、キッシンジャー元国務長官がドイツの出身だと書いたばかりだが、ドイツからの移民を先祖に持つアメリカ人のこと。これがちっとも舐めたモンではなくて、場合によっては米国民の20%と見積もる人もいる。ペンシルバニア州や五大湖沿岸を中心に北東部に多く住んでいる。

独立戦争の際、英国軍にはヘッセンの出身者が多かった話を思い出した。19世紀までに10万人がアメリカに渡ったとされている。アイゼンハワー大統領の名前も何やらドイツっぽい。

メジャーリーグやフットボールの中継を観ていてもドイツっぽいと感じる名前が出てくる。たとえばニューヨークヤンキースの永久欠番3番と4番だ。3番ベーブルースの本名はGeorge Herman Ruth だ。ドイツ風に読むと「ゲオルグ・ヘルマン・ルート」で、最後の「Ruth」は、開墾地を表す「Reuth」や「Roth」との関係を伺わせる。4番はルーゲーリッグだ。Gehrigという綴りがいかにもな感じである。

かの地では「ドイツ訛りの英語」あるいは「英語訛りのドイツ語」が話されている。ドイツ語の一方言として捉える研究者もいるらしい。

2016年12月 6日 (火)

ピートローズ

通算安打数のメジャーリーグ記録保持者。賭博に関わってしまったために名誉が剥奪されているが、4256安打はアンタッチャブルな記録だ。私が子どもの頃、無敵を誇ったシンシナティレッズの中心選手だった。今シーズン、フロリダマーリンズのイチロー外野手が、日米通算でこの数字を抜き去ったことで、クローズアップされたからご記憶の人も多かろう。

本日のこの記事はブログ「ブラームスの辞書」4256本目の記事となる。単にそれを祝うためにローズを持ち出した野球好き。イチローに日米通算で抜き去られたことに不快感を示したローズも、きっと笑ってすましてくれるだろう。

2016年11月 5日 (土)

108年ぶり

アメリカの野球の話。11月2日にシカゴカブスが108年ぶりにワールドシリーズを制覇した。

前回の優勝は1908年だという。同チームの創立は1871年で、最古参のチームであるばかりか、創設から本拠地が変わっていないことも特筆される。1871年といえばブラームス存命どころかまだ30代で交響曲が書かれる前だ。これをカブスの歴史が古いととるか、ブラームスって意外と最近なのねととるか迷うところだ。もちろん1891年創設のシカゴ交響楽団より古い。

本来昨日真っ先に記事にすべきなのだが、昨日11月4日はメンデルスゾーンの命日ということでやむなく一日遅れの言及とする。

2013年10月31日 (木)

スポーツの助け

世の中「ブンデスリーガ」や「ドイツビール」に言及するサイトや書物は多い。けれどもその両者が同時に結び付けて論じられることは少ない。今回ブログ「ブラームスの辞書」では、現代ドイツのビール事情を手早く俯瞰するためのツールとしてサッカーを用いた。大好きなサッカーを切り口にすることで、ビールに対する親しみにが深まった。我ながらよい着眼だった。

さらに同じプロスポーツの立場から、メジャーリーグベースボールに横展開して、アメリカのビール事情にも理解を深めることが出来た。根っこでドイツとつながっていることがわかった。

特集全体の長さから見れば、サッカーは前菜で野球はハーフタイムだ。話はこれからである。

2013年10月23日 (水)

アメリカ3大ブルワリー

まずは下記をご覧いただく。

  1. セントルイスカージナルス ブッシュスタジアム
  2. ミルウォーキーブルワーズ ミラーパーク
  3. コロラドロッキーズ クアーズフィールド

メジャーリーグのチームにそのホームスタジアムを記した。どれもビール会社に由来する名前を有している。ブッシュスタジアムはバドワイザーで名高いアンホイザーブッシュ社でここはアメリカ第一位のビール会社。ミラーパークは第2位のミラー社に因む。第3位のクアーズ の主力工場はコロラド州デンバーにある。

アメリカのビール産業は桁はずれに大きい。アンホイザーブッシュ社の生産量は120億リットルとも言われている。ドイツ首位のエッティンガーは6億リッターだった。世界最大と目されるクアーズコロラド工場は、単独で29億リットルを生産する。球場のネーミングライツなんぞ朝飯前ということだ。この3社創業者はみなドイツ移民なのだが、やることはすっかりアメリカ風だ。

2013年10月22日 (火)

セントルイスカージナルス

アメリカメジャーリーグ所属のチーム。前身はセントルイスブラウンソックスという。1876年にオランダ人の酒場経営者が球団を買収した。その理由が面白い。彼がセントルイス市内で経営していた酒場は、試合のある日に売り上げが伸びると気づき、球場でビールを売ったら儲かると考えて球団買収に踏み切ったという。すがすがしいばかりのプラス思考だ。

時はめぐって1853年アンホイザーブッシュ社は同チームを375万ドルで買収。その同じ年に同社はビール国内販売首位に躍り出た。同時にホームスタジアムも買収しBuschスタジアムと名づけた。スタジアムごと買ったので、ネーミングライツよりはスケールが上だ。

試合当日に酒の売り上げが伸びるとという発見、スポーツ観戦とビールの相性に抜け目ないビジネスマンが気づかぬはずがない。おそらくサッカーと同じだ。

明日からワールドシリーズ。一昨日昨日とアメリカ最大のブランド・バドワイザーを話題にしてきた。さらに申せば10月13日10月18日には、展開中のテーマ「ビール」とは直接関係しないメジャーリーグネタを発信した。それもこれも本日の記事のための下準備だった。明日からのワールドシリーズで、ボストンレッドソックスと対戦するセントルイスカージナルスは、ビールとの関係が深く、掘り進めるとドイツとの関係まで浮かび上がる。ビール特集の中で是非とも言及したいと発信のタイミングを考えていた。それが今日だ。セントルイスカージナルスががワールドシリーズに進出してくれることを前提に準備をしてきたが、それが報われた。

明日からしばらくアメリカのビールネタを続ける。

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