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    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

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    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

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カテゴリー「790 コレクション」の19件の記事

2026年4月10日 (金)

癖になる

まずは以下のリストをじっくりとご覧いただきたい。

  1. パルティータイ短調BWV827
  2. シンフォニアハ長調BWV787
  3. イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
  4. シンフォニアロ短調BWV801
  5. フランス組曲第2番ハ短調BWV813

もちろん全てがバッハの作品だ。これがピアニストかチェンバリストの演奏によるアルバムならよくあるパターンだ。ところがこの選曲で演奏がヴァイオリンとチェロの二重奏となると、途端に鼻の下が伸びる。

このほど入手したCDが手許にある。ヴァイオリンはVera Hilger、チェロがNorbert Hilgerとある。写真を見るとヴァイオリンが女性で、チェロが男性だ。親子には見えないがご夫婦あるいは姉弟もしくは兄妹だ。本当に楽しい演奏だ。

バッハの鍵盤楽器作品を弦楽アンサンブルに編曲したCDがたまってきた。

  1. インヴェンション ヴァイオリンとヴィオラ
  2. シンフォニア ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
  3. 平均律クラヴィーア曲集のプレリュード 
  4. 平均律クラヴィーア曲集のフーガ 弦楽四重奏
  5. ゴールドベルグ変奏曲 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ  
  6. フーガの技法 弦楽四重奏
  7. イタリア協奏曲 ヴァイオリン、チェロ
  8. パルティータ(一部) ヴァイオリン、チェロ
  9. フランス組曲(一部) ヴァイオリン、チェロ
  10. 半音階的幻想曲とフーガ ヴィオラ(幻想曲)

弦楽器奏者たちがクラヴィーア奏者を羨ましがっている証拠かもしれない。

バッハの編曲物売り場は油断できない。

2026年4月 9日 (木)

宝箱

子供のガラクタ集めをよく見かける。大人には理解不能の宝物だ。ビールの王冠であったり、どんぐりだったり。万が一の時に持って逃げるリストの上位を占めていたりもする。

 

大人になってもその癖が直らないこともある。私にとってはブラームスのレアな作品のCDがそれに当たる。折に触れてブログ「ブラームスの辞書」で述べてきたが、今日はそんな私の宝箱の中身をまとめて紹介する。

 

    1. ヴァイオリン協奏曲第1楽章のカデンツァ16種類。ルジェーロ・リッチというイタリアのヴァイオリニストの演奏だ。なんだかワクワクする楽しさ。古今のヴァイオリニストを手軽に聞き比べる面白さは格別だ。

 

    1. 交響曲第4番のオルガン版。明らかにオリジナルの方がいい。がしかし、怖い物見たさを刺激するという点では最高ランクである。

 

    1. 2つのラプソディー作品79のオルガン版。第四交響曲に比べると聴いていても楽しめる。スペースアドベンチャー物の映画に使われてもよさそうだ。ダース・ベイダーが登場しそうだ。

 

    1. ドイツレクイエムピアノ版。お断りしておくが、ピアノ伴奏版ではない。ピアノ版である。やっぱり合唱が入る方がいいが、話のタネとしての評価である。

 

    1. 四つの厳粛な歌ピアノ版。ピアノ伴奏のCD化ではない。歌の部分もピアノでトレースしている。歌が抜けているが面白い。マックス・レーガーの編曲である。

 

    1. 四つの厳粛な歌管弦楽版。予想外のはまり方で驚いた。ブラームス本人の編曲ではないが、いかにもブラームスっぽい響きがする。

 

    1. オルガンのための11のコラール前奏曲ピアノ編曲。4,5,8,9,10,11番のみだが、ほとんどインテルメッツォである。フルッチョ・ブゾーニの編曲だ。

 

    1. シューマンのピアノ四重奏曲のピアノ連弾編曲。ブラームス自身による編曲。マッコークルにもちゃんと載っている。連弾にするほどの音の厚みが感じられない。これも話のタネだ。

 

    1. FAEソナタヴィオラ版。部分的にオクターブ下げているだけなのだが、時折はっとさせられる。ヴィオラ弾きとしての贔屓目がそうさせていると思われる。

 

    1. ヘンデルの主題による変奏曲管弦楽版。面白い。冒頭主題のトランペットが予想外のはまり方だ。シェーンベルグよりブラームスの響きに近い。

 

    1. ホルン三重奏曲のチェロ版。ブラームスが承認したヴィオラ版のCDは無いのに、渋っていたチェロ版がリリースされているのが面白い。

 

    1. 弦楽六重奏曲第2番弦楽合奏版。1番も聴きたくなる。ブラームスは弦楽セレナーデを残してくれていないので、その代用になる。

 

    1. 弦楽六重奏曲ピアノ三重奏版。ブラームスの友人キルヒナーの編曲だ。ヴィオラ弾きとしては当然不満だ。

 

    1. クラリネットソナタのフルート版。フルートの低い音域が美しい。誰かオーボエ版を出さないかという気もしてくる。

 

    1. クラリネットソナタのヴァイオリン版。美しい。SulGのはまりっぷりはヴァイオリンならでは。

 

    1. クラリネット五重奏曲のヴィオラ版。響きの差が付かないので、バックを弦楽合奏にしている。何と言ってもバシュメット様だ。

 

    1. いくつかの歌曲のチェロ版。マイスキーの血も涙もある選曲が素晴らしい。

 

    1. ハンガリア舞曲チェロ版ピアノとチェロの二重奏だ。ハンガリア舞曲の編曲物の中では面白さ一番だ。

 

    1. オルガンのための11のコラール前奏曲管弦楽版。全曲出ていないのが惜しい。ブラームスへの愛情なくては編曲できまい。

 

    1. ピアノのための51の練習曲。ブラームス作品を上手に演奏するためのエッセンスをブラームス自らギュッと凝縮。ナクソスならではである。

 

    1. ピアノ三重奏曲第一番初版管弦楽版 

 

    1. クラリネットソナタ管弦楽伴奏版 

 

    1. 第一交響曲初演時版

 

  1.  

 

 

 

きっとこれからもっと増えると思う。ホルン三重奏曲の管弦楽バージョンを探している。

2026年1月16日 (金)

あの娘のもとへ2

今回はその同名異曲について言及する。

「3つの四重唱曲」op31の3番に存在する。つまり作品31-3だ。タイトルは全く同じ「Der gang zum Liebchen」(あの娘のもとへ)だが、op48-1とは違ってヴェンツィヒによるボヘミア民謡のドイツ語訳がテキストになっている。

ここでわざわざ言うくらいだから気に入っている。ソプラノ、アルト、テノール、バスという組み合わせの醸し出すハーモニーが素晴らしい。加えて「ブラームスの辞書」的にもお宝標記が頻発する。

  • 楽曲冒頭の発想記号「Con moto e grazioso」は、ここ一箇所という貴重なものだ。
  • 8小節目からの合唱の入りは「pp dolce e teneramente」は生涯で12箇所しかない「teneramente」使用例の一つであるばかりか、声楽曲への唯一の用例である。
  • 上記の合唱の入りの部分のピアノパートは、「p dolce」とされており、合唱よりも上のダイナミクスだ。これはピアノ伴奏としてはやや異例だ。
  • さらにそこで旋律を歌うソプラノは「G」音であるのに対して「アルト」が短3度上の「B」を歌う。つまりソプラノが最高音ではないだ。3小節後ソプラノが「C」に至るに及んでやっとソプラノが最高音になる。アルトが出し続ける「B」音を抜き去るように浮上するソプラノが美しい。
  • コーダの途中の42小節目、合唱が最後にリフレインを聴かせる場面で、「sempre piu calmato」が出現する。これまた生涯で4つしかない「calmato」の貴重な用例の一つである。

それにしてもこの作品31の3曲は素晴らしい。

2025年9月23日 (火)

マインドシェアの可視化

昨日の記事「ギガバイトランキング 」の続き。

これをやろうと思うのだから世の中涼しくなってきたということかと申すと、そうでもない。もう2年半くらい前からなので、暑さに関係なくやっていた。じっくりじっくりパソコンにCDをアップロードも一段落したということだ。

所感をいくつか。

  • 覚悟は出来ていたがブラームスがバッハに負けている。ブラームスもバッハも全作品がほぼ自宅にある。だから漏れがないよう全て収録した。バッハに同曲異演の収録は最小限だ。ブラームスでは、室内楽や管弦楽でかなりな数、同曲異演が入っていてこの数値だから、バッハはよっぽどのことだ。
  • これはマイカーで聞きたくなるという切り口に絞っての常用USBだがそこを配慮してもこの二人はすごい。
  • 私の脳内作曲家ランキングがどうなっているか、定量的に語る切り口がなかったが、これは一定の物差しになる。
  • マイカーにUSBを差し込んで、目的の曲にたどり着くには、さまざまなモードがある。「入れた順」「アルバム」「ファイル」が用意されているが、「入れた順」はそのUSBに取り込まれた順番だ。「アルバム」はアルバムのアルファベット順。この2種類、実は全く役に立たない。いれた順なんぞ覚えてられないし、スクロールが大変。アルバムのアルファベット順にしても、アルバム名が不規則過ぎてどうにもなん。
  • でもって頼みの綱は「ファイル」これが使える。これこそが使える。アップロード時にUSB内部に自動生成される。そのアルバムの名称を修正して、事前に作成した作曲家毎・作品毎のファイルにドラッグする。これにてギガバイトの合計値も楽々である。本機能がなかったら、「ギガバイトランキング」なんぞ思いつかなかった。
  • ブラームスとバッハの異常値は、想定内だ。むしろその2人に次ぐ3位が気がかりだったが、ハイドンというのが意外であった。交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏、ピアノ三重奏これら、全て入っているので、同曲異演なんかゼロだがこうなる。
  • それから、やっぱりヴィヴァルディだ。これは四季だけの仕業ではない。まさかドヴォルザークの上に来るとは!
  • で、ブクステフーデ、パッヘルベル、テレマンも上位だ。

自分でもよくわからんかった、自分のマインドシェアの記念碑として貴重だ。

もしかして、これって相当おバカか。

2025年9月21日 (日)

常用USBという企て

自宅貯蔵のCDがマイカーで聴けないトラブルに対応するにはUSBしかない。なんと256GBのUSB1本用意してブラームス全作品を取り込んだ。

となると次は、他の作曲家だ。こちらも落ちはUSBという一点で共通している。

  1. ブラームス
  2. バッハ
  3. バロック
  4. その他

結局上記の4本立てに落ち着いた。ブラームスに次いでバッハも256GBのUSB1本をあてる。3番目はバロック。これはイタリアとドイツに分けてファイル化し、作曲家の生年をキーにソートした。もちろん256GB1本だ。

4番のその他もまた256GB1本。

  • ベートーヴェン
  • ドヴォルザーク
  • ハイドン
  • モーツアルト
  • シューベルト
  • ヴィヴァルディ

この6名に独立ファイルをあてた。のこりは「その他」でくくった。で作曲家という切り口では分類に困るCDたちはまた「オムニバス」として別途ファイルをあてる。例えば「宗教改革」「クリスマス」「ドイツ民謡」「学生歌」などなど。

常用USBの計4本組という枠組みと書いてあっさりと記事にしたが、これは相当大変だった。がしかし、実は楽しかった。時間がかかったというだけで、事前の準備に少々手間がかかったが、それとて趣味の内だ。

2025年7月 3日 (木)

無人島ごっこ

あなたは無人島に行かねばなりません。CDを1枚だけ持って行くことが許されているとした場合、あなたはどのCDを持って行きますか?

という類のお遊びがある。ネット上の掲示板や雑誌の企画で割と見かける。

持ち込み可能な枚数が10枚になったりするバリエーションもあるが、自らのコレクションからの絞り込みという困難な手順を楽しむ意図は明白だ。1枚ではあまり本人の個性が出にくいから10枚くらいがちょうどいいかもしれない。こういう企画をすると決まって、「~全集」を選ぶという反則をする人が現れるのも微笑ましい。この手を許してしまうのでは、究極の選択を楽しむという趣旨からはずれると思うがどうだろう。

絞れやせんのだ。少なくともブラームスが絡んでしまうと私には無理だ。切るという動作に抵抗があり過ぎる。

無人島にたった一人の作曲家のCDなら持ち込み可能という設定なら、迷わずブラームスを選んで終わりだったが、このところバッハの取り扱いが悩ましい。これも難しい選択になりつつある。

何にしろご無体な遊びである。

2019年9月24日 (火)

凄い本

とある古書店をうろついていて、凄い本を見つけた。

ウリ・モルゼン著芹沢尚子訳「文献に見るピアノ演奏の歴史」原題は「Die Geschichte des Klavierspieles in histrischen Zitaten」という。副題が「初期ハンマークラヴィーアからブラームスまで」となっている。1986年12月刊行だからもう30年近く前の本だ。

古今の資料の中から、ピアノの演奏にまつわる部分だけを抜き出した代物だ。記事の数は479本に及ぶ。その源泉はC.P.Eバッハや、レオポルド・モーツアルト、チェルニーなどの理論書から、シューマンなどの評論、さらには個人の日記書簡という広範囲にまたがる。

目から鱗だ。バッハ、ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、リスト、メンデルスゾーン、ショパン、ブラームスという定番に加え、ビューロー、クララ、ハンスリックなど演奏家評論家の手記もあり、ピアノがどう弾かれどう聴かれてきたかを偲ぶことが出来る。譜例などほとんど無いに等しいというのに、半端ではない説得力だ。話題になっている曲についての知識があればもっと楽しめる。

収集の範囲の広さと、着眼の鋭さが並ではない。

きっと一生の宝だと思う。

2019年9月12日 (木)

CD収納考

たまりにたまったCD。置き場に困るだけならまだしも、大切なはずのCDが必要なときに即座に取り出せないという困った現象にお悩みの向きは多かろう。市販のラックを買い足すばかりのつぎはぎ対応には限界もある。

熟考の末、自室の空いた壁面に収納棚を据え付けることとした。幅150cm高さ230cmの壁面を全てCDラックとする。大工さんに頼んでオリジナルの収納棚を制作してもらう。

大工さんをお招きして、現場を見ながらあれこれこちらの要望をお伝えした。同時に専門家の観点からいろいろな質問もいただいた。全体の色合い。棚板のピッチや角度。防塵対策、地震対策などなどだ。ガラスまたはアクリルの蓋をつけるのか否か。最上段の取り回し。壁面にある電灯スイッチの扱いなど、いろいろ現実に即したやりとりをした。

 

2019年9月11日 (水)

未聴CD

読んで字の如く「まだ聴いたことがないCD」という意味だろう。実際にはもう一つの意味で用いられてこその言葉だ。すなわち「入手済みのCDのうちまだ聴けていない」という意味だ。

世の中には膨大な数のCDが存在するから、どんなマニアでも聴いたことがないCDの方が多いに決まっている。入手不可能のCDは聴けなくて当たり前だ。むしろ入手していながら、時間の都合で聴けていないという状態こそが、議論に値すると感じる。

CDショップの店頭やオンラインショップの画面を眺めているうちに、購入を決断したCDのうち、聴いたことがないCDがバカになら枚数に達しているマニアは少なくないと聞く。未聴CDの演奏時間の合計と残りの人生の余暇時間を比較して絶望している層もいるらしい。ある種の病とも思われる。CDを所有することが目的になってしまい買ったCDを聴かないという症状だ。

私はブラームスに関しては未聴CDは無い。iPodのおかげで時間を効率よく使えるようになって尚更万全になった。買ったが最後ちゃんと聴いているということだ。むしろ対処に困っているのは、1度聴いただけで2度と聴いていないCDだ。

2016年10月20日 (木)

メンデルスゾーン管弦楽作品集

メンデルスゾーン作品へのアンテナが高まっている。CDショップを徘徊中にお宝を発見した。メンデルスゾーンの管弦楽作品が手際よく収められた6枚組CDだ。

興味深いのはその収録曲。

弦楽のための交響曲が12曲全て入っている。協奏曲はピアノ協奏曲2曲と真打ヴァイオリン協奏曲、「真夏の夜の夢」「フィンガルの洞窟」「静かな海と穏やかな航海」という定番がキッチリと押えてある。それでいて交響曲は3番「スコットランド」と4番「イタリア」だけだ。声楽入り2番はともかく1番と5番が抜けているのが意表をついている。

気になるお値段は1680円の20%引きだった。1344円で1枚あたり224円だ。

ノータイムで購入を決めた。

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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