バッハの子守歌
昨日の記事で、ブラームス先生とファーバー先生が子守歌を歌う趣向を組み込んだ。こまったのがバッハだ。「バッハの子守歌」なるものはないからだ。
主旨は違うが無理やりBWV82の第3曲を持ち出した。「眠れ疲れた眼よ」といきなり「Schlummert」とあるが子供を寝かしつける意図はない。でもまあ「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」にも入っているし、うまくいけば子供も寝るだろうという希望的観測だ。
いやむしろ、誰かを眠らせるという意味ならゴールドベルク変奏曲の方が効き目はあるかもしれんと、歌の出番がないことは承知で組み入れた。
歌の無い子守歌という趣向でいいならバッハには候補曲が少なくない。チェンバロ協奏曲BWV1056の第二楽章や、ブランデンブルク協奏曲第6番の第二楽章など、すぐにいくつか思いつく。コンチェルトの緩徐楽章など、遅い楽章が長調の場合、どれでも子供が寝そうだ。
最近のコメント