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カテゴリー「108 調性」の118件の記事

2021年5月28日 (金)

余韻深々

以下の通り完成した「平均律歌曲集在宅版」を再生して楽しんでいる。

  1. ハ長調 恋歌op71-5 HP ヘルマン・プライ
  2. ハ短調 領主フォンファルケンシュタインの歌op43-4 AS アンドレアス・シュミット
  3. 変ニ長調 我等はそぞろ歩いたop96-2 HP
  4. 嬰ハ短調 まどろみはいよいよ浅くop105-2 MS 白井光子
  5. ニ長調 サッフォーの頌歌op94-4 MS
  6. ニ短調 人間の成り行きはop121-1 DFD フィッシャーディースカウ
  7. 変ホ長調 五月の夜op43-2 HP
  8. 変ホ短調 愛の誠op3-1 JN ジェシーノーマン
  9. ホ長調 すみれによせてop49-2 DFD
  10. ホ短調 あの娘のもとにop48-1 DFD
  11. ヘ長調 野のさびしさop86-2 MS
  12. ヘ短調 小夜鳥op97-1 MS
  13. 嬰へ長調 我が恋は緑op63-5 HP
  14. 嬰ヘ短調 雨の歌op59-3 DFD 
  15. ト長調 セレナーデop106-1 DFD
  16. ト短調 私は顔をむけてみたop121-2 DFD
  17. 変イ長調 おお涼しき森よop72-3 DFD
  18. 変イ短調 エーオルスのハープによせてop19-5 MS
  19. イ長調 調べのようにop105-1 HP
  20. イ短調 夕立op70-4 DFD
  21. 変ロ長調 夏の宵op85-1 DFD
  22. 変ロ短調 ことづてop47-1 DFD
  23. ロ長調 森のしじまにop85-6 HP
  24. ロ短調 永遠の愛についてop43-1 HP

聴き込んでみると、好みの曲を調性順に羅列しただけなのに味わいがある。9番のホ長調「すみれによせて」から11番ヘ長調「野に一人いて」までの3曲の連なりは絶妙だ。13番と14番の嬰へ組ではシューマンの遺児フェリクスに思いをはせてしみじみする。17番から21番への流れも馥郁たる香気が感じられて淀みがない感じ。ラストのロ短調「永遠の愛について」のイントロが始まるとしみじみする。この曲が大トリになる偶然を味わうべきだ。

2021年5月27日 (木)

平均律歌曲集在宅版

記事数を稼ぐための小出しもそろそろ限界という訳で、平均律歌曲集改訂版24曲にお気に入りの演奏を充てたプライヴェートCD作成を報告する。在宅のつれづれに、ドライブのお供に流しっぱなしにしてストレス最小を意図した。先に演奏家の紹介から。

  • ディートリッヒ・フィッシャー-ディースカウ(Br)10曲。DFDと略記。
  • ヘルマン・プライ(Br)7曲。HPと略記。
  • 白井光子(MS)5曲。MSと略記。
  • ジェシー・ノーマン(Sop)1曲。JNと略記
  • アンドレアス・シュミット(Br)1曲。ASと略記

12年前 には22曲に22人の女性歌手を充てていたが、パズルとしての面白さとは裏腹に、好みの演奏の羅列にならないというストレスにさらされていた。この度の改定で全24曲に拡充した代わりに、歌手の重複を許可した結果、歌手は上記5人に絞られることとなった。世の中女子の時代だというのに女性歌手は人数で40%、曲数で25%にとどまった。昔からの刷り込みの効果か、フィッシャーーディースカウとヘルマン・プライでおよそ3分の2を占めることとなった。そうした後ろめたさは、完成したCDを再生して吹き飛んだ。名付けて「平均律歌曲集在宅版」と洒落込む。以下に明細を紹介する。

  1. ハ長調 恋歌op71-5 HP
  2. ハ短調 領主フォンファルケンシュタインの歌op43-4 AS
  3. 変ニ長調 我等はそぞろ歩いたop96-2 HP
  4. 嬰ハ短調 まどろみはいよいよ浅くop105-2 MS
  5. ニ長調 サッフォーの頌歌op94-4 MS
  6. ニ短調 人間の成り行きはop121-1 DFD
  7. 変ホ長調 五月の夜op43-2 HP
  8. 変ホ短調 愛の誠op3-1 JN
  9. ホ長調 すみれによせてop49-2 DFD
  10. ホ短調 あの娘のもとにop48-1 DFD
  11. ヘ長調 野のさびしさop86-2 MS
  12. ヘ短調 小夜鳥op97-1 MS
  13. 嬰へ長調 我が恋は緑op63-5 HP
  14. 嬰ヘ短調 雨の歌op59-3 DFD 
  15. ト長調 セレナーデop106-1 DFD
  16. ト短調 私は顔をむけてみたop121-2 DFD
  17. 変イ長調 おお涼しき森よop72-3 DFD
  18. 変イ短調 エーオルスのハープによせてop19-5 MS
  19. イ長調 調べのようにop105-1 HP
  20. イ短調 夕立op70-4 DFD
  21. 変ロ長調 夏の宵op85-1 DFD
  22. 変ロ短調 ことづてop47-1 DFD
  23. ロ長調 森のしじまにop85-6 HP
  24. ロ短調 永遠の愛についてop43-1 HP

以上。総演奏時間は78分50秒。CD1枚にピタリと収まる。

ハ短調に「領主フォンファルケンシュタインの歌」を起用するのは私ならではかと。フィッシャーディースカウにもプライにも録音が無いマイナー気味の作品ながら、キリリキビキビで心地よいと採用。歌唱はフィッシャーディースカウの弟子アンドレアス・シュミットが師匠の居ぬ間の洗濯。フィッシャー・ディースカウの居ぬ間というなら、変ホ短調「愛の誠」も同じでジェシーノーマンさんに1票。居ぬ間系と申すなら嬰ハ短調の「まどろみはいよいよ浅く」ニ長調「サッフォーの頌歌」にもフィッシャー・ディースカウの録音がない。日本人メゾソプラノ白井光子先生の登場。イニシャルがメゾソプラノとピタリの「MS」というのがおされ。彼女は鬼の居ぬ間専任でもなくて、全5曲のうち、他の3曲はフィッシャー・ディースカウに競り勝っての採用。ウイーンのブラームスザールで生を聴いて以来ファンになったプライくらいがフィッシャー・ディースカウに対抗する存在。曲数では劣るが、ラスト2曲を受け持って面目躍如だ。

むっちゃ楽しい。

 

 

2021年5月24日 (月)

歌手パズルを諦める

2009年4月19日の記事「平均律歌曲集」に発覚した誤りの修正をキッカケに12年後の今の感覚でチョイスを更新 した。全22曲に加え欠けていた調を無理やり補って24曲とした。

そこではたと考えた。

12年前同様に、これら24曲を女性歌手1人1曲のパズルにするのかどうかだ。我が家所有のCDをパソコンで取り込んで、プライヴェートCDを組み立てるというパズルとしての楽しみに疑問を感じた。

その理由は、「調性別ベスト歌曲集」ではあるのだが、必ずしも「ベスト演奏の集積」にならないということだ。加えて昨今のコロナ禍で、在宅勤務なり外出自粛なりから来る巣ごもりの供として見た場合、自室やマイカーで「流しっぱ」にする際、大好きな曲がお気に入りの演奏にならないという状況は切実なものだ。「ベスト演奏の定義はなんぞ」と突っ込まれればたちまち返答に窮する素人でもあるので、そこは「大好き演奏」と挿げ替えてもいい。

女性歌手一人1曲の選定は「あちら立てればこちらが立たず感」に溢れたやりがいではあったが、この際その楽しみは放棄して、「在宅最適」を目指すこととする。

2021年5月21日 (金)

キーコントロールの謎

移調して歌うことが歌曲にのみ許されたかという話からおバカな思い出話にそれる。

カラオケ伴奏のキーを自分のキーに合わせて調整出来る機能がある。今や当たり前で珍しくも何ともない。この機能が世の中に出始めた頃の話だ。昨今のマシンでは、リモコンで操作した結果が画面に表示されるのだが、昔はそうではなかった。

私もキーを変えたくなった。やってみたがイメージと違うのだ。1音くらい低く出来ればいいのに低過ぎてしまうのだ。その場は笑ってごまかしたが長くトラウマになって残った。謎が解けるのに5年以上かかった記憶がある。

キーコントロールをするリモコンにはボタンがついてる。高めるにしても低めるにしてもそのボタンを押すのだが、このボタンがいけない。高めるほうには「♯」低めるほうには「♭」が描かれている。1音低くしたいと思った私は「♭」を2回押してしまっていたのだ。実際の移調と同じノリをキーコントロールのボタン操作で再現したのだ。実際の楽譜では「♭」を2個付けることで1音低い調に移行するのだ。ハ長調が変ロ長調になるのと同じ理屈だ。半音下げたい時に「♯」を5回押していたのだ。訳が分からなくなるのは当たり前である。

ここでいう「♯」や「♭」は単に「高める」「低める」の意味だ。胸のわだかまりはなくなったが、カラオケが上手くなった訳ではない。

2021年5月20日 (木)

移調の掟

ヘルムート・ドイチュ先生は著書「伴奏の芸術」の中で、歌手の声の都合からリサイタルで取り上げる作品を移調して演奏することがあると証言しておられる。これがけして少なくないというニュアンスで描写されている。ブラームスの友人で歌手で指揮者のジョージ・ヘンシェルの証言によれば、声の都合で作品の最高音を和音の範囲内の別の低い音に差し替える申し出をブラームスが許可したという。

これは声楽作品に特有の現象だろう。声楽でも合唱となると考えにくい。器楽ではもちろんご法度だ。ハイポイションで弾けないから勝手にオクターブ下げて弾いてしまうことなど言語道断だ。どうやら移調には暗黙を含めてある種のルールがあったらしい。

  1. 作品39の「16のワルツ」はオリジナルの四手用がブラームス本人によって独奏用に編曲されているが、その際ラスト4曲が全て半音低い調に移調されている。演奏の難易度に配慮したと解されているが、上記の例からすると異例の扱いである。
  2. ブラームス本人はニ長調で演奏されることを望んでいた「恋歌」作品71-3は、ウイーンの売れっ子テノール歌手の要望でハ長調として出版されたという。
  3. レーメニーとのツアーで立ち寄った演奏会の会場のピアノのピッチが半音高かった。ヴァイオリンを半音高く調弦することにレーメニーが難色を示したために、ピアノを弾くブラームスがその場で半音低く演奏して事なきを得たというエピソードがある。この話は、とっさに半音低く移調して弾いたという移調ネタなのだが、もっぱら、ブラームスのピアノの腕前を強調するトーンで語られる。
  4. ヴァイオリンソナタ第一番ト長調をチェロで演奏したCDがある。楽譜も売られているが、これはニ長調に移調されている5度高く移調したと見るか、4度低く移調したと見るか悩ましいものがある。
  5. ハンガリー舞曲第5番はピアノ連弾の原曲では嬰へ短調だが、一般に流布した管弦楽版や、ヨアヒム編曲のヴァイオリンとピアノ二重奏版では、ト短調に移調されている。ヴァイオリンの重音奏法をビシバシ決めるにはト短調の方が何かと好都合なのかもしれない。ところがピアッティ編曲のチェロ版ではへ短調に移調されている。
  6. 嬰ヘ短調とト短調間の移調という話なら、「雨の歌」である。オリジナルの歌曲は嬰ヘ短調で、ヴァイオリンソナタに移殖するに際して半音上のト短調とされた。

4番、そしてもしかすると5番もブラームス本人の関知しないところかもしれない。「独唱者の声の都合による場合だけ移調で逃げてもいい」というような掟を想定したい。いかがなものだろうか。

我が家所有の歌曲のCDにこの移調がまぎれこんでいると、聴いてわからぬ耳の持ち主としては、平均律歌曲集 にとって課題となる。

2021年5月19日 (水)

激戦区

少ない定数に、多くの立候補があれば激戦になる。だから1議席を16曲で争うイ長調が最大の激戦区だという思いはあるのだが、選ばれたのは「調べのように」op105-1で鉄板だ。有力候補1ですんなりなので開票早々に当確が出る感じである。

むしろ私が激戦と感じるのは「変ホ長調選挙区」だ、立候補は以下の通り。

  1. ユッヘー op6-1
  2. いかにおわすか我が女王 op32-1
  3. それを悔いたものはまだいない op33-1
  4. まことの愛は絶えることなく op33-15
  5. 五月の夜 op43-2
  6. 子守歌 op49-4
  7. 君がときおり微笑んでくれたら op57-1
  8. 君の青い瞳 op59-2
  9. 別れ op69-3
  10. いちご畑で op84-3
  11. ねこやなぎ op107-5
  12. たとえ私が人間の言葉で op121-4

ここから1曲選ぶのは本当に難儀だった。「五月の夜」op43-2に落ち着いたのだが、世界最高の子守歌(6番)、四つの厳粛な歌の大トリ(12番)が無念の落選を喫した上に、上記でいう1番、2番、4番、8番、11番も佳曲である。

有力候補が2曲あるだけで、選ぶのはかなり大変だから、激戦区の定義は必ずしも倍率ではないと感じる。

 

 

2021年5月18日 (火)

1票の格差

平均律歌曲集 は、事実上長短24全ての調におけるベスト歌曲の選定であった。対象となるのは作品番号にして下記の通り。独唱歌曲なのだが、op91の2曲はヴィオラが伴奏に加わる。全部で204曲ある。

  • op3 6曲
  • op6 6曲
  • op7 6曲
  • op14 8曲
  • op19 5曲
  • op32 9曲
  • op33 15曲
  • op43 4曲
  • op46 4曲
  • op47 5曲
  • op48 7曲
  • op49 5曲
  • op57 8曲
  • op58 8曲
  • op59 8曲
  • op63 9曲
  • op69 9曲
  • op70 4曲
  • op71 4曲
  • op72 4曲
  • op84 5曲
  • op85 6曲
  • op86 6曲
  • op91 2曲
  • op94 5曲
  • op95 7曲
  • op96 4曲
  • op97 6曲
  • op103 11曲
  • op105 5曲
  • op106 5曲
  • op107 5曲
  • op121 4曲

何かにつけて母数を押さえておきたい性格だ。CDも楽譜も全部あるという至福。で、これら204曲を調性別に分類したのが下記。

  1. Cdur 6
  2. Cmoll 6
  3. Desdur 5
  4. Cismoll 2
  5. Ddur 12
  6. Dmoll 13
  7. Esdur 12
  8. Esmoll 4
  9. Edur 14
  10. Emoll 12
  11. Fdur 13
  12. Fmoll 8
  13. Fisdur 3
  14. Fismoll 9
  15. Gdur 7
  16. Gmoll 11
  17. Asdur 10
  18. Asmoll 0
  19. Adur 16
  20. Amoll 14
  21. Bdur 5
  22. Bmoll 1
  23. Hdur 10
  24. Hmoll 11

いやまあ、これだけで盛り上がる。最大はAdurの16に対し最小はBmollの1なのでBmollは「ことづて」で無投票当選。格差は16倍だ。選挙なら違憲に違いない。こうしてみるとDesdurは5曲もあるのに12年前に「無し」と断じていたとは、「どこを見てるのやら」という感じがする。我ながら迂闊であった。Asmoll(=Gismoll)は本当にゼロなので、苦し紛れに冒頭の鳴りだけを頼りに「エーオルスのハープに寄せて」を回したことはすでに説明しておいた。意外なことにCdurやGdurが薄い。

 

2021年5月13日 (木)

改訂の周辺

12年前の誤りに気付いて修正した勢いで、昨日の記事 で全24曲の顔ぶれを見直した。本日はその補足記事だ。この度変わったのは全24の調性のうち、下記の8種類であった。

  1. ハ長調 「夢に遊ぶ人」を「ミンネリート」に差し替え。
  2. ハ短調 「墓地にて」を「領主フォンファルケンシュタイン」に差し替え。
  3. 変ニ長調 「無し」としていたのを「我らはそぞろ歩いた」に訂正。
  4. ホ長調 「風もそよがね和やかな大地」を「すみれによせて」に差し替え。
  5. 嬰ヘ短調 「我が歌」を「雨の歌」に差し替え。
  6. ト短調 「野を渡って」を「私は顔をむけてみた」に差し替え。
  7. 変イ長調 「エーオルスのハープによせて」を「おお涼しき森よ」に差し替え。
  8. 変イ短調 「無し」としていたのを「エーオルスのハープによせて」に訂正。

12年前の自分との比較が興味深い。12年前の企画は、24全ての調でベスト1曲を選ぶことに加えて、異なる別の女性歌手に歌わせるパズルであった。今回は誰に歌わせるかを棚上げして、純粋に「調別ベスト歌曲」のセレクトだったことも微妙に影響している。誤りの存在は残念だが、とても根絶はむずかしい。むしろこうして根気よく訂正することで記事が稼げるととらえたい。

それにしてもとても12年前の記事とは思えない。つまりあっと言う間だったということだ。

2021年5月12日 (水)

平均律歌曲集改訂

12年前の記事平均律歌曲集にやっかいな誤りがあったということで、変ニ長調と変イ短調について修正に乗り出してみると、他の調の選考についても見直したくなった。12年前の自分と今の自分の感性の不一致があるようだと気づいた。24全ての調について再選考を試みた。12年前今回を併記列挙する。

  1. ハ長調 夢に遊ぶ人op86-3 → ミンネリートop71-5
  2. ハ短調 墓地にてop105-4 → 領主フォンファルケンシュタインの歌op43-4
  3. 変ニ長調 無し→ 我等はそぞろ歩いたop96-2
  4. 嬰ハ短調 まどろみはいよいよ浅くop105-2
  5. ニ長調 サッフォーの頌歌op94-4
  6. ニ短調 人間の成り行きはop121-1
  7. 変ホ長調 五月の夜op43-2
  8. 変ホ短調 愛の誠op3-1
  9. ホ長調 風もそよがね和やかな大地op57-8 → すみれに寄せてop49-2
  10. ホ短調 あの娘のもとへop48-2
  11. ヘ長調 野のさびしさop86-2
  12. ヘ短調 小夜鳥op97-1 
  13. 嬰へ長調 我が恋は緑op63-5
  14. 嬰ヘ短調 我が歌op106-5 → 雨の歌op59-3
  15. ト長調 セレナーデop106-1
  16. ト短調 野を渡ってop86-3 → 私は顔を向けてみたop121-2
  17. 変イ長調 エーオルスのハープによせてop19-5 → おお涼しき森よ op72-5
  18. 変イ短調 無し → エーオルスのハープに寄せてop19-5
  19. イ長調 調べのようにop105-1
  20. イ短調 夕立op70-4 (op70-1と誤記していた)
  21. 変ロ長調 夏の宵op85-1
  22. 変ロ短調 ことづてop47-1
  23. ロ長調 森のしじまにop85-5
  24. ロ短調 永遠の愛についてop43-1

以上。12年前の自分との比較は大変興味深い。

 

 

 

2021年5月11日 (火)

調号と鳴りのズレ

楽譜各段左端のシャープやフラットによって規定される調がある。シャープもフラットも無ければハ長調かイ短調だし、シャープ1個ならト長調かホ短調という具合だ。これら調性は個体識別のためにしばしば作品名に付与される。「ハ短調交響曲」というだけでブラ1とわかる。

作品冒頭では調号によって規定された調が鳴るのが基本なのだが、例外もある。歌曲「エーオルスのハープに寄せて」op19-5は、フラット4個を背負う変イ長調の装いながら、冒頭いきなり第三音にフラットが寄り添うことで変イ短調が鳴る。冒頭いきなり通称として付与された調が鳴らないという現象だ。

他にも思い当たる。

  1. 弦楽六重奏曲第2番第4楽章 調号シャープ1個ながらイ短調っぽい。
  2. 交響曲第4番第4楽章 同上
  3. 弦楽五重奏曲第1番第2楽章 調号シャープ4個ながら嬰ハ長調っぽい。

さすがにバッハの「平均律クラヴィーア曲集」ではこうしたことは起きていない。調性の網羅が狙いなのでややこしいことは避けているのだろう。

ブラームスにおいてはむしろ醍醐味。

 

 

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ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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