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カテゴリー「205 交響曲」の160件の記事

2019年2月22日 (金)

パッヘルベル起源

バッハのカンタータ150番「主よ我汝を仰ぎ見む」は、ブラームス愛好家にとっては特段の位置づけだ。終末合唱の低音主題が、第4交響曲のフィナーレの母体になっているからだ。

同時にバッハのカンタータを俯瞰する立場からも、話題の多い作品だ。現状で申せば、現存する最古のカンタータである公算が高い。

さらに一部の研究家はパッヘルベルとの関係も指摘している。パッヘルベル作品の主題が、先の終末合唱の低音主題に転用されているという見解だ。

えらいこっちゃ。

パッヘルベルのどの作品なのだろう。もしパッヘルベルからの転用が事実なら、第4交響曲フィナーレの起源はパッヘルベルにさかのぼることになる。おそらくパッヘルベルのニ短調のシャコンヌだ。低音の主題がバッハのカンタータ150番にそっくりである。

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この作品とてもいい。このベースライン目当てで聴き始めたがどうしてどうしてとてもいい。

2018年6月 2日 (土)

アジア初演か

1918年6月1日の徳島坂東におけるベ-トーヴェンの第九交響曲の演奏が、日本初演だということなのだが、この演奏が同時に「アジア初演」だと断言されている。

第一次大戦で日本が陥落させた中国青島のドイツ租借地は、日本の攻撃を受けるまで10年以上ドイツ人が多数居留していた。青島ビールはドイツ人用のビール供給に端を発する。オーケストラも組織されていた。

素朴な疑問がある。

日本に占領されるまでの間、同地オケは第九交響曲を演奏しなかったのだろうか。

当時の青島はドイツ人も多く住んでいた。俘虜という制約もない音楽活動が保証されていたはずで、第九交響曲の演奏が試みられたことがないというのか。坂東が「日本初演」に加えて「アジア初演」と断言する以上、その点の検証には抜かりがないと思うには思うのだが、信じられない。

征服前の青島で顧みられることがなかった第九演奏が、俘虜生活の制約の中で実現したということなのか。

2018年6月 1日 (金)

第九日本初演

第一次大戦中、日英同盟の関係で日本は中国・青島のドイツ租借地を攻略し陥落させた。たてこもったドイツ将兵が日本で俘虜として収容された。数か所に分散したうち徳島の坂東にはおよそ1000名が収容され、同地に組織されたオーケストラによってベートーヴェンの第九交響曲全曲が演奏された。

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女声が求められる部分を男声で補っての演奏ながら、これが同交響曲の日本初演である。初演の日付は1918年6月1日だ。つまり本日は第九日本初演100年のメモリアルデーだ。

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2017年12月26日 (火)

第九特集総集編

ミニ企画「第九特集」が終わった。8月にティンパニ特集して以来の企画だ。手軽に年末気分が注入出来るのだが、12月一か月もれなく記事を敷き詰めるには本数が足りないのでミニ企画でお茶を濁す次第。

  1. 2017年12月14日 空虚五度
  2. 2017年12月15日 抱き合え百万の人々よ
  3. 2017年12月16日 第九初体験
  4. 2017年12月17日 ベートーヴェンの記憶
  5. 2017年12月18日 Durch と Zur
  6. 2017年12月20日 第九初演
  7. 2017年12月21日 Die Absoluten Musik
  8. 2017年12月23日 シューマンの証言
  9. 2017年12月24日 さすが楽聖
  10. 2017年12月25日 アンカー
  11. 2017年12月26日 本日のこの記事

2017年12月24日 (日)

さすが楽聖

坂東俘虜収容所のオケの演目が詳しく記録されている。

作曲家別の交響曲演奏頻度ではベートーヴェンが抜きん出ている。ハイドンとシューベルトが少々あるほかは全滅だ。マーラー、チャイコフスキー、ドヴォルザークはもちろんブラームスも全滅。

一方のベートーヴェンは、交響曲なら9番を含む4曲がある。コンチェルトだってピアノ協奏曲第1番とヴァイオリン協奏曲がある。室内楽も少し演奏されている。

ブラームスはハンガリア舞曲第5番があるくらい。

1918年と言えばブラームスが没してからまだ20年しか経過していない。ブラームスを知る人がまだまだ存命中だ。ちゃきちゃきの現代音楽なのだと思う。

坂東や習志野でブラームスの交響曲が日本初演されていたら、20本くらいは記事を稼げたはずだ。

2017年12月23日 (土)

シューマンの証言

以下、シューマンの言葉だ。

イタリアにナポリ、フランスに革命、英国に艦隊があるようにドイツにはベートーヴェンの交響曲がある。

含蓄がある。

ドイツ人にとってのベートーヴェンの位置づけが透けて見える。慣れない日本での生活を強いられた俘虜たちが、心のよりどころとしたのがベートーヴェンの音楽だったこと想像に難くない。

バッハでもブラームスでもなくベートーヴェンであった必然を味わっている。

2017年12月20日 (水)

第九初演

1833年5月7日はブラームスの誕生日だが、そこからちょうど9年前の1824年5月7日にもまた音楽史に残る出来事があった。ウイーンでベートーヴェンの第九交響曲が、作曲者自らの指揮で初演された日でもあるのだ。

第九交響曲は、言わずと知れたベートーヴェンの最後の交響曲だ。ドイツ系音楽の過去を統合する意味合いさえ持ち合わせている。統合の次に待っているのは、大抵は拡散である。第九交響曲は後に続く作曲家たちにとって規範であり、壁であり、破壊の対象であり目標であり続けた。管弦楽作品とりわけ交響曲を書こうと志すものにとっては鬼門でさえあった。ある者は正面から挑んであえなく挫折し、ある者はピアノ小品に迂回し、またあるものは交響詩や楽劇に逃れたという。もちろん「交響曲で出来ることはもはやない」という言い訳を添えることも忘れていない。

ブラームスは、それらを横目で見ていた。慎重に機が熟すのを待った。最初の管弦楽作品、「管弦楽のためのセレナーデ」の冒頭に第九と同じ「空虚五度」を配することを忘れなかった。

ベートーヴェン第九交響曲の初演から、キッチリ9年後に生まれたブラームス、その第一交響曲は、「第九」の後継という意味を込めて「第十」と呼ばれることになる。この間流れた歳月はわずかに52年。東京オリンピックが56年ぶりだと考える両方とも初演を聴いたという人がいてもおかしくない間隔なのだ。

2017年12月16日 (土)

第九初体験

私の第九初体験は1973年12月16日だった。中学1年13歳だった。父に連れられて年末恒例の演奏会に出かけた。鳥肌モンの感動だった。

ブラームスの第九初体験はどうも私より遅いらしい。1854年11月30日付けのクララへの手紙に、第九交響曲を聴いたことに言及されているそうだ。歓喜の歌の旋律を引用しているらしい。そのニュアンスから、これがどうも初めての第九鑑賞だったのではないかと推測されていると言うわけだ。グルント指揮のハンブルクフィルハーモニーの演奏だ。

この交響曲を踏み越えて行かねばならないとの宣言が発せられていればカッコいいのだが、そうではなかったようだ。はるか遠くにボンヤリとともる灯かり程度だろう。

このときヨハネス・ブラームス21歳。私に遅れること8年だ。

2017年11月 4日 (土)

C音連打

断り無くいきなり「C音連打」などど申せば、第一交響曲の冒頭を思い出す人は多いだろう。ましてや本日11月4日は第一交響曲の初演記念日でもある。

ところがもうひとつささやかだが印象的な「C音連打」がある。

交響曲第2番第3楽章だ。中間部「Presto ma non assai」の中ほど、51小節目、第3楽章ではじめて「フォルテ」が出現する場所でもある。ここから10小節間ホルンとコントラバスが20個の四分音符を羅列する。すべて「C音」だ。第1交響曲の冒頭に比べればささやかなもので一瞬の出来事ではあるのだが、まことに印象深い。さらにそのあと71小節目からの10小節でも、「C音連打」がおぼろげに仄めかされる。

先の記事「もしかしてC」で、4つの交響曲の中で、第二交響曲にだけ「C」を主音にする楽章が存在せずに、残念だという趣旨の話をしたが、この「C音連打」はそれを補うような感じである。

2017年11月 3日 (金)

もしかしてC

昨日の記事「Dという根幹」で、ブラームスの4つの協奏曲には「D」を主音とする楽章が必ず一つは含まれると書いた。同じ事を交響曲で考えるとどうなるかというのが本日の話題だ。

全ての交響曲で顔を出す調は無い。惜しいのが「C」だ。第2交響曲以外の3曲で全て顔を出す。1番は両端楽章でキッチリ現れる。3番は第2楽章がハ長調で、第3楽章がハ短調である。第4番は第3楽章がハ長調になっている。「C」系と「D」系があるような気がする。もちろん協奏曲は「D」系だ。

大学祝典序曲はハ短調だから「C」系だなどと笑っている場合ではなかった。それと好一対をなす悲劇的序曲はニ短調つまり「D」系だった。

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