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カテゴリー「802 ブラダス」の18件の記事

2019年7月 4日 (木)

さっそく発見

記事「シャコンヌをブラダスへ」で「左手のためのシャコンヌニ短調」をブラダスに取り込むと宣言した。あまり長い曲ではないので、もう取り込みは終わっている。バッハのオリジナルの雰囲気をピアノの左手一本に転写する際のブラームスの心のありようが用語使用面にどう反映しているか探るのが狙いだ。いつものようにペダル関連の表示を対象外としてカウントすると34種類88個の用語が記載されている。このうち他のブラームス作品には一切現れず、この編曲にだけ出現する用語が下記の通り5種類ある。

  1. legato ma leggiero 100小節
  2. p e molto leggiero 96小節
  3. piu p ben legato sempre 76小節
  4. sempre f e ben marcato 65小節
  5. sforzando molto 239小節

このうちの5番目「sforzando molto」は「ブラームスの辞書」に載っていない。元々作品番号のある作品に対象を絞ったが、興味深いケースについては適宜収録という姿勢の反映だ。つまり上記の1から4までは執筆時の私自身が「興味深い」と判断したために「ブラームスの辞書」に収録されたということだ。

この5件、全てブラームスらしいのに5番目だけ落とすとは恥ずかしい。それにしても「収録を作品番号のある作品に絞る」とは、横着な判断をしたものだ。

2019年7月 3日 (水)

シャコンヌをブラダスヘ

著書「ブラームスの辞書」執筆のデータ的基礎としてブラダスが存在することは既に何度か述べてきた。ブラームス作品の楽譜上に出現する音楽用語をエクセル入力した代物だ。エクセルの行数にして22000を数える。執筆を終えた今でも宝物だ。

一方でブラダスには弱点もある。「ブラームスの辞書」の執筆方針から反映されたものだ。データ収集の範囲を「作品番号のある作品」に限ってしまっているのだ。この制約により、以下の諸作品がブラダスから漏れていた。「ブラームスの辞書」刊行後、ブラダスへ追加入力を実施してきた。

  1. ハンガリア舞曲
  2. ドイツ民謡集
  3. FAEソナタ
  4. ピアノ三重奏曲第一番初版
  5. ピアノ三重奏曲イ長調
  6. ピアノ四重奏曲第1番管弦楽版-シェーンベルグ編

バッハのシャコンヌの左手用編曲版をブラダスに取り入れることにする。原曲は無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータニ短調BWV1004の終曲だ。バッハのオリジナルは音楽用語的には無垢である。これを左手のためのピアノ曲にと転写するにあたってブラームスがどんな用語を配置したのか調べるのだ。興味深い結果が得られればブログで言及する。

 

 

2017年8月30日 (水)

物は言いよう

私は自分のブログや著書を指してしばしば「素人の駄文」という言い回しをしている。これには2系統の意味が含まれている。「素人」では「私が音楽の専門家ではない」という意味、さらに「駄文」には「私がプロの物書きではない」という意味をそれぞれ包含した言い回しなのだ。両者合わせて「音楽の素人で物書きでもない男が書いた文」という意味を濃厚に含んでいる。「ブラームスの辞書」は2重の意味でアマチュア性が充満しているという訳だ。

この言い回しを自嘲半分、自戒半分、謙遜少々くらいのノリで使う分には健全である。

ところが「つまらぬ記事や的外れな主張があっても無礼講で」という意味合いを含み始めると、途端にいやらしくなる。記事の水準低下に対する保険あるいは予防線の意味で「素人の駄文」という言葉を使うのは潔さに欠ける。私としてはこのニュアンスで使いたくないと考えている。この手の言い訳を先に発してから続ける文には、得てしてろくなことはないのだ。

こういう言い訳が必要と感じた瞬間に、さっさと文章を削除するのがブラームス風だと思う。せめてそういう潔さだけは真似したいものだ。

2010年2月 1日 (月)

ブラダスの威力

昨日の記事「行きがかり上」で述べた通り、現在進行中のドヴォルザーク特集のせいで、通常なら絶対に記事にしないようなネタまでもが、公開されている。実はそれこそが記事のヒントになっている。

ブログ「ブラームスの辞書」がブラームスのために記事にしてきたことを、ドヴォルザークにもしてあげたいと考えるのだ。親心に通じるものがある。兄にしてあげたことを弟にもしてあげるということだ。

そう考えることで、この先9月のゴールまでの記事をいくつか思いついた。その一方で、絶対にドヴォルザークにはしてあげられないことがあることも判った。

ドヴォルザークとブラームスの違いで最大の要素は、楽譜とCDの所有だ。ほぼ全ての楽譜CDを持っているブラームスに対してドヴォルザークは持っていない作品の方が多い。そしてつまるところそれはブラダスの有無に繋がってしまう。

楽譜上の出来事や景色に立脚した記事が、ドヴォルザークではブラームスほどの厚みに達しないということだ。

子供たちの記録と似ている。最初の子供についての記録が何かと一番手厚いということは、しばしばありがちである。ブラームスにしか存在しないブラダスは、長男にだけ残っている祖父の句集みたいなものだ。

2008年12月18日 (木)

出版社という切り口

マッコークルの「ブラームス作品目録」の巻末に、出版社索引がある。ブラームス作品の初版を発行した出版社がアルファベット順に列挙されている。生前の出版と没後の出版に分けられている。つまり生前の出版はブラームス本人のお墨付きによる出版社だと位置付けられているのだ。

このほどその情報をブラダスにインプットすることにした。全ての音楽記号の出現する位置が作品名と小節数で特定されている他、その場所の調、拍子、作品のジャンルなどがパラメータになっている。そのパラメータに「初版の出版社」を加えることにしたのだ。

狙いはただ一つだ。特定の用語や語句の分布が出版社に左右されているかを検証するためだ。たとえば初期のピアノ作品に大袈裟気味の指定が目立つ現象に「初期ピアノ症候群」と名付けているが、これがじつは初期のブラームスのピアノ作品のほとんどを出版したブライトコップフ社の癖かもしれないからだ。ブラームス作品の出版は初期においてブライトコップフ社が優勢だが、後期は圧倒的にジムロック社になる。

本来楽譜は作曲家の意図に忠実であるべきだから、出版社の癖が反映することなどあってはならない。だからブラダスに取り入れて「用語使いの癖が出版社に左右されていない」ということを確認したいのだ。

2007年4月27日 (金)

拡大ブラダス

初めての著書「ブラームスの辞書」を執筆するにあたり、基礎資料とするためにブラームスの全作品の楽譜に書かれた音楽用語をデータベース化した。作品番号のある作品122のうち10作品除く112作品の楽譜が我が家にあるので、それら全てが対象であった。

およそ5ヶ月半かかって完成したそのデータベースは「ブラダス」と名付けられ執筆の基礎となった。エクセルのソート機能、抽出機能を使うとデータの組み立てがほぼ自在である。

その威力は執筆を終えた今も続いている。今や宝物だ。

しかし、収録の範囲を「作品番号のある作品」に限定したため一定の限界が生じたことも事実である。ブログ「ブラームスの辞書」への記事を執筆する過程で下記の通り順次補って来たところである。

  1. ピアノ四重奏曲第1番シェーンベルグ編曲
  2. ピアノ三重奏曲第1番初版
  3. ピアノ三重奏曲イ長調
  4. FAEソナタ

この度これに「ハンガリア舞曲」と「ドイツ民謡」を加えることにした。数が多いので徐々に詰めて行くと宣言したがゴールデンウイークはその絶交のチャンスだ。作品番号の無い作品を追加して行く流れは止められないだろう。明日からの連休で気合いを入れることにする。

因果な性格だ。

2006年12月17日 (日)

FAEソナタ調査報告

12月12日の記事「FAEソナタ」の中で予告した通り、「FAEソナタ」をブラダスに取り込んだ。伝ブラームス作曲のピアノ三重奏曲イ長調の調査の一環にもなると考えた。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/12/post_e66c_1.html

このほど「FAEソナタ」のブラダスへの取り込みと調査が完了したので報告する。

11月23日の記事「ピアノ三重奏曲イ長調調査報告」の中で「真作説に不利な所見」として、音楽用語の密度の薄さを挙げているが、これを撤回せねばならない。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/11/post_4428.html

ピアノ三重奏曲イ長調のスケルツォつまり第2楽章は247小節の間に125の音楽用語がちりばめられていた。ピアノ三重奏曲第1番初版との比較においては、分布の密度が薄すぎることを根拠に「真作説に不利」と判定したが、FAEソナタは正真正銘の真作であるにもかかわらず、全259小節の間に音楽用語がわずかに54個だった。ピアノ三重奏曲イ長調の半分以下の密度だった。

うかつな断定は慎まねばならない。ここにお詫びして訂正するが、11月23日の記事本文の改訂は行わずに注意書きを付与する。

  1. FAEソナタの音楽用語は全体にシンプルである。ダイナミクスはほぼ「ff」「f」「p」「pp」の4種といえる。「mf」が2つだけあるが全体としては無視し得よう。
  2. シンプルな中ではあるが、「poco」は用いられているし「ritardando」も存在する。さらにテンポリセット系の「a tempo」「in tempo」も使われている。この両者の区別が曖昧なこともブラームスの癖をキチンとトレースしている。「poco」のような微調整語に加え「ritardando」「a tempo」「in tempo」のようなテンポ変動系の用語が出現しないイ長調三重奏曲の特異性を際だたせる結果になった。
  3. 特記すべきは「sf」スフォルツァンドの不在だ。FAEソナタにはスフォルツァンドが出現しない。これはきわめて特徴的な現象だが現段階でこれ以上の言及は保留したい。

イ長調三重奏曲の真作説に不利な所見は一つ撤回となったが、「微調整語の不在」「テンポ変動語の不在」の2つは相変わらず「真作説に不利」な状況だ。

2006年12月12日 (火)

FAEソナタ

12月10日の記事「意外な当たり」で「FAEソナタ」について言及した。↓

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/12/post_e66c.html

この作品、作品番号こそ振られていないものの、親友ヨアヒムが贈られた楽譜を大切に保存していたこともあって、真贋論争の発生する余地のない確かな地位を獲得している。

アルバート・ディートリヒ、ロベルト・シューマンというブラームスにとっては2人の先輩との合作だが、ヨアヒムは演奏してみて即座に作曲者を当てることが出来たという。作曲者的中の話題以外のコメント、特に作品の出来映えがヨアヒムの口から語られた記録はないが、おそらくヨアヒムは最年少のブラームスの才能を感じ取ったことだろう。ロベルト・シューマンにブラームスを紹介した自分の見識を再確認したと思う。我が家には何とブラームスの担当したスケルツォを含むFAEソナタ全曲のCDもあって、手軽にヨアヒム気分を味わうことが出来る。作曲当時20歳そこそこのブラームスの底力が判る。

後日シューマン自身がこの作品を完成させたが、現在それが演奏されることはほとんどない。だからFAEソナタは、事実上ブラームスが担当したスケルツォによって命脈を保っているということになる。

11月23日の記事「イ長調三重奏曲調査報告」で伝ブラームス作曲の三重奏曲についてブラダス取り込みの結果を報告した。正真正銘のブラームス作曲であるFAEソナタについてもブラダスに取り込んでみようと思う。「8分の6拍子のスケルツォ」である点、イ長調三重奏曲と似ている。何か興味深いことが判るかもしれない。

2006年11月23日 (木)

イ長調三重奏曲調査報告

真贋論争がある伝ブラームス作曲のイ長調ピアノ三重奏曲について報告する。

11月12日の記事「拍子抜け」でも書いたとおり、やはりというか案の定というか楽譜上に存在するカッコ「( )」は厄介であった。スラーやアクセントに付与されたカッコを除いても22種70箇所で音楽用語がカッコととも用いられている。英語の序文に言及があるのかもしれないが良く分からない。

カッコ付きダイナミクス記号の大半は、クレッシェンドの一里塚用法に特化している。2パートにダイナミクスがある時、残りの1パートに念押しの意味の同じダイナミクスがカッコ付きであてがわれている。校訂者による解釈に近い指示も散見される。このような使用の実態から見て、このカッコはオリジナルには存在していないと解したい。出版に際して校訂者が付与したものと見るのが妥当だと思う。さらに厄介なのはカッコの有無がピアノ譜面と弦楽器のパート譜の間で異なっているケースも散見される。逆にもしも一連のカッコ付き用語が、オリジナルにも同様な形で存在したとすると、私は真作説を支持することは出来ない。

だからこの際「カッコ付き用語はオリジナルには無かった」という前提で特記事項をまとめた。

  1. ピアノ三重奏曲第1番の初版では全1728小節中、101種類の音楽用語が609箇所に分布している。2.84小節に1回の頻度だ。これに対して、問題のイ長調三重奏曲では、34種が507箇所に分布している。1.84小節に1回だ。音楽用語が出現する頻度は上がっているのに、用語の種類は3分の1しかない。これが今回の分析で判る最大のポイントだろう。思わず辞書を書きたくなるくらい豊かで多彩な用語遣いが特色のブラームスなのに、用語の種類が少な過ぎる。
  2. ダイナミクスの分布でも気になることがある。「pp」が極端に少ない。ピアノ三重奏曲第1番では初版でも改訂版でも20%少々を占めているが、このイ長調三重奏曲では2.9%に過ぎない。わずか7分の1では誤差として済ますわけには行かない。
  3. 「pp」だけではなく「ff」も少なめである。減った分は結果として「p」「f」が厚めになっている。それだけならばともかく「mf」が13%も存在するのがやや異例である。ブラームスの一般的なダイナミクスバランスとはこの2点で違いが見られる。
  4. ピアノ三重奏曲第1番に比べて明らかに使用が薄いのは「dolce」「maracato」「leggiero」だ。「espressivo」の頻度は変わらない。
  5. 逆に使用が増えている用語もある。「cantabile」「con fuoco」「con affetto」だ。「con fuoco」以外の2つはブラームス作品では珍しい。
  6. 微調整語「poco」が一切用いられていない。他に「piu」も僅かに2箇所しかない。
  7. 「ritardando」を筆頭格とするテンポ変換系の用語「sostenuto」「animato」が全く現われない。「a tempo」「in tempo」のテンポリセットも当然無い。

<肝に銘じておくべきこと>

誰が作曲したにせよ、926小節を擁するこの堂々たるソナタが1938年の出版まで一般に知られていなかったことは、確実である。ブラームスの遺作として鳴り物入りで発表されれば、その道の研究者愛好家は鵜の目鷹の目で検証するだろう。それでも誰も過去の誰それの作品だという指摘をしなかったこと、あるいは出来なかったことの意義は大きい。その点は、発見者がぬかりなく精査しているのだろう。

イ長調三重奏曲をブラームス本人が出版しないつもりだったから、楽譜にこまごまとした指定を記入していなかったとも考えられる。元々全ての作品が草稿の段階ではこの程度で、出版前に詳細に書き込んでいたかもしれないからだ。このことは常に念頭に置いて考えねばならない。以下の議論ではこの点は、棚上げする。

<真作説に不利な所見>

時代が下るに従って、大袈裟な表現は影を潜める傾向があるが、配置される用語の種類が減るわけでない。イ長調三重奏曲を論じる際に、その作曲年代を1850年代、つまり創作の初期と仮定することが多いようだが、用語の種類の薄さはこれとは矛盾する。これに気付いていた校訂者が、出版に際して記号を補ったのが、膨大なカッコ付き用語群だと考えたい。FAEソナタのブラダスデータ調査の結果、用語密度はイ長調三重奏曲よりも極端に少ないことが判明した。用語密度の薄さは真作説に不利とはいえなくなったのでここに訂正する。12月17日の記事参照

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/12/post_0780.html

微調整語「poco」や「piu」の欠落も真作説には不利だ。こうした微調整語を駆使して独特のワールドを形成するのがブラームスだからだ。テンポ変動系用語と、テンポリセット系用語の欠落も、真作説には不利だ。こうしたテンポの煽りと抑制がブラームス節の根幹でもあるからだ。これらの特徴は真作であるならば創作の初期から明らかである。こうした独特の用語は、校訂者が安易に手を加えることを拒む雰囲気を持っている。普通に考えれば悪意ある校訂者ではない限り、加筆も削除もしにくいのが自然である。よってこうした用語の出現頻度と分布は草稿のまま保存されている可能性が高いと思う。

「leggiero」「dolce」「marcato」が少ないのも不利だ。

<真作説に有利な所見>

聴いてみるとところどころブラームスの初期室内楽を髣髴とさせる部分がある。同じイ長調を共有するピアノ四重奏曲第2番とフィナーレの感じが似ている。8分の6拍子のスケルツォがハ短調になっていのは不利な要素だが、代わりに採用された嬰へ短調というのはクララとの関係を考えるとギリギリ許容範囲かもしれない。またその中間部が4分の3拍子に転ずるのは、ヘミオラ好きのブラームスの嗜好をなぞっていると思う。

第一楽章の第2主題部に付点のリズムが出る。これはブラームスにはよくある音形だ。

・・・・・・・・・

結論からいうと「少し怪しい」である。でも「わからない」が正しいと思う。当たり前の話だ。私ごときに判るはずはない。目の前に作品が存在する以上、誰かが作曲したことは確実ながらブラームスの「真作だ」とも証明出来ない代わりに、「真作でない」とも証明出来ない。

これだけの室内楽を作曲した苦労には何かの形で報いてあげたい気分である。

2006年11月12日 (日)

拍子抜け

11月9日の記事「お取り寄せの楽譜」で伝ブラームス作曲のピアノ三重奏曲イ長調の楽譜を手に入れたことを記した。ヒマを見てブラダスへの取り込みを始めることも宣言した。じっくり進めるつもりだったがあっさりと今日取り込みが終わってしまった。

全楽章合計で1628小節を擁するピアノ三重奏曲第1番初版に比べればたったの926小節だから、簡単だったともいえるが、どうも使用されている用語がシンプルな気がする。ブラームス特有の微調整語が少ない。それから目立つのはカッコの付与だ。「f」「p」などのダイナミクスや「espressivo」にまでやたらとカッコを付けている。たとえば(f)(p)(espressivo)である。これらがカッコ無しの「p」「f」「espressivo」と共存している。スラーやアクセント、sfにまでやたらとカッコが付けられている。スラーやアクセント等の記号に付けられたカッコは除外し、用語に付けられたカッコだけで64箇所もある。このカッコは「オリジナルには存在しなかったけどね」というニュアンスが濃厚に感じられる。

細かい分析はこらからだが、何だか面白そうだ。

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