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カテゴリー「795 グッズ」の58件の記事

2024年4月20日 (土)

ベーレンライター創立100年

「バッハ作品目録2022」を買い求めたとき、それを持ち帰るのにどうしようかと一瞬固まった。何しろ重いからだ。適当なバッグをもっておらずどうしたものかと迷ったが、店頭にエコバッグを見つけて手に取った。

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楽譜出版で名高いベーレンライター社の創業100年記念のアイテムだということだ。バッハ作品目録はブライトコップフなのだが、この際それは棚上げとばかりに買い求めた。エコ大国ドイツだけあって再生プラスティック製だ。大きさも価格も手頃。デザインも気に入った。

2024年3月23日 (土)

リヒターのブランデンブルク

ブランデンブルク辺境伯への就職活動のツールと言っては元も子もない。これら6曲に添えられていた手紙の日付が1721年3月24日だった。だから明日はブランデンブルク協奏曲の記念日。

私が初めてブランデンブルク協奏曲に出会ったのは大学1年の冬。所属する大学オケ恒例の春の室内楽演奏会でブランデンブルク協奏曲第5番の演奏にヴィオラで参加することになったからだ。達者なピアにニストが同学年にいて、なんとチェンバロをレンタルすることになった。楽譜が配られもしたが、ひとまず演奏を聴きたいとレコードを買い求めた。カールリヒター盤だ。その後長く長くマイスタンダードの座に君臨することになるリヒターだが、当時は唯一の所有で、いろいろ聞き比べる余裕なんぞなかった。

やがてCDの時代になって買い替えた。今ではブランデンブルク協奏曲のCDは10種類くらい持っているにはいるが、やはりリヒター盤は別格。第1番のホルンがヘルマン・バウマンだし、第5番のフルートにはオーレル・ニコレもいる。

その後、第6番に趣味が移りはしたがやはりリヒター盤の威光は不変。リヒターさんはその5番と6番でのみチェンバロを弾いてくれている。

時は巡り、昨年秋に次女が結婚により巣立ったことによるマイルーム計画が発動。自室で心置きなくDVDが聴けるようになってリヒターのDVDを入手した。CDより3年新しい1971年盤は、どこぞのシュロースでの録音。

見て気づいたのは、リヒターさんの指揮がえらくかっこいいことだ。カルロス・クライバーに匹敵する感じ。DVDのご利益。5番や6番でも弾き振りっぷりも必見だ。

しみじみ、ほのぼの。

2024年3月19日 (火)

バッハの居場所

居室ベッドの足元にブラームスの絵を飾ったと書いた。もし私がこのベッドで息を引き取るなら、ブラームスに看取ってもらえると考えた。

この度、ベッドの枕元にバッハの絵も飾った。ライプチヒバッハムゼムで買い求めた絵葉書を額に収めて置いただけだ。これにてバッハにも看取ってもらえるということだ。

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よく見るとブラームスもいる。

2024年3月17日 (日)

I love singing with Barenreiter Blue

「ベーレンライターと歌うのが大好き」と訳しては堅苦しい。某楽譜ショップで見つけて衝動買いしたエコバッグに書かれていた。

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下の方に小さく「Urtext」とあるのは「原典版」の意味。ベーレンライターは言わずと知れたドイツの楽譜出版社だ。我が家にもある。そういえば表紙は青系統の色だった。あの色を「ベーレンライターブルー」というのかという軽い驚き。

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写真左のパッヘルベルの色が地で、右側バッハの楽譜の色が文字ということなのだろう。

暖かくなったらこのバッグを持って街に出たい。ハミングが似合いそうだ。

英語ではなくドイツ語で「Ich liebe云々」だったらもっと良かったなどと贅沢は言うまい。

2024年1月13日 (土)

カンタータのDVD

バッハのカンタータのCDはかなりの枚数がコレクションになっているのに対して、DVDは心細い。

トン・コープマン盤とヘルムート・リリンク版の2枚だけだ。

コープマン盤は数曲収納されているが、リリンク版はモテット集の余白にひっそりという扱いである。大好きなリヒターにはマタイ受難曲やロ短調ミサのDVDが出ているもののカンタータはお留守である。

そもそもオペラに比べればカンタータのDVDのニーズが低いのだろう。店頭でもあまり見かけない。ましてやである。DVDという媒体は、CDより遅れて普及したので大好きなフィッシャーディースカウ先生の出演が少ない。

2023年12月22日 (金)

3大テナーのクリスマス

某ショップで中古品をお手頃価格で入手した。

申すまでもなく、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴそしてホセ・カレーラスの3人にコンサートだ。

ながらで聴いていて驚いた。芳醇なフルオーケストラによるイントロで何が始まるかと思ったら「ブラームスの子守歌」だった。そもそもブラームスの歌曲はテノール適性が低く、三大テナーのCDは一枚も持っていない。

ドミンゴが静かに歌いだし、カレーラスパヴァロッティの順に引き継がれてゆく。とても貴重な3人の合作だ。

難点は、これでは赤ん坊が寝られそうもないことくらい。

2023年11月28日 (火)

卓上譜面台

 マイルーム化の隠れた効果に、自室での楽器の練習がある。家族に対する負い目もあって楽器から遠ざかっていたが、自室でなら気兼ねなく弾ける。オケの練習には持ち運び優先で市販の譜面台を用いるけれど、広げたりと畳んだりも面倒とあって、自室練習には卓上譜面台を用意した。

知り合いの大工さんにお願いして作ってもらったオリジナルだ。

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こんな感じでテレビの前において使う。折り畳みの譜面台よりもサクッと始められる。チューナーやスコア、鉛筆も手近におけて便利。

2023年11月 7日 (火)

小道具としてのお香

昨日の記事「ウィーンに六段の調べ」で言及した守屋先生の作品の右下隅に香炉が描かれている。黒いテーブルが右下からせり出すように置かれて、その上に香炉がある。右下が空白でないところに構図としての巧妙さがあると感じるが、そこに香炉が配されることに深い深い意義を感じる。

時は明治。条約改正に打って出た日本は、欧州に進出し、華麗な外交を展開する。大使たる伯爵の夫人が筝曲の名手というのは格好の国際交流だ。音楽の都ウィーンではなおのことだ。そして当時欧州楽壇の最長老のブラームスの前で琴を実演する場に、お香が焚かれているという状況は、ものすごい説得力だ。 

香炉から立ち上る煙が、眉間にしわを寄せて聞き入るブラームスにかかっているのは、演奏を聴いたブラームスの内面への浸透を象徴して余りある。

音も聞こえてきそうなら、薫香までも漂ってきそうだ。

小道具の配置一発で、この効果とは恐れ入る。

2023年11月 6日 (月)

ウィーンに六段の調べ

先日、ちょっと遠出してきた。

目的地は岐阜県大垣市。大垣市守屋多々志美術館。そこには守屋多々志先生の代表作、「ウィーンに六段の調べ」が所蔵されている。常設されていないため、限られた特別展だけが鑑賞のチャンスである。

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明治期の日本とオーストリアの交流がテーマのこの作品のことは、日本ブラームス協会編「ブラームスの実像」の173ページに詳しい。1887年から3年間、駐ウィーン大使として条約改正に奔走した戸田氏供伯爵の夫人が、山田流筝曲の名手であった。彼女の実演を聴いたブラームスが書き込みを入れた楽譜が楽友協会に伝えられていることを、モチーフに守屋先生が描いたのが「ウィーンに六段の調べ」である。

実際に「日本の旋律」としてウィーンで出版された旋律の実演に接したブラームスが楽譜に修正を施しているというレアな情景。右端のブラームスはおなじみの白髪と髭で、眉間にしわを寄せながら、右手に鉛筆、左手に楽譜だ。芸が細かいのは楽譜が本当に細かく描写されている。4段目以下の楽譜が、先の「ブラームスの実像」の183ページ掲載の楽譜そっくりだ。

伝承を元に、精密な考証を重ね、見てきたようなシーンを絵に描きとめるという守屋先生の作風をもっともストレートに反映した一作だ。

実際に展示場に踏み入ると圧倒された。正面に据えられていたのは高さ180㎝はあろうかという屏風絵だ。お琴が作る斜めの線と、どっしりとくつろぐブラームスの身体が作る線が、V字型をなす大胆巧妙な構図と、伯爵夫人のドレスの紫とが相まって、まるで音がするよう。

さまざまな国の民謡あるいは民族音楽の収集家だったブラームスの面目躍如だ。

 

 

2023年11月 3日 (金)

カーテンとブラインド

次女の部屋跡地のマイルームは、女子用のカーテンが下がっていた。昨日の記事の写真では椅子の後方に映っている。

思い切ってカーテンをやめて木製ブラインドにした。

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カーテンレールが内側に飛び出すのが微妙に気になっていた。開けた場合、カーテンが両サイドで束になるから、ベッドの枕元に、垂れてくる。なんといっても、木の質感と、色が窓枠と一致しているのが心地よい。マイシアターにふさわしい収まりだ。

 

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