ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

カテゴリー「785 アントラーズ」の10件の記事

2017年1月 6日 (金)

夢のような40日

愛する鹿島アントラーズは、元日の天皇杯で延長戦の末、川崎フロンターレを下して優勝した。これで2016年シーズンは、リーグ戦と合わせて2冠となった。チーム創設以来19個めのタイトルだ。

11月23日のJリーグプレーオフの川崎フロンターレ戦からわずか40日の間に、10試合をこなし、8勝2敗という驚異のペース。チャンピオンシップ初戦の浦和戦と、クラブワールドカップ決勝のレアルマドリード戦に負けた2敗のみ。

夢のような40日を記憶するために記事にする。

2016年12月18日 (日)

CWC

今や宴たけなわのクラブワールドカップ。本日夜決勝戦がある。愛する鹿島アントラーズがレアルマドリードと対戦する。そんじょそこらの親善試合ではなくてFIFA主催の公式戦で、あのレアルと優勝をかけて争うというある得ぬ状況を、なんとしてもブログに残したい。

Cロナウド一人でチーム全員のサラリーを超えているという落差。何が起こるかわからぬサッカーだから今はこうして夢を見る。

鹿島アントラーズにブラームスのご加護を特盛で。

2016年12月 5日 (月)

格別の優勝

12月3日Jリーグチャンピオンシップ第2戦をアウェイ埼玉スタジアムで勝利し、アウェイゴールにものを言わせた鹿島アントラーズが2016年Jリーグチャンピオンになった。

ブログ「ブラームスの辞書」では、アントラーズのタイトル奪取のとき、それに言及するのがお約束になっている。
2ステージ制の難解なレギュレーションを際どく勝ち抜いてくれた。勘所を押さえきったマネーメントの勝利という感じがいつも以上に強い。
おめでとう鹿島アントラーズ。
モーツアルトの命日だというのにばちあたりなサッカーネタ。

2016年6月26日 (日)

ステージ優勝

鹿島アントラーズが2016年1stの優勝を決めた。

2009年シーズン以来年間優勝から遠ざかっているから、ステージ優勝にも心が動く。国内タイトル17冠が増えるわけでもないが、ひとまずチャンピオンシップへの出場権を確保したことをきっちりと喜んでおく。

2012年11月 4日 (日)

産業革命とサッカー

欧州のサッカークラブのいくつかは、ブラームスの存命中にまでその歴史を遡ることが出来る。現代と違って当時のサッカーはあきらかに男子のスポーツだった。男の集まるシチュエーションで自然発生的な誕生というエピソードがつき物だ。

  1. 軍隊 兵士の余興が始まりというパターン。ロシアのチェスカモスクワ。
  2. 鉄道 鉄道の従業員。マンチェスターユナイテッド。
  3. 工場 工場の労働者。アーセナル。
  4. 港湾 船乗りを含む港湾労働者。 リヴァプール。
  5. 学校 学生。ドイツのベルダーブレーメン。
  6. 鉱山 炭鉱など。ドイツのシャルケ。
  7. 教会 信徒。ドルトムント。

軍隊、学校、教会を除いて労働者だとわかる。農民が農閑期にというパターンは見かけない。産業革命の進行により都市に集まりだした労働者の息抜きという側面が透けて見える。

昨日鹿島アントラーズがナビスコカップで優勝を飾った。アントラーズのサポーターとしては、優勝のたびにガチンコネタをブラームス神社に奉納することにしている。ビスマルク特集に割り込ませての祝勝記事なのだが、そこはかとなくドイツ史にも関連させてみた。

2011年1月 2日 (日)

平均律音感チェッカー

昨日、鹿島アントラーズがサッカー天皇杯に優勝した。本日はその祝賀記事。初演特集の流れを敢然とブッタ切って断固発信するおバカネタだ。

作品の冒頭の音に注目する。鍵盤上の12種の音毎に代表作を選んでみた。ルールは以下の通りである。

  • 作品の冒頭が一つの音で出来ている。オクターブの上下は一つとカウントする。
  • 作品の主音である必要はない。

<C> 交響曲第1番ハ短調op68第1楽章 C音単独が冒頭で鳴り出す作品は意外に多い。他にもピアノ五重奏曲第1楽章および第3楽章、交響曲第3番第3楽章および第4楽章などだが、何と言ってもブラ1である。

<Cis> インテルメッツォ嬰ハ短調op117-3 2オクターブにわたってCisが鳴らされる。

<D> ヴァイオリン協奏曲ニ長調op77第1楽章 ライバルは多いがやっぱりこれだ。ヴィオラ、チェロ、ファゴットのユニゾン。

<Es> ホルン三重奏曲変ホ長調op40第2楽章 スケルツォらしい細かい動きを先導するのは紛れもなくEsの音。

<E> 交響曲第4番op98第2楽章 第2楽章を先導する孤高のホルン。

<F> ドイツレクイエムop45第1曲 伸ばすホルンと刻む低弦がともにFである。おそらく「F」はドイツレクイエムを象徴する音だ。

<Ges> インテルメッツォ変ホ短調op118-6 「音のかそけきこの夕べかも」

<G> 弦楽六重奏曲第2番ト長調op36第1楽章 半音下のFisとの絶え間ない交代だから、いささか反則気味だ。

<Gis> カプリチオ嬰ハ短調op76-5 Cisに飛び付くための力強いアウフタクト。

<A> 弦楽六重奏曲第1番op18第2楽章 同じくDに跳躍するためのジャンプ台。世界遺産級のヴィオラの見せ場。

<B> ピアノ協奏曲第2番第op83第1楽章 ホルンの見せ場としてはこれまた世界遺産級。

<H> 交響曲第4番op98第1楽章 候補は多いがやっぱりこれで。

昨日の決勝戦でもし負けていたら、この記事は当分お預けだった。

2009年12月 6日 (日)

のだめの中のブラームス【31】

「コンポーザー・オブ・ザ・ブック」と題してコミック「のだめカンタービレ」全23巻を対象に、各巻の中で最も活躍した作曲家を選定する。選考基準は下記の通りだ。

  1. 「ノダダス」集計に基づき言及される回数の多さ。「ノダダス」は2006年12月23日の記事「のだめの中のブラームス【22】」を参照。こちら
  2. ストーリーメイク上の重要性。
  3. 独断。

<第1巻>ベートーヴェン ノダダススコア14点で文句無しの選定。のだめ千秋の出会いを彩る悲愴ソナタ、ハリセンとの関係が決壊したのもベートーヴェンの演奏中だった。そしてのだめと峰のスプリングソナタなど見せ場には事欠かない。2位モーツアルトは4票だが、のだめと千秋の2台のピアノのためのソナタで食い下がるも手数で圧倒される。

<第2巻>ベートーヴェン ノダダススコア7点。Sオケの演奏するのが第7交響曲ということもあって余裕の選定。真澄クンの挫折を乗せた第九交響曲も貢献している。

<第3巻>ベートーヴェン ノダダススコア21点の圧勝。Sオケ公演のエロイカと峰とのだめに施した音楽史の講義が物をいった。ベートーヴェンの三連覇である。

<第4巻>ドヴォルザーク ノダダススコア7点。2位のラフマニノフは6点だからその差はわずかだ。第4巻の象徴するニナルッツ音楽祭でのオケの課題曲だ。一方のラフマニノフは千秋真一に与えられた新たなピアノの課題曲だ。のちにシュトレーゼマンとの共演に結びつくがここでの扱いは大きくない。

<第5巻>ラフマニノフ ノダダススコア13点。千秋とシュトレーゼマンの共演する協奏曲が第5巻の主役であることから見て選定は妥当だ。

<第6巻>エルガー ノダダススコア8点。のだめと千秋のアンサンブルによるヴァイオリンソナタが貢献しての受賞。印象度から言っても妥当だ。

<第7巻>ブラームス ノダダススコア14点。R☆Sオケ初公演に向けた取り組みが語られる。各々が背負う葛藤とリベンジを描いて余すところが無い第1交響曲だ。

<第8巻>ブラームス ノダダススコア7点。14点のシューベルトに続く2位だが、第8巻はR☆Sオケの初公演が主役だ。途中ブラームス第1交響曲が延々と描写される。その間単語としてのブラームスが頻発するわけではないが、描写の厚みから言ってブラームスを選定する。

<第9巻>ストラヴィンスキー ノダダススコア4点。第9巻は混戦だ。ショパン、ベートーヴェンが5点。4点にもストラヴィンスキーのほかにシューベルト、シューマン、モーツアルトがいる。9巻はマラドーナ国際ピアノコンクール決勝、R☆Sオケ第3回公演、のだめ実家の豪華3本立てだから、票が割れるのはいたしかたない。型破りのペトルーシュカが決め手でストラヴィンスキーに決定だ。

<第10巻>ハイドン ノダダススコア10点。パリ編最初の見せ場、プラティニ国際指揮者コンクールでの課題曲だ。「ハイドンで試されるなんて光栄だ」の一言が決め手となった。

<第11巻>バルトーク ノダダススコア5点。プラティニ国際指揮者コンクール土壇場、最後に千秋がジャン・ドナデュウを振り切った「舞踏組曲」が決定打となった。

<第12巻>バッハ ノダダススコア22点。突然対位法に目覚めたのだめの描写中に頻発する。リュカくんの祖父とのやりとりが面白い。

<第13巻>バッハ ノダダススコア7点。13巻はつなぎのエピソードが多い。千秋はマルレオケ初公演に向け準備中。のだめはバッハを課題に出されて苦戦中だ。

<第14巻>ラベル ノダダススコア5点。マルレオケ初の演奏会が決壊した。それを象徴するのがボレロだ。6点のモーツアルトを押えての受賞だ。

<第15巻>モーツアルト ノダダススコア42点。記憶に新しいのだめ初リサイタル。モーツアルト好きのブノワ氏の影響で最多得点記録を更新だ。議論の余地の無い圧勝である。

<第16巻>ロッシーニ ノダダススコア2点。マルレオケ公式デビュに向けた準備の様子が延々と描写される。大半はウイアリアムテル序曲のリハーサルなので、点数は低いが妥当である。

<第17巻>バッハ ノダダススコア11点。ベートーヴェンを僅差で抑えての受賞だ。父の姿を見てパニックに陥った千秋をトマシモン率いるマルレオケが救う第4交響曲も無視出来ないが、千秋の弾き振りのインパクトには及ぶまい。

<第18巻>メンデルスゾーン のだめのリサイタル前半のヤマ場。得点的にはどの作曲家も抜け出せずにいるので、単純に印象だけで選定。

<第19巻>ベートーヴェン 清良を含めた若人たちのウィーンの休日。音楽的なヤマというよりウィーンの名所めぐりでの出現がポイントだ。ノダダスポイント9点でベートーヴェンに決着。

<第20巻>ショパン ターニャ、清良、ユンロンがそれぞれに打ち込んだカントナ国際コンクールの模様が中心だが、千秋に付き添われてオクレール先生の課題に挑むのだめのエネルギーにはかなうまい。ショパンがベートーヴェンを1ポイント差で交わす14点で受賞。

<第21巻>ラヴェル 文句なしの受賞。ノダダスポイント11点。孫Ruiちゃんと千秋の共演ト長調協奏曲の威力だ。

<第22巻>ショパン シュトレーゼマンとのだめの共演により他を圧しての優勝。のだだすポイント11点だ。

<第23巻>モーツアルト 文句なし。ソナタ31番で千秋の涙腺を決壊させたベートーヴェンは惜しくも次点。2人の気持ちを再確認させた「2つのピアノのためのソナタ」が決め手となって第15巻以来のモーツアルトに決定。

「のだめカンタービレ」完結の余韻さめやらぬ中、鹿島アントラーズのJリーグ三連覇を祝うガチンコネタだ。のだめの完結が11月27日と知った時から、三連覇成就のあかつきには、この記事と決めていた。

2009年11月28日 (土)

プランハザード

何とも大げさな私の造語。ブログ「ブラームスの辞書」は、今やほぼ3年分の備蓄記事を抱えている。どのような順序でそれらを公開して行くかこそが、管理人の最大の関心事になっている。通常向こう一週間はほぼ固まっている。ところが、まれに直前まで記事の公開日や内容が確定しないことがある。

それが「プランハザード」だ。

私は一昨年昨年と愛する鹿島アントラーズのリーグ優勝を祝う記事を優勝の当日公開してきた。これが最大のプランハザードだ。優勝するかどうかが判らない上に、決定日も不確定だ。優勝を祝う記事はそこそこ気合いをいれた記事だから、公開日が決まらないのは前後の記事の配置に重大な影響がある。

昨日完結したコミック「のだめカンタービレ」も、長い間プランハザードの王者だった。コミックの連載を見ずに単行本だけを読むことにしているから次の単行本にブラームスネタがいくつ存在するのかが、発売当日まで判らないのだ。ネタがあるか無いかで記事の配置に重大な影響がある。

だからコミック「のだめカンタービレ」が終わるとプランハザードが一つ消滅することになる。それは良いことのハズだったが、何だか寂しい。発売直前のドキドキも楽しみのうちだったからだ。

2008年12月 6日 (土)

小節数ランキング

ブラームスの作品中で最も長い作品は何だろう。誰でも少なからず興味があるところだ。この場合演奏時間は決め手にならない。演奏者によってばらつくからだ。仕方が無いので小節数をキーにして検出することにした。作品番号のある作品に限定し、曲の冒頭から終止線までというルールを設定した。但し変奏曲は各々の変奏の最後に終止線があっても無視し、作品の最後までとする。ピアノ三重奏曲第1番はブラームス本人の手による改訂版が現在流布しているが、初版も検索の対象とした。

結果は以下の通りだ。

<楽章単位の部>多楽章の曲は各々の楽章で1曲とする。

  1. スケルツォop4 627小節 
  2. 弦楽六重奏曲第2番第1楽章 605小節 
  3. 管弦楽のためのセレナーデ第1番第1楽章 574小節 
  4. ヴァイオリン協奏曲第1楽章 571小節 
  5. ピアノ協奏曲第1番第4楽章 536小節 
  6. 交響曲第2番第1楽章 523小節 
  7. ピアノ四重奏曲第2番第4楽章 519小節
  8. ピアノ三重奏曲第1番初版第4楽章 513小節 
  9. 交響曲第1番第1楽章 511小節 
  10. 弦楽六重奏曲第1番第4楽章 508小節
  11. ピアノ三重奏曲第1番初版第1楽章 494小節 
  12. ピアノ五重奏曲第1楽章 493小節 
  13. ピアノ協奏曲第2番第1楽章 488小節 
  14. ピアノ協奏曲第1番第1楽章 484小節
  15. ピアノ三重奏曲第1番第2楽章 460小節
  16. 交響曲第1番第4楽章 457小節
  17. ピアノ協奏曲第2番第2楽章 457小節
  18. 交響曲第4番第1楽章 440小節
  19. ヴァイオリンとチェロのための協奏曲第1楽章 431小節
  20. 交響曲第2番第4楽章 429小節
  21. 悲劇的序曲 429小節

ベスト20の顔ぶれはある意味で予想通りだ。管弦楽曲や室内楽曲が並ぶ。1位2位は1小節を1拍で数える曲が偶然続いた。注意が必要なのは「パガニーにの主題による変奏曲」だ。これは1巻2巻に分かれているが、合計すると664小節になって第1位に躍り出ることになる。1巻2巻で1曲と見るのか2曲と見るのか微妙だが、ブラームス本人が1巻と2巻の間に休憩を入れることを認めているらしいので2曲とみなしておく。

<総合の部>多楽章曲において全楽章の合計をカウントする。

  1. 管弦楽のためのセレナーデ 1696小節
  2. ピアノ三重奏曲第1番初版 1623小節
  3. ドイツレクイエム 1479小節
  4. ピアノ協奏曲第2番 1420小節
  5. ピアノ四重奏曲第2番 1375小節
  6. ピアノ四重奏曲第1番 1334小節
  7. 交響曲第2番 1296小節
  8. 交響曲第1番 1260小節
  9. 弦楽六重奏曲第2番 1237小節
  10. カンタータ「リナルド」 1232小節
  11. 交響曲第4番 1226小節
  12. 弦楽六重奏曲第1番 1171小節
  13. ピアノ三重奏曲第1番改訂版 1170小節
  14. ピアノ五重奏曲 1138小節
  15. ピアノ協奏曲第1番 1123小節
  16. ピアノ四重奏曲第3番 1061小節
  17. 管弦楽のためのセレナーデ第2番 1050小節
  18. ピアノソナタ第3番 1043小節
  19. ヴァイオリン協奏曲 1034小節
  20. ホルン三重奏曲 1009小節

ものすごい分量である。これだけの小節数を必要とする曲を書き、なおかつ隅々まで気持ちを行き届かせるのだから並大抵の注意力ではない。1位2位は初期の作品で占められている。当たり前の話だが楽章の多い曲が上位に並ぶ。3楽章制の曲はヴァイオリン協奏曲の19位が最高である。また交響曲第3番は830小節で26位にとどまっている。これは3楽章もののどの協奏曲よりも少ない小節数である。

ちなみに多楽章曲で最小は「運命の歌」の409小節だ。次はヴァイオリンソナタ第1番で529小節である。

昨年の12月2日の記事「調性選択の三角形」に次ぐ鹿島アントラーズのJリーグ制覇を祝うガチンコ記事だ。私は大の鹿島アントラーズファンだから、勝てば毎回はしゃぎたいのだが、それでは「ブラームスの辞書」ではなくなってしまうのでグっと我慢している。優勝した日くらいはそうした制約も解除だ。2年連続優勝に言及出来るのは嬉しい。ガチンコ記事1本でアントラーズが優勝してくれるならお安い御用だ。

2007年12月 2日 (日)

調性選択の三角形

第1交響曲の各楽章の調性を思い浮かべて欲しい。

  • 第1楽章 ハ短調
  • 第2楽章 ホ長調 前楽章より半音4個上。
  • 第3楽章 変イ長調 前楽章より半音4個上。
  • 第4楽章 ハ短調 前楽章より半音4個上。

一般に解説書ではハ調を中心に上下3度の調で構成されているという対称性に言及されることが多いが、本日は角度を少し変えてみる。

ハ調を基準に「長3度」ずつ上の調が順次選ばれて元のハ短調に戻っているのだ。こういう例はブラームスの4楽章の作品において他に例が無い。あたかも一辺が半音4個で構成された正三角形のようだ。ブラームスで正三角形はこの1曲だけである。

ちなみに第2交響曲は直角三角形だ。

  • 第1楽章 ニ長調
  • 第2楽章 ロ長調 前楽章から半音3個下
  • 第3楽章 ト長調 前楽章から半音4個下
  • 第4楽章 ニ長調 前楽章から半音5個下

各辺の比率が3:4:5であるから、ピタゴラスの定理によればこれが直角三角形だということが判る。第2交響曲以外で直角三角形になるのは以下の通り6曲あるのだが、第1交響曲のような正三角形は他に存在しない。

  1. 弦楽六重奏第1番
  2. ピアノ四重奏曲第1番
  3. ピアノ四重奏曲第3番
  4. ピアノ五重奏曲
  5. 弦楽四重奏曲第1番
  6. 弦楽四重奏曲第3番

直角三角形のパターンは「3度関係2回と4度(5度)関係1回」と言い換えることが出来る。これを楽章の調性選択のパターンとして見るとき、ブラームスお得意の「3度」を長短各1回ずつに「4度または5度」という古典的な選択を各1回ずつブレンドしたと見ることが可能だ。何かとバランスのとれたこのパターン、実は第2交響曲を最後にパッタリと姿を消す。

代わって台頭するのが「直線型」である。中間楽章に第1楽章と同じ調もしくは同主調の採用が目立って来る。あるいは第2楽章と第3楽章で同じ主音が採用される。つまり上記のお遊びのルールに従った三角形が作れないのだ。いわゆる「三角形不成立型」である。さらに仔細に見ると面白いことが判る。ブラームスにおいてソナタの中間楽章に来る舞曲楽章は、けして第1楽章と同じ調性が現われないのだ。古典派のしきたりとの大きな違いである。古典派の慣習では、舞曲楽章は主調で書かれるのが普通だから、古典派のソナタは「三角形不成立型」なのだ。以下に挙げるブラームスの「三角形不成立型」は古典派のそれとは、舞曲に主調が現われないという一点において、一線を画している。

  1. ピアノ協奏曲第2番op83(Bdur-Dmoll-Bdur-Bdur)
  2. ピアノ三重奏曲第2番op87(Cdur-Amoll-Cmoll-Cdur)
  3. 交響曲第3番op90(Fdur-CdurCmoll-Fmoll)
  4. 交響曲第4番op98(Emoll-Edur-Cdur-Emoll)
  5. ピアノ三重奏曲第3番op101(Cmoll-Fmoll-Cdur-Cmoll)
  6. ヴァイオリンソナタ第3番op108(Dmoll-Ddur-Fismoll-Dmoll)
  7. 弦楽五重奏曲第2番op111(Gdur-Dmoll-Gmoll-Gdur)
  8. クラリネット三重奏曲op114(Amoll-Ddur-Adur-Amoll)
  9. クラリネット五重奏曲op115(Hmoll-Hdur-Ddur-Hmoll)
  10. クラリネットソナタ第1番op120-1(Fmoll-AsdurAsdur-Fdur)
  • 第2交響曲を境に、四楽章形式のソナタにおける調性選択のロジックが変わった可能性を考えたい。
  • 「三角形不成立型」は初期にも現れるから、初期から中期にかけては「三角形成立型」との混在だ。
  • 古典派の伝統もこの「三角形不成立型」だが、舞曲楽章が主調でないという点で、ブラームスの「三角形不成立型」とは区別が必要だ。

鹿島アントラーズの優勝を喜ぶガチンコネタである。そうでもしないと今日ばかりは鹿島ネタが爆発しかねない。

その他のカテゴリー

001 用語解説 | 002 ドイツ旅行① | 050 空席状況 | 051 お知らせ | 052 総集編 | 053 アラビアンナイト計画 | 060 ブラームス神社 | 061 縁起 | 063 賽銭 | 070 ドイツ分室 | 071 地名辞書 | 072 地名探検 | 073 地名語尾辞典 | 074 地名語尾 | 075 ドイツ語 | 076 ドイツ方言 | 077 ドイツ史 | 078 ハプスブルク | 079 人名辞典 | 080 イベント | 081 謝恩クイズ | 082 かるた | 083 のだめ | 084 お盆 | 085 中国出張 | 086 英国研修 | 087 ブログ出版 | 088 意訳委員会 | 089 ドヴォルザークイヤー総集編 | 090 ドヴォルザーク作品一覧 | 100 作曲 | 101 編曲 | 102 楽譜 | 103 音符 | 104 楽語 | 105 テンポ | 106 音強 | 107 拍子 | 108 調性 | 109 奏法 | 110 演奏 | 111 旋律 | 112 音型 | 113 リズム | 114 和声 | 115 対位法 | 116 形式 | 117 編成 | 118 ヘミオラ | 119 テキスト | 120 ベースライン | 121 再現部 | 122 微調整語 | 123 語彙 | 124 表情 | 125 伴奏 | 126 ジプシー音楽 | 140 ソナタ | 141 変奏曲 | 142 フーガ | 143 ロンド | 144 コラール | 145 間奏曲 | 146 スケルツォ | 147 ワルツ | 149 緩徐楽章 | 150 セレナーデ | 153 カプリチオ | 154 トリオ | 155 序奏 | 156 シャコンヌ | 157 メヌエット | 160 ブラームス節 | 161 分布 | 162 引用 | 170 楽器 | 171 ピアノ | 172 ヴァイオリン | 173 ヴィオラ | 174 チェロ | 175 コントラバス | 177 オーボエ | 178 クラリネット | 179 ファゴット | 180 ホルン | 181 トランペット | 182 トロンボーン | 183 チューバ | 185 トライアングル | 190 鍵盤楽器 | 191 弦楽器 | 192 木管楽器 | 193 金管楽器 | 194 打楽器 | 195 メゾソプラノ | 196 アルト | 200 作品 | 201 ピアノ曲 | 202 歌曲 | 204 室内楽 | 205 交響曲 | 206 協奏曲 | 207 管弦楽曲 | 208 合唱 | 209 重唱 | 210 民謡 | 211 オルガン | 212 オペラ | 213 カノン | 214 連弾 | 215 練習曲 | 216 学生歌 | 230 ドイツレクイエム | 231 交響曲第1番 | 232 交響曲第2番 | 233 交響曲第3番 | 234 交響曲第4番 | 235 大学祝典序曲 | 236 ヴァイオリン協奏曲 | 237 ピアノ協奏曲第1番 | 238 ピアノ協奏曲第2番 | 239 二重協奏曲 | 248 弦楽六重奏曲第1番 | 249 弦楽六重奏曲第2番 | 250 ピアノ五重奏曲 | 251 クラリネット五重奏曲 | 252 弦楽五重奏曲第1番 | 253 弦楽五重奏曲第2番 | 254 弦楽四重奏曲第1番 | 255 弦楽四重奏曲第2番 | 256 弦楽四重奏曲第3番 | 257 ピアノ四重奏曲第1番 | 258 ピアノ四重奏曲第2番 | 259 ピアノ四重奏曲第3番 | 260 ピアノ三重奏曲第1番 | 261 ピアノ三重奏曲第2番 | 262 ピアノ三重奏曲第3番 | 263 ホルン三重奏曲 | 264 クラリネット三重奏曲 | 265 ヴァイオリンソナタ第1番雨の歌 | 266 ヴァイオリンソナタ第2番 | 267 ヴァイオリンソナタ第3番 | 268 チェロソナタ第1番 | 269 チェロソナタ第2番 | 270 クラリネットソナタ第1番 | 271 クラリネットソナタ第2場 | 272 FAEソナタ | 300 作曲家 | 301 バッハ | 302 シェーンベルク | 303 ドヴォルザーク | 304 ベートーヴェン | 305 シューマン | 306 メンデルスゾーン | 307 モーツアルト | 308 ショパン | 309 シューベルト | 310 ワーグナー | 311 マーラー | 312 チャイコフスキー | 313 Rシュトラウス | 314 リスト | 315 ヘンデル | 318 ヨハン・シュトラウスⅡ | 319 ビゼー | 320 ブルックナー | 321 ハイドン | 322 レーガー | 323 ショスタコーヴィチ | 350 演奏家 | 351 クララ | 352 ヨアヒム | 353 ミュールフェルト | 354 アマーリエ | 356 ビューロー | 357 クライスラー | 358 ヘンシェル | 362 シュットクハウゼン | 400 人物 | 401 ファミリー | 402 マルクゼン | 403 ジムロック | 404 シュピッタ | 405 ビルロート | 407 ビスマルク | 408 ハンスリック | 409 フェリクス | 411 マンディ | 412 ヴィトマン | 416 カルベック | 417 ガイリンガー | 418 エルク | 419 グリム兄弟 | 420 森鴎外 | 431 アガーテ | 432 リーズル | 433 マリエ | 434 ユーリエ | 435 オイゲーニエ | 436 ベルタ | 437 リースヒェン | 438 オティーリエ | 439 シュピース | 441 バルビ | 442 シシィ | 500 逸話 | 501 生い立ち | 502 性格 | 503 学習 | 504 死 | 505 葬儀 | 506 職務 | 507 マネー | 508 報酬 | 509 寄付 | 510 顕彰 | 511 信仰 | 512 友情 | 513 恋 | 515 別れ | 516 こだわり | 517 癖 | 518 読書 | 519 リゾート | 520 旅行 | 521 鉄道 | 522 散歩 | 523 食事 | 524 ワイン | 525 タバコ | 526 コーヒー | 527 趣味 | 528 手紙 | 529 ジョーク | 530 習慣 | 531 住居 | 532 恩人 | 533 指揮者 | 534 教師 | 535 暗譜 | 536 美術 | 537 ビール | 550 楽友協会 | 551 ジンクアカデミー | 552 ハンブルク女声合唱団 | 553 赤いハリネズミ | 554 論争 | 555 出版社 | 556 初版 | 557 献呈 | 558 伝記 | 559 初演 | 560 校訂 | 571 ウィーン | 572 ハンブルク | 573 イシュル | 574 トゥーン | 575 デトモルト | 576 ペルチャッハ | 577 ライプチヒ | 578 デュッセルドルフ | 579 フランクフルト | 580 ベルリン | 590 イタリア | 591 イギリス | 600 ブログMng | 601 運営方針 | 602 自主規制 | 603 アクセス | 604 検索 | 605 カテゴリー | 606 記事備蓄 | 607 創立記念日 | 608 ブログパーツ | 609 舞台裏 | 610 取材メモ | 611 マッコークル | 613 一覧表 | 614 課題 | 615 カレンダリング | 616 ゴール | 617 キリ番アクセス | 618 キリ番記事 | 630 記念 | 631 誕生日 | 632 命日 | 633 演奏会 | 634 正月 | 635 ヴァレンタイン | 636 クリスマス | 637 ブラームス忌 | 638 ブラスマス | 639 クララ忌 | 641 愛鳥週間 | 642 ランキング | 699 仮置き | 700 思い | 701 仮説 | 702 疑問 | 703 お叱り覚悟 | 704 発見 | 705 奇遇 | 706 区切り | 707 モチベーション | 708 演奏会 | 709 感謝 | 710 よろこび | 711 譜読み | 712 音楽史 | 720 日本史 | 721 日本人 | 722 日本語 | 723 短歌俳句 | 724 漢詩 | 725 三国志 | 727 映画 | 728 写譜 | 730 写真 | 731 数学 | 732 レッスン | 733 ビートルズ | 740 昔話 | 741 仲間 | 742 大学オケ | 743 高校オケ | 760 家族 | 761 父 | 762 母 | 763 妻 | 764 長男 | 765 長女 | 766 次女 | 767 恩師 | 780 スポーツ | 781 野球 | 782 駅伝 | 783 バスケットボール | 784 サッカー | 785 アントラーズ | 786 バドミントン | 790 コレクション | 791 CD | 792 ipod | 793 楽譜 | 794 書籍 | 795 グッズ | 796 愛器 | 800 執筆の周辺 | 801 執筆の方針 | 802 ブラダス | 803 校正 | 804 譜例 | 807 パソコン | 808 ネット | 809 ドボダス | 810 ミンダス | 820 出版の周辺 | 821 パートナー | 822 契約 | 823 装丁 | 825 刊行記念日 | 840 販売の周辺 | 841 お買上げ | 842 名刺 | 860 献本 | 861 ドイツ国立図書館

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ