昨日の記事「パズル交響曲の13人 」で、ベートーヴェンとブラームスの交響曲全13曲について、「我が家所有のCD」「指揮者重複なし」「オケ重複無し」をルールに13曲を13の指揮者、オケで選定した。
リカルド・シャイーはライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を率いてベートーヴェンの1番での選定。私のコレクションでは最年少。1953年生まれだから私より7歳年長で最年少。職場では若い人に囲まれながらの仕事は大好きなのだが、演奏家はそうはいかない。困ったものだ。
ベートーヴェンとはいえ初期なんで、重たいテンポは合わない。シャイーはすっきりと流れる。
一方彼のブラームス交響曲全集は芸が細かい。全3枚組で4つの交響曲は2枚目までに収まってしまっているのに、わざわざ3枚目が追加された形だ。「ハイドンヴァリエーション」「大学祝典序曲」「悲劇的序曲」が加わるのはメジャーな話なのでさしたる驚きはないものの、さらに以下が添えられる。
- 第4交響曲第一楽章の別バージョン
- インテルメッツォop116-4の管弦楽版
- インテルメッツォop117-1の管弦楽版
- 愛の歌op52管弦楽版
- 第1交響曲第二楽章の初稿
- ハンガリア舞曲1番
- ハンガリア舞曲3番
- ハンガリア舞曲10番
以上。2,3はブラームス自身の編曲ではない。4は「木管五重奏+弦楽合奏版」だ。この3曲の音源は我が家でこれだけだ。
ハンガリア舞曲からこの3曲を選んでいるのは、これらだけがブラームス自身の編曲だからに違いない。
ブラームスやベートーヴェンの研究成果が盛り込まれているとでも申すべきか。
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