代表復帰の布石
英国プレミアリーグ・リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りの退任を表明した。寝耳に水の電撃辞任だ。成績不振というわけではない。今やマンチェスターシティと並ぶ強豪だ。ここまでの地位に引き上げた功績は彼のものと断言したとて、ブログ炎上には至るまい。
残念だ。
しかし、私はこれでドイツ代表監督就任への道筋が整ったと思いたい。
サッカーがバッハに悠然と割り込むブログ。
英国プレミアリーグ・リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りの退任を表明した。寝耳に水の電撃辞任だ。成績不振というわけではない。今やマンチェスターシティと並ぶ強豪だ。ここまでの地位に引き上げた功績は彼のものと断言したとて、ブログ炎上には至るまい。
残念だ。
しかし、私はこれでドイツ代表監督就任への道筋が整ったと思いたい。
サッカーがバッハに悠然と割り込むブログ。
昨日朝一番で、皇帝の訃報が届いた。元西ドイツ代表フランツ・ベッケンバウアーが1月7日に亡くなった。
1974年のワールドカップ西ドイツ大会でキャプテンとして優勝に貢献した。圧倒的なプレーが優雅なスタイルと共存して「皇帝」(カイザー)と慕われた。その後1990年には監督としても優勝する。
日本でワールドカップの決勝戦が初めてテレビで生中継されたのが1974年大会だった。中学3年だった私はこれを見た。今に続くドイツ好きの最初のきっかけであった。
ブログ「ブラームスの辞書」開設6800日を記念する今日のこの記事を皇帝の霊前にささげたい。
スポーツの中に音楽がある。高校野球では勝利チームの校歌が歌われるし、オリンピックでは優勝者の国歌が演奏されるのが恒例だ。フィギアスケートにも音楽は欠かせない。サッカーの代表戦を前にした両国の国家演奏も定着してきている。ドイツ代表の屈強な選手たちが手を胸に当てて「皇帝賛歌」にじっと聴き入る様子は否応なく感動させられる。
けれども国家や校歌はもちろん、フィギアスケートの音楽もスポーツのためにある訳ではない。スポーツの場面に転用しているに過ぎない。
それではとばかりにスポーツのための音楽を別途探すと、メジャーリーグベースボールで7回に演奏される「Take me out to the ballpark」がすぐに思い浮かぶ。しかしこれはどこのチームも同じ曲だ。日本の球場でも聴かれるくらいである。
特定のチームのために存在するとなると、やはり「六甲颪」だろう。甲子園球場で歌われると有り難みは倍増する。これはイングランドサッカーのサポーターが歌う「You never walk alone」に匹敵していると感じる。
まくらが長くなった。ブラームス作品の中からサッカーのサポーターソングを選ぶとどうなるかが本日の話題である。
サッカーのクラブ育成のシュミレーションゲームがある。お気に入りの旋律を入力してやると、自チームの試合の場面でサポーターがその旋律を演奏してくれるという優れものだ。ブラームスの作品からこれはという旋律を入力して「はまり度」を確認することが出来るのだ。大勢のサポーターが声を合わせるのだから、あまり入り組んだ旋律はだめだ。親しみ易くてシンプルで、格調高くて気品があって、選手を奮い立たせるような旋律はありはしないかといくつか試したが良い作品が見つかった。
交響曲第1番第4楽章の主題だ。ベートーヴェンの第九交響曲の「歓喜の歌」との関係ばかりが強調されるあの旋律だ。これ以外にはない。
試合に勝った後で歌う心地よさはもちろんだが、絶対に勝たねばならぬ試合が、後半も残り15分となって依然0対0で膠着しているようなケースでこれが歌われると元気が出る。
我が育てるチームなら、この歌をサポーターソングにしたい。
もしハンブルグあたりのチームがホームグランドでこの旋律を歌われた場合の説得力たるや半端ではなかろう。
一昨日、バスケットボールのワールドカップでドイツ代表が初優勝した。準決勝でアメリカ、決勝でセルビアを破っての堂々たる戴冠だ。サッカーとバスケット両方に優勝経験があるのは過去3か国。アルゼンチン、ブラジル、スペインそして今回ドイツだ。野球のWBCも加えた3種目となると、全部制覇を経験した国はない。アルゼンチン、ブラジル、スペインそしてドイツも野球が優勝できていない。アメリカはサッカーで優勝できていない。日本はサッカーとバスケで優勝がない。このトリプルクラウンはかなり難しい。
バスケ戴冠の同じ日、サッカーのドイツ代表はテストマッチながら日本代表にホームで敗れて、監督が更迭された。4度のワールドカップ優勝も過去の話。ここ2大会グループリーグを突破出来ていないことも逆風だ。
バスケ準決勝でドイツに敗れたアメリカの監督が「1992年とは違う」と言っていた。バルセロナオリンピックでのマイケルジョーダン率いるドリームチームの圧勝を指しているコメントだ。意訳すると「栄枯盛衰」と言いたいのだ。
今までは在宅勤務用のデスクにささやかなCDプレーヤーを置いていた。なんせ通路なので音量にも気遣いが要った。今度は初めて自室になる。横になって音楽を聴けるようになる。
そして長男だ。サッカーのユニホームやらタオマフの収集が趣味だが、置き場に困っていた。それというのも自室の収納に家族の衣類が多数入っていたせいだ。書物にしろCDにしろ膨大なコレクションは結構なことだが、思いのままに瞬時に取り出せてこそのコレクションだ。このほど収納を整理することになる。
結婚はまだかとは言いっこなしということだ。
一昨日7月1日にJリーグヴィッセル神戸のイニエスタのラストゲームがあった。
愛するアントラーズにおけるジーコのような存在を象徴する一連の感動的なエピソードについてはもはや論を重ねるまい。
彼の名前イニエスタは「Iniesta」と綴る。その綴り冒頭に「H」を付与して「Hiniesta」となるとこれは植物のエニシダを指すスペイン語だ。欧州原産のこの植物の日本伝来は17世紀とされている。日本語名のエニシダは、スペイン語名「イニエスタ」のなまったか形という説がある。この手の語源ネタは眉に唾の二度塗りが要るものだが、もう少し続ける。
人名「Brahms」はドイツ語におけるエニシダ「Brahm」に所有を表す「s」が付与された形だという。つまり「エニシダの息子」だ。
サッカー選手としてのイニエスタへの敬愛とは別に、私にとってはずせない話。
昨日早朝、ペレの死去が報じられた。
ブラジル代表として1958年、1962年、1970年の三度ワールドカップ制覇に導いた。
私がワールドカップに興味を持ち始めたころ既に伝説だった。ブログで取り上げずになんとする。
困った。「よいお年を」で結べない。
ブログ「ブラームスの辞書」のオフィシャルなゴール2033年5月7日まで記事更新をするには10252本の記事が必要だ。人名のカテゴリー収載本数がその1%103本に達した場合、その人物を1%クラブ入会と認定している。下記の通りだ。
昨日の記事をもってカテゴリー「源実朝」の記事が103本に到達した。9月17日実朝の830回目のお誕生日に始まった「実朝特集」は、実朝を1%クラブに招き入れるための企画だったと言い換えていい。ベートーヴェン、モーツアルト、シューマンあるいはワーグナーを差し置いて実朝とは我ながらアナーキーだ。
実朝の手も借りたいくらいの道のり。
そうそう、ワールドカップ・カタール大会は今夜の決勝戦をもってお開きとなる。ブログ「ブラームスの辞書」開設は2005年だから、これにて5回のワールドカップを見送ることになる。2033年5月のゴールまでに迎えるワールドカップはあとたったの2回でしかない。
実朝は飛鳥井雅経と親交があった。小倉百人一首では「参議雅経」として「み吉野の山の秋風小夜更けて故郷寒く衣打つなり」が採られている。源頼朝と義経の対立の中で、雅経の父頼経が、義経との昵懇の間柄を咎められて鎌倉に下向させられたおりに父に同行して頼朝の知己を得た。頼朝から和歌と蹴鞠の才能を評価されたということだ。あろうこと鎌倉幕府重鎮の大江広元の娘を正妻に迎えている。帰京後は後鳥羽院からもかわいがられ和歌所の寄人に列せられた。
一方、彼は蹴鞠・飛鳥井流の始祖でもある。だから実朝の蹴鞠もそこそこの芸達者だと伝わる。歌と蹴鞠を軸に京都の公家たちと共通の話題があったと解したい。
蹴鞠を題材に採った歌が確認できないのは残念だ。
そうそう、いよいよ蹴鞠の世界大会がカタールで始まる。
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