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カテゴリー「301 バッハ」の828件の記事

2025年10月20日 (月)

中身と額のバランス

そもそも、額縁をオリジナルで作って、自室に何かを飾る場合、入れたい物本体と額縁の価格の間に、何か相関関係があるのか。

今回のフェルトバッグは1000円。これを、大好きな絵の部分だけ切り取って額に納める。だから実物の価格は1000円を切る。このとき額縁にいくら使ったらいいのか?

懇意にしている額縁屋さんに伺って相談したところ盛り上がった。かつてこういうお願いをした。A4の既製品で色、デザインがピタリの物でもあれば問題はない。一つだけあるにはあったがそれでも4200円だ。

オリジナルの額縁をあれこれ絵の周りに置いてみてなどと始まったら、お店の思うつぼだ。

えいっと選んで見積もってもらったら12000円だ。微妙だ。10万なら諦めていた。

2025年10月19日 (日)

フエルトバッグの実態

先般、「マエストロたちの晩餐」で、ダヴィンチの最後の晩餐をパロったデザインのフェルトバッグに出会って衝動買いした話をした。価格は1000円。安い。大体A4サイズの横で、楽譜ならスンナリ入る。イェーってなもんで得意顔だったが、実際にはこれもったいなくて使えない。

その後、買ったときについていたビニール袋に入れて本棚の上に飾ってある。そもそもフェルトバッグは使っているうちに毛玉も出来るし、色合いもあせてゆく。そんな姿は見たくないと、心のそこから思い詰めた。

その後、いろいろ考えるうちに、このデザインはバッハを中央に配置して、イエス様になぞらえたバッハグッズであると思うようになった。で、おまけにブラームスも顔を出している。

だからいっそ、ビニールに入れたまま、自室に飾っておくべきグッズであると結論付けた。

2025年10月 7日 (火)

とがった4B

という訳でさくっと写譜終了。以下の通り1段に3小節と決めて進めた。

20250914_190244

やはり、インターナショナル社の楽譜は、詰めすぎですわ。1段に7小節から8小節とは。弾いていてテンポが急ぎ気味になる気がする。

20250808_141059_20250915070601

どちらで練習しても腕前に影響はないという考えにも一理ありますが、やはり気持ちよく練習したい。

先に写譜を終えた第1楽章は、ボールペンを用いたが、今回は鉛筆。譜頭の黒丸の部分は4Bを使い、その他はBまたは2Bという具合に使い分ける。鉛筆削りを手元に用意して豆に削る。「とがった4B」がポイント。

2025年10月 6日 (月)

超単純作業

バッハ、ヴァイオリンソナタ第4番ハ短調ヴィオラ版の第2楽章に続いて、第1楽章も写譜する流れになった。大枚はたいて買い求めたインターナショナル社の楽譜には、要らん情報も多いので、思い切ってすんなり諦めて、ヘンレ版のヴァイオリンパートを写し取ることにした。ここ重要。

考えることは以下。

  • 全36小節をA4で1ページに収める。
  • 完全にオクターブ下げる。
  • スラー、スタカート、ダイナミクス全て写し取る。

ヘンレ版をオクターブ下に写し取るだけだ。

1ページ12段。1段に3小節取ることで、完全に1ページに収まる。先に小節線を引いてしまってあとは黙々と写す。

気持ちがいい。

2025年10月 5日 (日)

シシリアーノも写譜

バッハ、ヴァイオリンソナタ第4番ハ短調BWV1017のヴィオラ編曲版について、思いあまって第2楽章を写譜したと書いた。この度第1楽章も写譜することにした。第2楽章の場合はオクターブ下げるため、同時にC線を鳴らしたいためだった。

では何故第1楽章も写譜なのか?

まずは私が写譜を苦にしないことが大前提として、以下の画像を見比べて欲しい。

20250808_122917

これが、ヘンレのヴァイオリンオリジナル版。

20250808_141059_20250914182901

次がインターナショナル社のヴィオラ版の楽譜。ボウイングやダイナミクス、あるいは指番号は無視するとしてだ。

同じ小節数なのに、ヘンレは1楽章に丸々1ページ割いている。一方でインターナショナル社は、無理やり半分に切り詰めている。

第1楽章をも写譜でと決意した理由はこれだ。インターナショナル社の切り詰めっぷりでは、楽譜の余白に書き込みもしにくい。コストダウンと言われれば返す言葉はない。がしかし、どうせ練習するなら同社のコストダウンのシワ寄せを受けたくない。

この程度のことで私の音程が劇的に改善するはずはないが、どうせなら気持ちよく練習したい。

2025年9月24日 (水)

13名の提案

さてさて、今日の記事もまた「マイカー用常用USBの更新」ネタではあるのだが、これ実は「マエストロたちの晩餐」にもつながる話になっている。「マエストロたちの晩餐」ではバッハを含む13名の作曲家が選ばれているのだが、私自身で13名となると多過ぎはせぬか と嘆いた。

ところが、マイカー用常用USBの更新から導き出されたギガバイトランキングのベスト13をこれにあてたい。以下に13位までをギガバイト順に列挙する。

  1. バッハ 108.0GB
  2. ブラームス 62.5GB
  3. ハイドン 26.9GB
  4. モーツアルト 22.4GB
  5. ベートーヴェン 20.7GB
  6. シューベルト 18.2GB
  7. ヴィヴァルディ 13.0GB
  8. ドヴォルザーク 11.5GB
  9. テレマン 9.53GB
  10. ブクステフーデ 5.78GB
  11. パッヒェルベル 4.78GB
  12. メンデルスゾーン 3.21GB
  13. シューマン 2.58GB

以上13名だ。「マエストロたちの晩餐」にあやかって13名にしたから、メンデルスゾーンもシューマンも入ったけれどベスト10なら落ちていた。ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルトの4名はこんなもん。曲が多い分ハイドンが膨らむくらい。地味にすごいのはシューベルトかもしれぬ。これほぼ歌曲だけの数値だ。でもって実はヴィヴァルディが好きだとも分かる。

テレマン、ブクステフーデ、パッヒェルべルは、意外なランクイン。2018年の墓参ドイツ旅行以来の傾向が続いていたかもしれぬ。

で、「マエストロたちの晩餐」にいなかった人は赤文字にしておいた。ちなみに、「マエストロたちの晩餐」にいて、こちらにはいない人は5人。リスト、ショパン、パガニーニ、ヘンデル、クララ・シューマンだ。

やったことはおバカだが、できあがってみると思ったより健全なランキングだ。

2025年9月18日 (木)

つくづくヴィオラ

さて、写譜を趣味にしてみてはという算段の話。

我が家には亡き妻の形見のヴァイオリンがある。今年の春少々の出費をしてメンテした。18年前長女がヴァイオリンを辞めて以来のブランクだった。工房の先生に「いっそあなたが弾いては?」と言われその気にもなりかけたが、やはり風あての域を出ない。巨大ヴィオラとのサイズの差は胴長で10センチにも達する。ヴァイオリンに持ち替えた瞬間の違和感は言葉にならない。ヴァイオリニストがいきなり巨大ヴィオラを構えた時の違和感と比べるとどうなのだろう。

で、バッハのヴァイオリンソナタ第4番ハ短調BWV1017が好きで、なんとかヴィオラで弾けないものかと楽譜を探してありついた。最初はあるだけでありがたかったが、いろいろ試しているうちに、違和感も感じた。

このときだ。

いっそ私がヴァイオリンを弾いて、オリジナルのヴァイオリン版をとは、まったく思わなかった。

ちっとも。

でも、もしヴァイオリンが弾けたら、ヘンレの原典版があるから写譜は不要だ。

それでもやはり私はヴィオラにこだわった。

その結果、いっそ写譜したらとなる。やってみると写譜が意外と楽しくて、手間でも苦労でもない。それどころか写譜周辺のネタでブログの記事がいくつか書けるわいと、ほくそ笑んだ。

かくして「写譜」は「演奏」「バッハ」とならぶ老後の三位一体とまで思い詰めるにいたった。

 

 

 

 

2025年9月13日 (土)

バッハのための晩餐

まだまだ驚くべきマエストロの晩餐の話。

20250906_194951

思うにつくづくこれは、バッハのアイテムだ。最年長はヘンデルにわずかに譲るが、ダヴィンチの構図の中央に描かれて何らの疑問も出なかった。そりゃあ私だけかもしれない。ダヴィンチの構図の中でバッハをこの位置に書き込んだら、つまりそれはイエスとイコールだ。バッハとキリスト教の関係を思うときとても自然だ。ここにバッハを据え、「どこからも文句の来ない」と感じる人々が買うのだ。

他の12名を従えてはいるが、これはバッハのアイテムだ。

そう考えることで、すんなりくる。これを喜んで買う私も、もはやバッハ好きだということだ。

2025年9月10日 (水)

C線を鳴らす編曲

バッハ、ヴァイオリンソナタ第4番ヴィオラ版の第二楽章のパート譜から極端なハイポジションを削除するための写譜を終えた。

大切なことがある。名人でもないヴィオラ弾きに第5ポジションを強いる編曲とは何なのか。ずっと考えていた。大好きな同ソナタをヴィオラで弾きたいニーズはどこからくるのか。

ポイントは下記。

20250813_161406

これ、ト音記号だ。102小節。3拍目裏にCがある。このCはヴィオラC線のオクターブ上だ。これをヴィオラC線開放弦で弾くよう編曲した。このCが全部で3回出てくる。それらを全てC線解放で弾くように変えてみたのだ。

辺りの景色が一変した。釣られてC線のフレーズもちょくちょく出てくる。AsやBなどのハイポジションをなくすことばかり考えていたが、同時にそれはC線を鳴らす編曲だった。一連のオクターブ下げは、ハイポジ逃れの小細工ではなく、C線鳴らしの工夫であったと、再度位置づけることで、後ろめたさが数段減じられた。

C線弾きたくてヴィオラを弾いている。

2025年9月 9日 (火)

写譜レポート

バッハ、ヴァイオリンソナタ第4番ハ短調のヴィオラ版。第二楽章を自分で写譜した。

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気づいたことをいくつか。

  • 写譜は楽しい。
  • 109小節の写譜を3日で終えた。さくさくだった。
  • 1段に3小節を基準として全てこれに統一してよかった。インターナショナル社の楽譜、小節の長さが変わるので実は注意がいる。
  • 臨時記号の有効期限は1小節っていう原則、インターナショナル社はわかっているのだろうか?いらんはずの臨時記号がかなり書かれていた。私の写譜ではすべて削除だ。特にラのナチュラルが要注意だ。「ラ」のナチュラルに不要なものが多すぎる。
  • インターナショナル社の楽譜だけを真に受けた写譜は危険と判断し、ヴァイオリンオリジナルのヘンレの楽譜を参照しながら進めた。
  • アシストのつもりの指番号はひとまず全て削除した。同様にアップダウンの指示もカット。
  • 写譜って実は、譜読みに近いかもしれない。写譜しながらなんだか指番号やボウイングのアイデアが走る。がしかし、それが嵩じると写譜のスピードが落ちる。指番号やアップダウンは、削除が正解。
  • 全109小節だが、最初の5小節は休みだ。ヴィオラは6小節目から入る。驚いたことに、そこから104小節まったく休みがない。正確には4分休符以上の休符がない。CDで聞くとあっと言う間だが、かなりな集中力が要る。

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