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カテゴリー「791 CD」の373件の記事

2024年7月 1日 (月)

師弟競演

オーボエのマンフレートクレメント先生の出番集をUSB上に作った。

それを作る過程で、あっと驚くネタにたどり着いた。

リヒター先生のバッハカンタータ選集は全75曲が24のディスクに収められている。その中のディスク18を聴いていたときのことだ。オーボエの演奏家にハンスイェルクシェレンベルガーと書いてあるではないか。

この人ベルリンフィルの主席を務めた人で憧れのオーボエ奏者だった。たしかミュンヘンの生まれだった。シェレンベルガー先生はマンフレート・クレメント先生に師事していたのだ。どこかで聞いたことがあると感じたのはこれだった。

そう。カンタータ137番地と33番では、クレメント先生とシェレンベルガー先生の競演が聴ける。

もはやバッハそっちのけ。

 

2024年5月31日 (金)

皇帝賛歌アメリンク版

エリーアメリンクの出番集をUSB上で作成したことはすでに述べてある。

我が家のコレクションから丹念に拾ってゆく作業の過程で思わぬ掘り出し物。ハイドンの歌曲をエリーアメリンクが歌っているCDだ。全3枚組の3枚目の最後のトラックに「Gott erhalte den Kaizer Franz」とある。これがなんとあの皇帝賛歌の歌曲版だった。皇帝四重奏曲にこれを元にした変奏曲がある。いわば「ドイツ国歌の主題による変奏曲」状態でとてもなじみ深い。

テキストがついた歌曲版があるとは聞いてはいたが、アメリンク先生が歌ってくれているではないか。

そう、本日5月31日はハイドン先生の命日だ。誕生日ネタの連発を命日で締めくくる。

2024年5月 6日 (月)

アメリンク出番集

バッハのカンタータで1年を巡る試みは、カール・リヒターのカンタータ選集のCDがあっての企画である。ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生をはじめとする盤石の歌手陣が最大の魅力である。バスのディースカウ先生のほか、テノールのペーター・シュライヤー、ソプラノのエディット・マティスの両先生について、その出番だけを抜き出して専用USBを作成した。

こまったのはエリー・アメリンクだ。カール・リヒター盤に何の不足もないのだが、ソプラノがアメリンクでないのが本当に惜しい。先の3名に加えてアメリンクでも、出番抜き出しUSBの作成を試みる。

先の3名は、出所がリヒター盤限定なので割と簡単だ。アメリンク先生は我が家所有のCDだけでも指揮者が下記の通り割れる。

  1. ヘルムート・ヴィンシャーマン
  2. カール・ミュンヒンガー
  3. レイモン・レッパード
  4. エルネスト・アンセルメ

この人たちのCDに分散するアメリンク先生の出番を丹念に拾わねばならない。

独唱アリアは当然として、他の独唱者との二重唱まで取り出した結果、38トラックの大全集になった。全部再生すると2時間14分になる。

同じソプラノのマティス先生の46トラック3時間48分に比べてコンパクト。

何より興味深いのはときどきヘルマン・プライ先生とのデュエットがあることだ。

2024年4月16日 (火)

ホッター先生ごめんなさい

「Ich habe Genug」BWV82の聴き比べファイルを作った話はすでにしてある。

我が家所有の同作品のCDをもれなく列挙した。つもりだったが、漏れがあった。ハンスホッター先生のCDだ。このCD冒頭にこのBWV82が収録されているのだが、そのあとブラームスの「4つの厳粛な歌」があったせいか、我が家のラックではブラームスの歌曲の位置におさまっていた。先の聴き比べファイル作成のときに見落としていた。

BWV82などバッハ先生のカンタータの余白に「4つの厳粛な歌」を収録するのは、ディースカウ先生にも見られた。

偶然とは思えない。

 

2024年3月23日 (土)

リヒターのブランデンブルク

ブランデンブルク辺境伯への就職活動のツールと言っては元も子もない。これら6曲に添えられていた手紙の日付が1721年3月24日だった。だから明日はブランデンブルク協奏曲の記念日。

私が初めてブランデンブルク協奏曲に出会ったのは大学1年の冬。所属する大学オケ恒例の春の室内楽演奏会でブランデンブルク協奏曲第5番の演奏にヴィオラで参加することになったからだ。達者なピアにニストが同学年にいて、なんとチェンバロをレンタルすることになった。楽譜が配られもしたが、ひとまず演奏を聴きたいとレコードを買い求めた。カールリヒター盤だ。その後長く長くマイスタンダードの座に君臨することになるリヒターだが、当時は唯一の所有で、いろいろ聞き比べる余裕なんぞなかった。

やがてCDの時代になって買い替えた。今ではブランデンブルク協奏曲のCDは10種類くらい持っているにはいるが、やはりリヒター盤は別格。第1番のホルンがヘルマン・バウマンだし、第5番のフルートにはオーレル・ニコレもいる。

その後、第6番に趣味が移りはしたがやはりリヒター盤の威光は不変。リヒターさんはその5番と6番でのみチェンバロを弾いてくれている。

時は巡り、昨年秋に次女が結婚により巣立ったことによるマイルーム計画が発動。自室で心置きなくDVDが聴けるようになってリヒターのDVDを入手した。CDより3年新しい1971年盤は、どこぞのシュロースでの録音。

見て気づいたのは、リヒターさんの指揮がえらくかっこいいことだ。カルロス・クライバーに匹敵する感じ。DVDのご利益。5番や6番でも弾き振りっぷりも必見だ。

しみじみ、ほのぼの。

2024年3月12日 (火)

結局リヒター

カンタータ頭出し用USBを作成した。その作成を昨日紹介したが、文章から受ける印象とは違う。「面倒臭そう」と感じさせてしまったとしたら、それは私の筆力不足だ。実のところ作るのはとても楽しい作業だった。それが通じねばならぬところだ。バッハのカンタータ全曲、どの曲でもたちどころに聴けるのは最低限の環境だ。楽譜の取り揃えは無理とあきらめたが音源確保だけは譲れぬということだ。

出来上がってあれこれ聴いてみて感じたことは、「やはりリヒター」が性に合うということだ。長い付き合いだから、こちらの耳や脳味噌にリヒター補正がかかってしまっているということかもしれない。ほどなくリヒターが録音していない作品をどの演奏で聴くかが肝だと気づかされた次第。

網羅性でリリンクが第一候補である。その選り好みのどさくさから、思わぬ次元が開けた。

そもそもリヒターもリリンクも指揮者だ。ディスクの個体識別のため指揮者名で呼ぶけれど、私がリヒターに惹かれる原因はどうも、歌手陣だと気づくのにさしたる時間はかからなかった。とりわけディートリヒ・フィッシャーディースカウ先生だ。ここにシュライヤーやマティスが加わる陣容は、ベッツとフリーマンに大谷翔平が加わるドジャースに匹敵する。悩ましいのはソプラノのアメリンク、コントラルトのシュトゥッツマンくらいだ。

いやもうそれはそれは極楽。

2024年3月11日 (月)

インデックスUSB

聴き比べファイルを作るうちに、USBファイルの操作にも慣れてきた。バッハのカンタータを追いかける1年でもあるので、カンタータをすぐに聞ける体制を整えにかかった。カンタータ全200曲の頭出し用USBである。本日はその作成の手順を紹介する。

まずはUSBの購入だ。奮発して128GBのものを準備した。

我が家のカンタータのCDコレクションをパソコンに取り込む。取り込みにかかる時間はディスク1枚あたり5分程度。まずはリリンク盤すべてを取り込んだ。これだけで60枚だ。次いでリヒター盤25枚。さらにはリステンパルト盤。あとはバッハゾリスデン、ロッチュ、クルトトーマスのライウチヒトマスカントル関与を次々と。併せて40枚程度にはなる。そしてミュンヒンガー、レッパード、BCJ、ガーディナー、コープマン、ビオンディなど目的に合わせて一本釣りで取り込む。かれこれ15枚ほど。

今度は最終的な取り込み先のUSB側の準備に移る。USBの中にフォルダーを作る。USBをパソコンに装着して、「フォルダーの新規作成」を200回繰り返し、それらにBWV001からBWV200までの名前を付ける。もっとも今では偽作と判明して欠番となっている番号は控除する。

そののち、パソコンからUSBに同期する。パソコン側のミュージックのファイルに、フォルダーが自動生成されて取り込み済のCD毎に保管されているから、それを丸ごとUSBに移す作業だ。この作業を同期といいCD1枚なら5秒という早業だ。

同期を終えるとその結果、USB側にファイルが自動生成されている。先に生成済のBWV001からの200のファイルとは別保存になっている。CD毎になっているものをBWV番号を参照しながら、一致するBWV番号のファイルに移動する。移送先のBWVファイル内に格納したら、そこにまた下位ファイルを生成して指揮者名を付与しておく。移送が終わって空になったファイルは、削除しておくといい。

BWV番号で探し、そこを開けると指揮者別に格納されているという状態を作り出すことに他ならない。お気に入りの「Ich habe Genug」BWV82のファイルには、十数種類のファイルがひしめいている。

USB内の音楽ファイルを再生するのは、再生機種によって、勝手が違う。一般のCDプレイヤーだと表示窓の制限からか使い勝手が悪いけれど、マイカーのプレイヤーだとタッチパネルからサクサクと目的の曲にたどり着く。

大容量の恩恵で、まだこれでも3分の2低度余力がある。

これで目的のカンタータをたちどころに聴ける。話題がどう飛ぼうと一瞬だ。

 

2024年3月 5日 (火)

聴き比べファイル

「Ich habe Genug」BWV82の第3曲「Schlummer ein,ihr matten Augen」への、のめりこみが嵩じてこれらを我が家所有のCDからUSBに切り取って連続再生する誘惑にかられた。

結果は以下の通りである。録音年、歌手、声種を添付する。

  1. 1966 エリー・アメリンク sop
  2. 2002 アンジェリカ・キルフシュラーガー MS
  3. 2002 イングリッド・シュミットヒュッテン Sop
  4. 2001 クラウス・メルテンス Bass
  5. 2000 イアン・ボストリッジ Ten
  6. 2000 マリヨン・ストリイク Sop
  7. 2000 ピーター・ハーヴェイ Bass
  8. 1998 ルネ・ヤコブス CT
  9. 1994 ナタリー・シュトゥッツマン CA
  10. 1991 トマス・コーイ Bass
  11. 1991 オラフ・ベーア Bar
  12. 1983 ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ Bass 
  13. 1968 ジェラルド・ゾウツァイ Bass
  14. 1968 ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ Bass
  15. 1961 ヘルマン・プライ Bass
  16. 1958 ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ Bass

以上だ。録音の新しい順なのだが、アメリンクは1トラックにレチタティーボが組み込まれている関係で先頭に持ってきた。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳からの引用は、このアメリンクと2002年のシュミットヒュッテンだけだ。

ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生だけが重複。1983年がヘルムート・リリンク、1968年がカール・リヒター、1958年はカール・リステンパルトという具合に指揮者が変わる。

指揮者で申すなら、クラウス・メルテンスはトン・コープマン。ボストリッジはビオンディ。ハーヴェイはガーディナー。ベーアがシュライヤー。ゾウツァイがヴィンシャーマンである。

全部再生するとおよそ2時間半かかるが、楽しい。

2024年3月 4日 (月)

キルヒシュラーガーのアリア集

アンジェリカ・キルヒシュラーガーさんはドイツのメゾソプラノ歌手。彼女が歌うバッハのアリア集のCDがお気に入りだ。メゾソプラノのためのアリアの花束だ。BWV156「Ich steh mit einemu Fuss im Grabe」の第1曲シンフォニア目当てで手に取ったが、「Vergenugte Ruh」BWV170の第1曲など豊作だ。

さらにだ。

その中に「Ich habe Genug」BWV82の第3曲「Schlummer ein,ihr matten Augen」が収録されている。メゾソプラノ版のCDは我が家にこれだけだ。

2024年2月25日 (日)

ピアノ伴奏はいかが

記事「やっぱりアメリンク」でアンナマグダレーナバッハの音楽帳にBWV82「Ich habe Genug」の第2曲第3曲が収められているとまくしたてた。実は愛聴盤がもう一種ある。ジェイムズマドックスというピアニストが入れていて、ソプラノはイングッド・シュミットヒュッテン。そりゃあアメリンクには一歩譲るけれど、家庭でポロリポロリと弾いている感じがしておさまりがいい。

さらにこちらは2枚組で、同音楽帳の全曲が入っている。ドライブや在宅勤務のおともに好適。

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