記事「王と王子の12番歌合せ 」の判者つまりレフリーは私だ。本日は私の判定結果を公表する。
<第1組> ブラームスの勝ち
「糸を紡ぐグレートヒェン」と「永遠の愛について」という盤石の短調対決。前者が私的ベスト24から漏れていることからも明らか。
<第2組> ブラームスの勝ち
「月に寄す」「五月の夜」という「ヘルティ作詞の月夜歌合わせ」前者は比較的マイナーながら肉薄。意外な僅差。
<第3組> シューベルトの勝ち
「連祷」「サッフォーの頌歌」 遅い4拍子どうしだが、意外な大差でシューベルト。
<第4組> 引き分け
「幸福」「セレナーデ」 順当な引き分け。
<第5組> ブラームスの勝ち
「子守歌」対決。事実上の世界一決定戦かとぞ見る。
<第6組> シューベルトの勝ち
「ます」「雨の歌」、前者はピアノ五重奏、後者はヴァイオリンソナタの引用元。引用後の作品ならブラームスの圧勝だが、引用元だとシューベルト。
<第7組> シューベルトの勝ち
「水の上で歌う」「あの娘のもとへ」最愛の短調対決。泣く泣く判定。引き分けにしないのが愛。
<第8組> 引き分け
「夕映えの中で」「エーオルスのハープに」
<第9組> 引き分け
「夜と夢」「野に一人いて」 ブラームス最愛の歌曲とがっぷり四つに組んで引き分けるとは!
<第10組> シューベルトの勝ち
「ノルマンの歌」「領主フォンファルケンシュタイン」 思わぬ大差でシューベルト。
<第11組> シューベルトの勝ち
「シルヴィアに」「調べのように」 この勝負を心から楽しめる自分に乾杯。
<第12組> ブラームスの勝ち
「菩提樹」「日曜日」大接戦の末、ブラームスが差し切る。
ご覧の通り、シューベルト5勝、ブラームス4勝、3引き分け。前半終了時点でブラームスが3勝2敗1分けで折り返したが。案の定王者の貫禄で逆転。
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