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カテゴリー「760 家族」の32件の記事

2023年12月30日 (土)

激動の2023年

なんだかんだで忙しい1年だった。

私にとっても、我が家にとっても大ニュースが続いた。

  • 1位 次女 結婚(8月)
  • 2位 長女 結婚披露宴(2月)
  • 3位 私 網膜剥離手術(11月)
  • 4位 母 左足の小指骨折 (9月)
  • 5位 長男 左足の中指骨折 (7月)
  • 6位 私 マイルーム実現 (8月)
  • 7位 私 マイカー更新 (2月)
  • 8位 私 職場にオケ発足 (11月)
  • 9位 私 マイコプラズマ肺炎 (1月)
  • 10位 秘密

娘らの結婚系は歓迎なのだが、ケガや病気も目立つ。用心せねば。

2022年7月 7日 (木)

マリア・バルバラ

バッハの最初の妻の名前だ。本日は彼女の命日。1720年に没している。バッハが旅行中だったと伝わる。1707年の結婚だから13年連れ添ったことになる。

 

2020年11月22日 (日)

WFバッハ

本日はバッハの長男ウイルヘルム・フリーデマン・バッハの誕生日だ。1710年のお生まれなので今年は生誕310年に相当する。

もちろんひとかどの音楽家だったが、ベートーヴェンの生誕250年と重なっては分が悪い。

2020年9月11日 (金)

JSA

バッハの11番目の子供にElisabeth Juliana Friederica (1726-1781) がいる。バッハの四女で、母アンナマグダレーナにとっては4人目の子供。彼女はヨハン・クリストフ・アルトニコルに嫁ぐ。娘婿アルトニコルは、晩年のバッハのよき証言者として知られている。この夫婦の間には3人の子供がいたが、1749年に生まれた長男は「Johan Sebastian」と命名された。祖父大バッハの没する1年前のことだ。

一般に「ヨハンゼバスチィアン2世と言えば、1748年に生まれたカールフィリップエマニュエルの次男を指すことが多いが、もう一人いたということになるのだが、外孫なのでヨハン・ゼバスチャン・アルトニコルとなる。つまりJSAだ。

残念なことに、こちらのヨハンゼバスチャン君は1歳になる前に亡くなっていた。

 

 

2020年9月10日 (木)

子宝の実情

いつも子だくさんと言われるバッハの子供たちを出生順に一覧化しておく。没年マイナス生年の数値を末尾に置く。ついでに女の子を赤文字にしておいた。

<母マリア・バルバラ(1684-1720)>

  • 01 Catharina Dorothea (1708-1774) 66
  • 02 Wilhelm Friedeman (1710-1784) 74
  • 03 Johan Christoph (1713-1713) 0
  • 04 Maria Sophia(1713-1713) 0
  • 05 Carl Philipp Emanuel (1714-1788) 74
  • 06 Johan Gottfried Bernhard (1715-1739) 24
  • 07 Leopold Augustus (1718-1719) 1

<母アンナ・マグダレーナ(1701-1760)>

  • 08 Christina Sophia Henrietta (1723-1726) 3
  • 09 Gottfried Heinrich (1724-1763) 39
  • 10 Christian Gottlieb (1725-1728) 3
  • 11 Elisabeth Juliana Friederica (1726-1781) 55
  • 12 Ernestus Andreas (1727-1727) 0
  • 13 Regina Johanna (1728-1733) 5 
  • 14 Christina Benedicta (1729-1730) 1
  • 15 Christina Dorothea (1731-1732) 1
  • 16 Johan Christoph Friedrich (1732-1795) 63
  • 17 Johan August Abraham (1733-1733) 0
  • 18 Johan Christian (1735-1782) 47
  • 19 Johanna Carolina (1737-1781) 44
  • 20 Regina Susanna (1742-1809) 67

20人のうち父親であるバッハ本人より後まで生きたのは9人。うち女の子が4人だから、必ずしも女子が長生きとは言えない。男の子5人のうち、なんと4人が音楽史に名を残すという高確率だ。早世した男の子が長生きしていたら、この数は増えているはずだ。唯一漏れたNo09ゴットフリート・ハインリッヒでさえ音楽的才能があったと伝えられており、「アンナ・マグダレーナバッハの音楽帖」No16aが、彼の作品だとされている。

驚嘆すべきは母アンナ・マグダレーナだ。最初の子を1723年に出産した後、1729年まで毎年出産している。1730年一年おいて、1731年から3年連続となり、最後の出産は41歳だ。母として妻として家庭を切り盛りした上に、夫バッハを音楽的にも支えながらである。「アンナ・マグダレーナバッハの音楽帖」収載のBWV841は彼女の作品である公算が高いという。

 

 

 

 

2020年7月26日 (日)

ブログを育てる

毎日毎日記事をアップする。アスセスの増減には一喜一憂し、キリ番のアクセスには殊更に言及を繰り返す。折に触れて過去の記事を振り返っては感慨に浸る。将来にわたって記事の更新やアクセスの増加が順調に続くことを祈る。

私はブログを育てている。

このようなことをブログ開設からずっと繰り返してきた。結果としてブログの記事が相当数堆積した。

ブログ「ブラームスの辞書」には人格がある訳でもないのに、何だか一人歩きしている感じがする。私が更新をやめると途端に命を失うというはかなさもまた、愛おしさを高めている。感覚としてはまさに「ブログを育てる」という感じである。家族の一員に近づいている。ブログへのアクセス増は成長を実感するまたとない機会だから、アクセス系の記事はつい我を忘れる。親バカと呼ばれる諸現象と同じである。

 

 

 

 

2019年12月14日 (土)

リヒテンタール

クララ・シューマンがロベルトの死後居を構えたドイツ南西部の町。「Lichtental」と綴る。「Licht」は「光」で「Tal」は「谷」だから「光り輝く谷」とでも訳せよう。中学校の授業でならった「ネアンデルタール人」の「タール」である。

我が家に最初に授かったのが男の子だった。家族で五重奏を演奏したかったので子供は3人と決めていたが、子供の性別が割れると一部屋余分に必要になるというつまらぬ理由から子供はどちらかになればいいなと思っていた。つまりこの段階で男の子3人を覚悟したことになる。男の子の名前を残り2人分考えていた。次男に命名する予定だったのが「理等」(りひと)だった。ドイツ語で「Licht」と綴って「光」の意味だ。クララの住居の所在地のことも念頭にあった。日本文学史上最高のモテ男「光源氏」の存在も意識していた。第3子の名前は「蒔人」(まいと)だ。英語で「might」と綴って「力」だ。ドイツレクイエムの歌詞「苦しみながらタネを蒔く人は喜びと共に刈り取るであろう」を意識した命名だ。こうしてひねり出した名前は第2子第3子が女の子になって、あえなく幻となった。

ブラームスにとってクララの住む谷であり、敬愛するシューベルトのふるさとでもあった。

2019年10月27日 (日)

四十九日法要

昨日、義父の四十九日法要があった。台風一過の秋晴れの中、納骨まで粛々と滞りなくすませた。

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台風15号襲来の9月9日に亡くなった義父。一昨日は21号の大雨に見舞われたから、四十九日までの間に7つの台風が発生していたことになる。週に1個ずつというハイペースだが我が家の周辺は大した被害もなかった。納骨前の義父が守ってくれたに違いない。

20191026_120359

 

 

2019年10月14日 (月)

野分去って

「野分」などという優雅な大和言葉では通じまい。台風19号が去って各地の被害報道に接して驚いている。前回15号で千葉県内各地で被害が発生したが、義父の力によって我が家は危うく難を逃れた。その義父はまだ納骨前なので今回もまた我が家を守ったに違いない。

夜中に瞬間的な停電が3回あったほかは、目立った被害もなくやりすごした。12日は朝から家族全員がよりそって息をひそめて過ごした。危ないものの場所替えは11日のうちに母がすました。

時により過ぐれば民の嘆きなり八大竜王雨止めたまへ 源実朝

 

 

2019年9月16日 (月)

敬老の日

ブログ開設以来15回目の敬老の日は特別なものとなる。

千葉県が未曽有の台風に襲われた1週間前9月9日に亡き妻の父が他界した。子供たちの祖父でもある義父85歳。千葉県中が今も苦しむ停電から奇跡的に我が家を守ったのはきっと彼だ。通夜の前日11日深夜に見舞われたこれまた経験のないくらいの雷雨は義父最後のかみなりだったに違いない。そもそも我が家の歴史は今から30年前の1989年9月29日に私が彼に「お嬢さんをください」と言ったところから始まった。

今時珍しい7人の孫たちが通夜、告別式、出棺、火葬と打ち続く流れに心から寄り添った。身内だけのささやかな送りだが慈愛に満ちたものとなった。

これにより我が家の子供たちの祖父母4名のうち、我が家のおばあちゃんが最後の一人になる。その母は、全日程を孫とともにし、凛とした喪服姿で空気を引き締めていた。

子供らの義父の冥福を祈る気持ちは、そのまま、祖母である母への慈しみに変わった。

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