愛する鹿島アントラーズは、元日の天皇杯で延長戦の末、川崎フロンターレを下して優勝した。これで2016年シーズンは、リーグ戦と合わせて2冠となった。チーム創設以来19個めのタイトルだ。
11月23日のJリーグプレーオフの川崎フロンターレ戦からわずか40日の間に、10試合をこなし、8勝2敗という驚異のペース。チャンピオンシップ初戦の浦和戦と、クラブワールドカップ決勝のレアルマドリード戦に負けた2敗のみ。
夢のような40日を記憶するために記事にする。
今や宴たけなわのクラブワールドカップ。本日夜決勝戦がある。愛する鹿島アントラーズがレアルマドリードと対戦する。そんじょそこらの親善試合ではなくてFIFA主催の公式戦で、あのレアルと優勝をかけて争うというある得ぬ状況を、なんとしてもブログに残したい。
Cロナウド一人でチーム全員のサラリーを超えているという落差。何が起こるかわからぬサッカーだから今はこうして夢を見る。
鹿島アントラーズにブラームスのご加護を特盛で。
12月3日Jリーグチャンピオンシップ第2戦をアウェイ埼玉スタジアムで勝利し、アウェイゴールにものを言わせた鹿島アントラーズが2016年Jリーグチャンピオンになった。
鹿島アントラーズが2016年1stの優勝を決めた。
欧州のサッカークラブのいくつかは、ブラームスの存命中にまでその歴史を遡ることが出来る。現代と違って当時のサッカーはあきらかに男子のスポーツだった。男の集まるシチュエーションで自然発生的な誕生というエピソードがつき物だ。
軍隊、学校、教会を除いて労働者だとわかる。農民が農閑期にというパターンは見かけない。産業革命の進行により都市に集まりだした労働者の息抜きという側面が透けて見える。
昨日鹿島アントラーズがナビスコカップで優勝を飾った。アントラーズのサポーターとしては、優勝のたびにガチンコネタをブラームス神社に奉納することにしている。ビスマルク特集に割り込ませての祝勝記事なのだが、そこはかとなくドイツ史にも関連させてみた。
昨日、鹿島アントラーズがサッカー天皇杯に優勝した。本日はその祝賀記事。初演特集の流れを敢然とブッタ切って断固発信するおバカネタだ。
作品の冒頭の音に注目する。鍵盤上の12種の音毎に代表作を選んでみた。ルールは以下の通りである。
<C> 交響曲第1番ハ短調op68第1楽章 C音単独が冒頭で鳴り出す作品は意外に多い。他にもピアノ五重奏曲第1楽章および第3楽章、交響曲第3番第3楽章および第4楽章などだが、何と言ってもブラ1である。
<Cis> インテルメッツォ嬰ハ短調op117-3 2オクターブにわたってCisが鳴らされる。
<D> ヴァイオリン協奏曲ニ長調op77第1楽章 ライバルは多いがやっぱりこれだ。ヴィオラ、チェロ、ファゴットのユニゾン。
<Es> ホルン三重奏曲変ホ長調op40第2楽章 スケルツォらしい細かい動きを先導するのは紛れもなくEsの音。
<E> 交響曲第4番op98第2楽章 第2楽章を先導する孤高のホルン。
<F> ドイツレクイエムop45第1曲 伸ばすホルンと刻む低弦がともにFである。おそらく「F」はドイツレクイエムを象徴する音だ。
<Ges> インテルメッツォ変ホ短調op118-6 「音のかそけきこの夕べかも」
<G> 弦楽六重奏曲第2番ト長調op36第1楽章 半音下のFisとの絶え間ない交代だから、いささか反則気味だ。
<Gis> カプリチオ嬰ハ短調op76-5 Cisに飛び付くための力強いアウフタクト。
<A> 弦楽六重奏曲第1番op18第2楽章 同じくDに跳躍するためのジャンプ台。世界遺産級のヴィオラの見せ場。
<B> ピアノ協奏曲第2番第op83第1楽章 ホルンの見せ場としてはこれまた世界遺産級。
<H> 交響曲第4番op98第1楽章 候補は多いがやっぱりこれで。
昨日の決勝戦でもし負けていたら、この記事は当分お預けだった。
「コンポーザー・オブ・ザ・ブック」と題してコミック「のだめカンタービレ」全23巻を対象に、各巻の中で最も活躍した作曲家を選定する。選考基準は下記の通りだ。
<第1巻>ベートーヴェン ノダダススコア14点で文句無しの選定。のだめ千秋の出会いを彩る悲愴ソナタ、ハリセンとの関係が決壊したのもベートーヴェンの演奏中だった。そしてのだめと峰のスプリングソナタなど見せ場には事欠かない。2位モーツアルトは4票だが、のだめと千秋の2台のピアノのためのソナタで食い下がるも手数で圧倒される。
<第2巻>ベートーヴェン ノダダススコア7点。Sオケの演奏するのが第7交響曲ということもあって余裕の選定。真澄クンの挫折を乗せた第九交響曲も貢献している。
<第3巻>ベートーヴェン ノダダススコア21点の圧勝。Sオケ公演のエロイカと峰とのだめに施した音楽史の講義が物をいった。ベートーヴェンの三連覇である。
<第4巻>ドヴォルザーク ノダダススコア7点。2位のラフマニノフは6点だからその差はわずかだ。第4巻の象徴するニナルッツ音楽祭でのオケの課題曲だ。一方のラフマニノフは千秋真一に与えられた新たなピアノの課題曲だ。のちにシュトレーゼマンとの共演に結びつくがここでの扱いは大きくない。
<第5巻>ラフマニノフ ノダダススコア13点。千秋とシュトレーゼマンの共演する協奏曲が第5巻の主役であることから見て選定は妥当だ。
<第6巻>エルガー ノダダススコア8点。のだめと千秋のアンサンブルによるヴァイオリンソナタが貢献しての受賞。印象度から言っても妥当だ。
<第7巻>ブラームス ノダダススコア14点。R☆Sオケ初公演に向けた取り組みが語られる。各々が背負う葛藤とリベンジを描いて余すところが無い第1交響曲だ。
<第8巻>ブラームス ノダダススコア7点。14点のシューベルトに続く2位だが、第8巻はR☆Sオケの初公演が主役だ。途中ブラームス第1交響曲が延々と描写される。その間単語としてのブラームスが頻発するわけではないが、描写の厚みから言ってブラームスを選定する。
<第9巻>ストラヴィンスキー ノダダススコア4点。第9巻は混戦だ。ショパン、ベートーヴェンが5点。4点にもストラヴィンスキーのほかにシューベルト、シューマン、モーツアルトがいる。9巻はマラドーナ国際ピアノコンクール決勝、R☆Sオケ第3回公演、のだめ実家の豪華3本立てだから、票が割れるのはいたしかたない。型破りのペトルーシュカが決め手でストラヴィンスキーに決定だ。
<第10巻>ハイドン ノダダススコア10点。パリ編最初の見せ場、プラティニ国際指揮者コンクールでの課題曲だ。「ハイドンで試されるなんて光栄だ」の一言が決め手となった。
<第11巻>バルトーク ノダダススコア5点。プラティニ国際指揮者コンクール土壇場、最後に千秋がジャン・ドナデュウを振り切った「舞踏組曲」が決定打となった。
<第12巻>バッハ ノダダススコア22点。突然対位法に目覚めたのだめの描写中に頻発する。リュカくんの祖父とのやりとりが面白い。
<第13巻>バッハ ノダダススコア7点。13巻はつなぎのエピソードが多い。千秋はマルレオケ初公演に向け準備中。のだめはバッハを課題に出されて苦戦中だ。
<第14巻>ラベル ノダダススコア5点。マルレオケ初の演奏会が決壊した。それを象徴するのがボレロだ。6点のモーツアルトを押えての受賞だ。
<第15巻>モーツアルト ノダダススコア42点。記憶に新しいのだめ初リサイタル。モーツアルト好きのブノワ氏の影響で最多得点記録を更新だ。議論の余地の無い圧勝である。
<第16巻>ロッシーニ ノダダススコア2点。マルレオケ公式デビュに向けた準備の様子が延々と描写される。大半はウイアリアムテル序曲のリハーサルなので、点数は低いが妥当である。
<第17巻>バッハ ノダダススコア11点。ベートーヴェンを僅差で抑えての受賞だ。父の姿を見てパニックに陥った千秋をトマシモン率いるマルレオケが救う第4交響曲も無視出来ないが、千秋の弾き振りのインパクトには及ぶまい。
<第18巻>メンデルスゾーン のだめのリサイタル前半のヤマ場。得点的にはどの作曲家も抜け出せずにいるので、単純に印象だけで選定。
<第19巻>ベートーヴェン 清良を含めた若人たちのウィーンの休日。音楽的なヤマというよりウィーンの名所めぐりでの出現がポイントだ。ノダダスポイント9点でベートーヴェンに決着。
<第20巻>ショパン ターニャ、清良、ユンロンがそれぞれに打ち込んだカントナ国際コンクールの模様が中心だが、千秋に付き添われてオクレール先生の課題に挑むのだめのエネルギーにはかなうまい。ショパンがベートーヴェンを1ポイント差で交わす14点で受賞。
<第21巻>ラヴェル 文句なしの受賞。ノダダスポイント11点。孫Ruiちゃんと千秋の共演ト長調協奏曲の威力だ。
<第22巻>ショパン シュトレーゼマンとのだめの共演により他を圧しての優勝。のだだすポイント11点だ。
<第23巻>モーツアルト 文句なし。ソナタ31番で千秋の涙腺を決壊させたベートーヴェンは惜しくも次点。2人の気持ちを再確認させた「2つのピアノのためのソナタ」が決め手となって第15巻以来のモーツアルトに決定。
「のだめカンタービレ」完結の余韻さめやらぬ中、鹿島アントラーズのJリーグ三連覇を祝うガチンコネタだ。のだめの完結が11月27日と知った時から、三連覇成就のあかつきには、この記事と決めていた。
何とも大げさな私の造語。ブログ「ブラームスの辞書」は、今やほぼ3年分の備蓄記事を抱えている。どのような順序でそれらを公開して行くかこそが、管理人の最大の関心事になっている。通常向こう一週間はほぼ固まっている。ところが、まれに直前まで記事の公開日や内容が確定しないことがある。
それが「プランハザード」だ。
私は一昨年、昨年と愛する鹿島アントラーズのリーグ優勝を祝う記事を優勝の当日公開してきた。これが最大のプランハザードだ。優勝するかどうかが判らない上に、決定日も不確定だ。優勝を祝う記事はそこそこ気合いをいれた記事だから、公開日が決まらないのは前後の記事の配置に重大な影響がある。
昨日完結したコミック「のだめカンタービレ」も、長い間プランハザードの王者だった。コミックの連載を見ずに単行本だけを読むことにしているから次の単行本にブラームスネタがいくつ存在するのかが、発売当日まで判らないのだ。ネタがあるか無いかで記事の配置に重大な影響がある。
だからコミック「のだめカンタービレ」が終わるとプランハザードが一つ消滅することになる。それは良いことのハズだったが、何だか寂しい。発売直前のドキドキも楽しみのうちだったからだ。
ブラームスの作品中で最も長い作品は何だろう。誰でも少なからず興味があるところだ。この場合演奏時間は決め手にならない。演奏者によってばらつくからだ。仕方が無いので小節数をキーにして検出することにした。作品番号のある作品に限定し、曲の冒頭から終止線までというルールを設定した。但し変奏曲は各々の変奏の最後に終止線があっても無視し、作品の最後までとする。ピアノ三重奏曲第1番はブラームス本人の手による改訂版が現在流布しているが、初版も検索の対象とした。
結果は以下の通りだ。
<楽章単位の部>多楽章の曲は各々の楽章で1曲とする。
ベスト20の顔ぶれはある意味で予想通りだ。管弦楽曲や室内楽曲が並ぶ。1位2位は1小節を1拍で数える曲が偶然続いた。注意が必要なのは「パガニーにの主題による変奏曲」だ。これは1巻2巻に分かれているが、合計すると664小節になって第1位に躍り出ることになる。1巻2巻で1曲と見るのか2曲と見るのか微妙だが、ブラームス本人が1巻と2巻の間に休憩を入れることを認めているらしいので2曲とみなしておく。
<総合の部>多楽章曲において全楽章の合計をカウントする。
ものすごい分量である。これだけの小節数を必要とする曲を書き、なおかつ隅々まで気持ちを行き届かせるのだから並大抵の注意力ではない。1位2位は初期の作品で占められている。当たり前の話だが楽章の多い曲が上位に並ぶ。3楽章制の曲はヴァイオリン協奏曲の19位が最高である。また交響曲第3番は830小節で26位にとどまっている。これは3楽章もののどの協奏曲よりも少ない小節数である。
ちなみに多楽章曲で最小は「運命の歌」の409小節だ。次はヴァイオリンソナタ第1番で529小節である。
昨年の12月2日の記事「調性選択の三角形」に次ぐ鹿島アントラーズのJリーグ制覇を祝うガチンコ記事だ。私は大の鹿島アントラーズファンだから、勝てば毎回はしゃぎたいのだが、それでは「ブラームスの辞書」ではなくなってしまうのでグっと我慢している。優勝した日くらいはそうした制約も解除だ。2年連続優勝に言及出来るのは嬉しい。ガチンコ記事1本でアントラーズが優勝してくれるならお安い御用だ。
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