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カテゴリー「707 モチベーション」の64件の記事

2017年11月16日 (木)

小学校の卒論

「卒業論文」の短縮形。学校の卒業に際して提出が義務づけられていることがある。断り無く用いた場合、大学以降の高等教育機関が課すというのが一般的だ。

私の学部は、卒論の提出が義務になっていなかった。だから最後までオーケストラ活動に浸かりきった学生生活だった。しからば私は一度も卒論を書いていないかとなるとそうではない。1971年小学校6年で迎えた冬休みのことだ。我がクラスの担任は「卒論」を書けと命じた。正確に申せば、そう命じたのは秋頃だ。テーマは「自分の生い立ち」である。

今思うとユニークで素晴らしいと思うが当時は必死だった。文字数の決まりは無かったが、親の助けを借りてがんばった結果、400字詰めの原稿用紙30枚近くまで行った。アルバムや母子手帳やら資料を当たりまくっての執筆だった。内容はともかく分量だけはクラスで一番だった。書いてみて子供心に親の有り難みが判った。学校に提出したところまでは覚えているが、返して貰った記憶がない。

お察しの通り、今こうしてブログを書きまくっている妙な遺伝子は既に当時も活動していたということだ。

このブログは唯一にして絶対のテーマ「ブラームス」を、いじくり回すというコンセプトだ。提出期限の無い「卒論」で、既に事実上「人生の卒論」の様相を呈し始めている。

2017年8月 9日 (水)

自分を売り込む

就職して初めて配属された職場は営業部門だった。営業マンになった訳である。先輩から言われた言葉は数多いが今でもよく覚えているのが、「営業とは自分を売り込むことである」というものだった。当時はもちろん腹に入っていなかった。

著書「ブラームスの辞書」の宣伝・販売を目的としたブログの管理人として12年が経過した今になって、そのことが身にしみている。

書籍の内容と価格を示し、購入方法を示し、商品の画像を公開するだけでは売れやしないのだ。素人の自費出版本など、ちっとやそっとでは売れないのはお約束だ。幸い売れないことが死活問題になったりはしないから、いい気なモンだが売れるに越したことはない。A4版400ページ4300円の自著をどうしたら買ってもらえるかに知恵を絞る。

12年前に私が選んだ唯一の販売ルートがブログだ。この選択は今でも正しかったと思っている。このブログ上でやることは、「ブラームスの辞書を何卒よろしく」と連呼することではない。「こいつなら詐欺などやるまい」と読者に思わせることだ。これがなかなか難儀だ。すぐには信用してもらえぬのが世の中というものである。結局は単に記事を積み重ねることでしか示せない。記事の内容と配置でしか示せないということだ。私という人間のキャラをよく知ってもらうことに尽きる。知ってもらうことでただちに売れる訳ではないが、知ってもらうことなしには売れないと思う。

2017年8月 3日 (木)

忘れてはならぬ事

おバカなブログを開設して延々とブラームス話を開陳しているが、ときどき言い聞かせていることがある。アナリーゼごっこの心得くらいな位置づけだ。

たとえばソナタの話をする。主題提示部だ、展開部だ、再現部だとにぎやかだ。あるいは第一主題、第二主題という話も半ば必須だ。

しかし、ブラームスは楽譜の上に明記している訳ではない。「ここからが展開部ですよ」とか「再現部始まります」などとは書いていない。それらの情報は、音楽学者や評論家の分析の結果、そう呼び慣わされているだけだ。ブラームスは沈黙している中、他者がアナリーゼの都合で、そう命名しているだけだ。リピート記号が存在すれば提示部の終わりと展開部の始まりは比較的明かだが、再現部は人によって異論が出ることもある。ブラームス本人が「ここからが再現部です」と明言していないから、そういうことも起きて来る。

「p」や「f」などのダイナミクス、「Allegro」「Andante」などの発想記号は、ほぼブラームス本人に由来する。だから「ブラームスの辞書」はそれらを数えたり分布を調べたりする。採用された拍子や調も、同様に探査の対象たり得る一方、「フガート」「ヘミオラ」などは同等とは言えない。

後世の愛好家にアナリーゼの楽しみを残してくれているかのようだ。

2017年7月24日 (月)

いきがいいネタ

「いきがいい」とは何だろう。一般に「生鮮食品がとれたてである」というイメージだ。もっと踏み込むと肉や野菜や果物について「いきがいい」とは言わない気がする。そうもっぱら水産品だ。蒲鉾には用いないから、ほぼ鮮魚を指す言い回しだと思われる。水揚げ後間もない鮮魚を、生でいただく場面が一番ふさわしい気がする。

ブログ「ブラームスの辞書」では、しばしば「いきがいいブラームスネタを発信したい」と書いている。この場合の「いきがいい」はいったい何だろう。使っておいて定義を意識したことがなかった。

ブラームスの作品は新しいものでも100年以上前に生まれた。彼にまつわるエピソードも同様だ。だから既に「とれたて」とは言えない。CDのニューリリースがあれば、それはとれたてであるし、それについて感想でも書けば「いきがいいネタ」と呼び得ると感じるが、あいにくブログ「ブラームスの辞書」ではほとんど見かけることはない。

どのみち書物やネット、あるいは楽譜からひねり出した話に過ぎないから「いきがいい」という表現は当たるまい。従来にない切り口、ここでしか読めない話くらいしかセールスポイントがない。

もしかすると、ときどき大騒ぎする「おバカな偶然」がとても貴重なのかもしれない。

2016年8月16日 (火)

無駄遣い

ブログ「ブラームスの辞書」は2005年5月30日から7月31日までの63日間に、記事を110本公開していた。記事が多いほうが検索され易いと考えてのことだった。1日1本公開するのに比べ47本多いということだ。開設からの経過日数と公開本数の差「47」は今も続いている。当時は気にもしていなかった。キリ番記事とキリ番記念日が47日ズレてくれるから、各々で記事が書けると喜んでいた。

2033年までの継続を目標に掲げる前だったからだ。

その目標に達するのに必要な記事は総計10205本だ。最早自分の健康との勝負だ。あの47本がダブっていなかったら、記事の備蓄が47本稼げていたことになる。1ヶ月半分だ。検索され易いなどといっても、実質的には大したことはなかったから、今となっては単なる無駄遣いだった。悔しいからこのネタで、こうして1本記事を稼いでいる。

ゴールに必要な記事の確保についてまだ、目途が立っていない。やっと2018年分の確保が終わるかどうかといった段階にとどまっている。

2016年4月11日 (月)

SUK38

昨日、帰国後初めて、生徒たちの顔を見た。キラキラ。どの子にも3つ4つ土産話がある感じがした。

浸っている暇はないのもまた事実。3年生39代の引退公演となるスペシャルコンサートまで、あと40日もない。つまり夏休みより短いというlことだ。

というわけで、ドイツ公演の余韻さめやらぬ中ではあるのだが、スペシャルコンサートに向けた裏方たちの大ミーティングがあった。主体となる卒部まもないOGと保護者、そして現役の代表も交えた決起集会あった。

気持ちの盛り上げを誓い合った。ドイツからの帰国直後ですでにテンションは上がっている。この先スペシャルコンサートまで定期試験はもうない。3年生たちの現役生活を納得のいく形で仕上げるだけ。

細かなことはこれからだ。昨日は気持ちの確認である。

「エスユーケーサーティーエイト」は、「スペコン、裏方、気合、38代」である。

2016年3月16日 (水)

鬼に金棒

元々手強い人がさらに手強くなること。

耳が良くて、見識があって、腕の立つ演奏家が、作品や作曲家についての知識を持ったら「鬼に金棒」なのだと思う。知識を持っていなかったとしても、立派な演奏が出来る人が、知識を持つことでさらに演奏の幅が広がることは間違いない。持っていない場合には、持っていないなりの演奏しか出来ないが、持っていればそれを演奏に反映させることも出来るし、知識を意図的に無視することも出来る。つまり選択の幅が広がる。知識の量が少ない場合には、大したことはないが、数千の知識にでもなればバカに出来まい。

私が「ブラームスの辞書」で積み重ねているネタは、そうした人たちの「金棒」になりはせぬかと思っている。達者な演奏家に持ってもらえば「金棒」になる知識も、私が持っているだけでは「持ち腐れ」が関の山だ。だから私は「ブラームスの辞書」を書いた。放置すれば持ち腐れてしまう知識の数々を、「鬼の金棒」にするために自費出版をした。

2015年4月29日 (水)

大前提

物事の存亡の基礎となる条件のことか。

我が「ブラームスの辞書」にもある。「ブラームスが音楽用語を周到に取り扱っていた」と信じることが大前提になっている。自作楽譜上に記す音楽用語の選択、配置に細かく気を配っていたと信じることだ。万が一ブラームスがその点、実は無頓着だったなどということが判明してしまうと、我が書籍もブログもたちまち瓦解する。

学生時代からブラームスに接してきた経験から申して、その点ブラームスは細かな整合性をもおろそかにしないという手応えがあった。だからブラームスの全作品に分布する音楽用語を抜き出して集計しようなどという大それたことを思いついた。

「印刷刊行された楽譜をもとに集計している限り、そこから得られるのはブラームスの癖ではなく、校訂者の癖に過ぎない」という突っ込みがあれば、揚げ足の1つや2ついつでも喜んで進呈する用意がある。少なくとも「校訂者の癖」にはたどり着くことが出来る。校訂者の癖を体系的に分類出来れば、それはそれで興味深い。後に自筆譜を参照する機会に恵まれれば、それとの差異からどれほどの有益な情報が得られるか計り知れない。

そしてさらに重要なのは、万が一この前提が崩れるなら崩れるで、その時は相当な数の記事が書けるに違いないということだ。

スペシャルコンサートまであと10日。

2015年4月24日 (金)

心技体

武道家の心得を現した言葉。補足も必要と感じる。まずは「心」「技」「体」の序列。この3者に序列は無いというのが本意だろうと思う。何故なら「心」も「技」も「体」あってこそだから、少なくとも「体」が最後尾というのは疑問だ。

第一人者ともなれば、これらを持っているというだけではすまされない。高い水準でバランス良く具備していることが求められるのだと思う。

これを私なりにブログ運営に置き換えてみた。

<体>私なら断じてこれが先頭に来る。何よりもまず健康な体があってこそだ。2033年5月7日を健康で元気に迎えることが大切だ。

<心>次がこれだ。下記の諸事項を含む。

  1. 「音楽を愛する心」と申してはきれい事が過ぎる。是非とも「ブラームスを愛する心」とせねばならない。
  2. 「音楽に感じる心」だ。感受性。もちろん「ブラームスを感じる心」である。
  3. 日常のもろもろをブラームスと紐付けるアイデア、あるいはウィット。
  4. 2033年5月7日までブログを継続する強い意志。

<技>ブログを綴る上で不可欠のテクニック。

  1. 文章を書くこと。
  2. 記事の配置。
  3. 何としても継続するための工夫。

それらしくなった。武道の第一人者たるべく日々修行でござる。

スペシャルコンサートまであと15日。

2015年4月23日 (木)

人体実験

物騒なタイトルだが今しばらくご辛抱いただく。

ブログ「ブラームスの辞書」は2033年5月7日まで一日も欠かさず記事を発信したいと考えている。ただ記事を書くだけではダメで、ブラームスにこじつけた記事であることが譲れぬ条件になっている。これまでの所ブラームスまたはブログ「ブラームスの辞書」に関係するネタが7割を超えている。

問題はあとおよそ20年、このペースが維持できるかということだ。駅伝を例に採るまでもなくオーバーペースはブレーキの元だ。今この時点での気負いすぎは良くない。しかし同時に強い意志だけは持っていなければならない。このバランスが難しい。

私に出来ることは自分の脳味噌を信じることだ。脳内でブラームスネタが枯渇してしまう日が来るのかについての確証はない。今のところ、ブラームスネタのひねりだしには自信がある。自分の健康の方が信頼性が低い。次に気をつけるのは事故だ。不慮の事故に合わぬよう気をつける。もっとも注意すべきは交通事故。被害に遭うのももちろんだが、加害者になってしまうことにも気をつけねばならない。場合によってはパソコンにさわれなくなる。

ブラームスネタをひねり出し続けることが出来るかどうかは、自分を使った人体実験に近い様相を呈して来ている。

スペシャルコンサートまであと16日。

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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