令和の変
65年の人生で初めての異変が昨年末に起きた。
年末12月29日のことだ。母が突然発熱した。朝37.5度だったが午後には39.1度にまで跳ね上がった。数年に一度の暦の巡り合わせて年末年始9連休を謳歌する世の中だ。かかりつけの医者はもうやっていない。当番医は車で60分かかる。救急車も覚悟した。
ときおり体調を崩して寝込む母だが、年末年始にという記憶がない。母に聞いたら結婚66年で初めてだときっぱり。
30日に予定しておいた年末の買い出しは見合わせ。当然元日の娘たちの里帰りも延期になった。孫に感染させるわけにはいかない。
なんとか元日には小康を取り戻した。
物は考えようだ。もしこれが2週間前、職場オケの山場で起きていたら大変だった。正月休み突入後だったおかげで、母にずっと付き添ってやれた。最後の正月休みを母に捧げなさいという神様の断固たるメッセージに違いない。あるいは、嘱託満了後たっぷりと母に寄り添いなさいということかもしれぬ。
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