当日のハプニング
昨年末に開催された職場オケの初コンサート。盛会のうちに終了し、打ち上げになだれこんだ。子らの世代の仲間と最後まで盛り上がった。
ではあったが、実は当日神様がハプニングを用意していた。
夕方からのコンサートではあるのだが、当日は通常勤務でもあった。午前のデスクワークを終えてランチのあと立ち上がろうとした瞬間、眼鏡が床に落ちた。「へっ?」てなもんた。拾い上げてみるとテンプルがはずれていた。小さなビスが紛失していたのだ。中学以来の長い眼鏡生活だが、こんなことは経験がない。あたりを探してもその小さなビスは見つからない。
スペアの眼鏡は自宅。どうしよう。時計を見ると14時。急遽フレックスタイムを申請して自宅に取りに戻ろうにも、買い求めたショップに行こうにも時間がない。
スマホで近所の眼鏡ショップを検索したところ、職場から徒歩5分のところにあった。
フレックスタイムだけはそそくさと申告してショップに急行した。小さな雑居ビルを訪ね、恐る恐る事情を話すと、ニコニコと応じてくれた。一旦バックヤードに入っていったが、しばらくすると「ピタリと来るサイズのビスを探すのに手間取りましたが」、といいながら戻ってきた。
いかがですかと話す感じが気さくなおじいちゃんと言う感じで神様に見えた。実はこのあと演奏会で云々と事情を説明すると、奥から楽譜をもってきて「音符が読めますか?」と目の前にたててくれた。それから話がはずみ、彼が昭和18年生まれだと分かった。80歳超えているが、このショップの社長だった。
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